DIREZZA CHALLENGE Lights 2022.10.2

17年目を迎えたDIREZZA CHALLENGE(DZC)。2022年は2回のイベント開催を予定している。その第1弾となるDIREZZA CHALLENGE Lights(DZC-L)が10月2日、初秋の幸田サーキットryp桐山(愛知県)で開催された。

受付はクルマに乗ったままでエントリーできるドライブスルー方式。ドライバーは車内からエントリーを行うことで密集や行列することを回避。走行前のドライバーズミーティングなどはソーシャルディスタンスを保っての実施。今年も引き続き新型コロナウイルス感染症への万全の感染対策をしての開催。

昨年の8月開催から、今年は10月に開催時期を変更。暑さもピークを過ぎた幸田サーキットは気持ちの良い快晴でイベント当日を迎えた。

2021年に初開催されたDZC-Lは、DZCのライトバージョン的な立ち位置のイベント。DZCに比べてチューニング範囲はライトに規制。排気量に捉われないクラス分けも新しい。しかも、もっとも速かったタイムだけを競うのではなく、午前と午後の2回の走行枠で、それぞれの速かった方からベストラップ3周の平均値で競う方式。

これがDZC-Lights。別名「通勤快速GP」なのだ。

一発タイムだけではなく、安定して速いタイムを出せなければ好成績を残せない。連続走行で発生する熱に強く、新品でも使い込んで摩耗が進んでも安定したグリップを発揮するDIREZZA ZⅢの性能があってこそのイベント。参加者全員が普段から使っているクルマで参加して、タイムを競える絶妙なルール設定が今の時代にピッタリの企画だと言える。

開催コースの幸田サーキットは愛知県にある人気のサーキット。1周1085mでミニサーキットに分類されるが、回り込んだコーナーや複合コーナーが連続するテクニカルなレイアウトが特徴。エンジンパワーだけではタイムを出すことが出来ない。ハンドリングの良さとドライビングスキルのどちらも欠かせない総合力が問われるコースだ。

1セッションの走行時間は15分間。連続アタックして12~13周程度が目安。DZC-Lに参加するライトチューンなクルマならずとも、セッション中にエンジンやブレーキを冷やすクーリング走行が欠かせない。数周ごとに1Lapペースダウンして、クルマを冷やすことになると実質タイムアタックできるのは7~8周。そのうちの3Lapの平均値で競うことになるので、失敗を最小限にまとめ上げる必要がある。

納得の行くタイムを出すには、前のクルマに引っかからない「クリアラップ」が欠かせない。どのタイミングでアタックを掛け、3周の好タイムを記録するか。同じ枠のライバルとの駆け引きや、譲り合い、互いの呼吸なども勝負の明暗を左右する重要な要素なのだ。

今回は新たなDZC-Lのルールとして、F1GPやスーパーGTなどのレースと同様に極端にエンセキをカットして走る走路外走行はNG。コースサイドに置かれたパイロンを倒したらベストタイム抹消+その走行枠が1分短縮という厳しいペナルティが設定された。パイロンを倒してしまうと同じ枠のライバルにも迷惑を掛けてしまう。正確なコントロールが求められるのだ。

大会ダイジェストムービー

Class 1

クラス1は17台がエントリー。残念ながら走行前車検不合格で1台が賞典外となり、16台で競われることになった。過半数を締めるのは9台のND型ロードスター。そこにMR-Sが2台。デミオとフィット、ヴィッツ、アクアが1台ずつ、そしてスズキ唯一のFRスポーツ カプチーノもエントリーしている。昨年のこのクラスの覇者である伊藤(益)NDに挑むのは、過去ディレチャレで優勝経験を持つ清水MR-Sと、昨年は若葉マーク付きで健闘した大境MR-S。軽量クラスのフットワークを活かした熾烈なバトルが注目のクラスだ。

セッション1

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予定通りにセッション1の走行が開始。練習走行のリザルトを踏まえてA/Bクラスに分かれて走行。晴天の幸田サーキットは最高気温30℃となる予報だが、この時点ではまだ25~26℃といったところ。タイヤには比較的優しい条件となり、好タイムが期待できるコンディション。

Bグループからの走行で、早速トップタイムを出したのは海老カプチーノ。50秒597でトップに立つ。続いて高市NDも50秒380とリザルトを塗り替える。海老カプチーノはその後も50秒523、50秒553、50秒583と0.1秒以内にタイムをまとめてくる凄技を披露。大井競技長も「パワーの落ちやすいターボ車で安定したタイム」と驚くほどだが高市NDには僅かに届かない。3番手はS2000で走っていたがしばらくお休みしてNDで復活した四国から参加の森實ND。コンパクトFF勢は、クラス1 FF最速を目指す中島デミオが50秒766をマーク。エアクリーナーボックスにDIYで遮熱シートを貼り、少しでもパワーアップを狙うが新品タイヤが間に合わず目標の48秒台までは厳しいか。中村FITはベストタイム50秒6の更新を狙うが、51秒129がベストタイム。小木ヴィッツはタイムアタックイベントに初エントリー。目標の53秒5までは届かず、ベストは54秒551。フルノーマルで参加の石原アクア。エコカー乗りの希望を背負って練習に通ったという成果で55秒363をマークしている。賞典外となってしまったが合田ZC32Sも52秒923と好タイムをマーク。結果、Bグループ走行終了時点でのトップタイムは、50秒523を叩き出した海老カプチーノ。しかし3Lapの平均では50秒507で高市ND。2番手の海老カプチーノとのタイム差はたったの0.046秒だった。

続いてAグループがコースインすると、昨年4位だったRyuNDが49秒175の好タイムでトップに立つ。舟木NDには負けないことが目標というRyuNDだが、達成なるか。舟木NDが49秒074を叩き出しトップタイムを更新。昨年2位の実績はさすがだ。若葉マークが取れて運転2年目になったという大境MR-Sは49秒429と健闘し3番手。ND勢で最上位を狙う藤井NDも49秒743と続く。今回のために5kg本人が減量したという効果は結果に現れるのだろうか。ここで清水MR-Sがベストタイムを更新。計測5Lap目で49秒195を出してきた。昨年優勝の伊藤(益)NDは49秒460から、49秒545とタイムを揃えてきている。清水はグイグイペースを上げてきて49秒122を計測9Lap目でマーク。平均タイムを押し上げて来ている。藤田NDはアフターパーツのサスペンションメーカーのエンジニア。自らセッティングしたサスでアタックし、ベストは49秒925と50秒切り。計測11Lap目でも50秒353と踏ん張る。しかし、「Lightsのレギュレーション最大幅の225サイズを履いてきたが、逆にタイムダウン。やっぱりバランスが大事ですね」と本人的には不本意なタイムだったようだ。今年52回の練習走行に通ったという堀尾NDは自己ベストの48秒7を更新すべく周回。高い気温の中では好タイムと言える49秒429をマーク。しかしトップタイムは舟木NDの49秒084! 3Lapの平均タイムでは49秒149でまとめた清水MR-Sが0.036秒上回りセッション1をトップで終えた。

セッション2

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気温がさらに上がった13時15分に走行が開始されたセッション2。Bグループは森實NDが51秒186でまずはトップタイムをマーク。しかし、すぐに海老カプチーノが50秒991と更新。するとすぐに森實NDも50秒679でトップを取り返す。序盤から激しいタイム出しが行われている。高市NDは50秒639と計測2Lap目から好調の滑り出しだ。小木ヴィッツは計測2Lap目で55秒488。負けじと石原アクアは計測1Lap目、55秒419でヴィッツの上へ。森實NDは計測4Lap目で50秒702をマークして、タイムをまとめてきている。高市NDも50.597でさらにベスト更新。合田ZC32Sは計測3Lap目の53秒681がここまでのベストタイム。中村フィットは51秒457とセッション1に比べてやや苦戦。気温の高さが響いているようだ。小木ヴィッツは計測9Lap目で55秒274にタイムアップ。走行後半になってもグリップが落ちないDIREZZA ZⅢならではと言えるベスト更新合戦! Bグループ走行終了時点でトップは高市ND。

そしてAグループ。計測1Lap目から清水MR-Sが49秒289の好タイムをマーク。このまま午前に続いて逃げ切るのか。負けられない舟木NDは49秒369から49秒392と極めてハイレベルでタイムをまとめてきている。大境MR-Sも49秒718から49秒898とタイムを安定させてくるが、もうひと伸びがほしいところ。RyuNDは49秒758で4番手。午前の49秒175に比べるとやや苦戦中。伊藤(浩)NDは伊藤(益)NDの背後をマークしてタイムを伸ばす作戦だが、49秒967とやや及ばず。結果、セッション2でもトップタイムは舟木NDで49秒234。2番手は清水MR-Sの49秒289。しかしセッション2では平均タイムも船木NDが清水MR-Sに0.013秒勝る49秒332をマークしてトップに立った! 
そして、セッション1と2の平均タイムでは・・・清水MR-Sが49秒247、舟木NDが49秒259という僅差で清水MR-Sが優勝! 2位が船木ND、3位大境MR-S(49秒516)、4位RyuND(49秒627)、5位伊藤(益)ND(49秒664)、6位堀尾ND(49秒739)という結果となった。

 

Class 1 総合結果

 

Class 2

クラス2は17台がエントリー。86/BRZが12台。NC型ロードスターが2台、ロードスターRFが1台、アルテッツァが1台、MR2が1台というクラス構成。川口MR2は残念ながら車検で賞典外扱いとなり、16台で競われることになった。注目はDZCでも強豪として知られるディフェンディングチャンピオン前川BRZにどうライバル達が挑むか。ほぼ86/BRZだが、NDロードスターの2.0LモデルであるロードスターRFは、トルクの太さと軽さを武器にジムカーナで活躍している注目の存在。NC型ロードスターもミニサーキットの速さでは負けていない。ミドシップのMR2は強烈なトラクションが武器。

セッション1

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まずはBグループからの走行。計測1Lap目からいきなり井上NCが49秒台に突入。49秒929でトップに立つ。他車はまだ様子見なのかややペースをセーブ。石塚BRZは計測5Lap目で52秒772、計測7Lap目で52秒956を記録。石塚はたまたまDIREZZA ZⅢを使っていたのでエントリーしてみたということで幸田サーキットも初走行とのことだが健闘。水山アルテッツァは父がWRX STIで参戦。親子でのエントリーを果たしたが、今回の目標タイムとして設定していた51秒台をマークしたと思ったらパイロン転倒!! 夢の51秒台は幻となって抹消。同グループの走行時間1分短縮のペナルティが課せられた。

86/BRZでは少数派の18インチを装着していた古田86は、235/40R18を使いこなして計測10Lap目で51秒655とベストを更新。斑目NCも計測11Lap目で50秒814。ベストは50秒726と後半でも遜色ないタイムを叩き出すのは215/40R17という細めのタイヤだからこそできることか!? 千田BRZも計測11Lap目に52秒900とベストを更新。賞典外ではあるが川口MR2はミッドシップらしく、前後異なるフロント205/50R16 リア225/45R16を使う。計測12周目でセカンドベストの52秒968をマークし健闘。

Aグループがコースインすると丹羽86がいきなり49秒427をマーク。235/40R17のUSEDタイヤでいきなり好タイムを叩き出す。注目の前川BRZは49秒449とほぼ同タイムで食い下がる。こちらは235/40R18の新品タイヤなので前半勝負か。宝井BRZも負けじと49秒788と続いていく。坂田BRZも計測2Lap目で49秒920と続く。松永RFは205/40R17と細めのサイズをチョイスして計測10Lap目で49秒487と上位に食い込んでくる。と、ここで坂田BRZがパイロンタッチしたことで49秒920のベストタイムは幻に。同時に走行時間も短縮され、フライングDマークが掲示される。それでも平井BRZが計測12Lap目で50秒765とベストに肉薄したタイムを記録。平野86は86/BRZ勢で唯一のAT。しかもノーマルサイズの215/45R17でUSEDタイヤと不利な条件ながら51秒954と健闘。佐々木86は86/BRZ勢では唯一となる前後異なるサイズのフロント225/40R17   リア235/40R17を装着。49秒861をベストとして平均でも50秒095で5位に食い込んできた。竹田86は50秒241から50秒300と安定したタイムを連発。小寺86も50秒907、50秒910とタイムを揃えて順位をアップ。それでも最終ラップに前川BRZが49秒027でトップタイムを出し、平均タイムでも49秒171と2番手の丹羽86にコンマ3秒以上の差をつけるトップでセッション1を終えた。

セッション2

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Bグループでは、斑目NCがマシントラブルでリタイヤとなってしまい離脱。井上NCが早速コースイン直後のアタックで50秒325をマーク。平野86は気温の上がった午後ながら、午前のタイムを抜く52秒043を出してきた。86のAT車としてはなかなかの好タイムと言える。水山アルテッツァはセッション1でのパイロンタッチによるベストタイム抹消を挽回するべく猛アタック。気温は上昇しコンディションは悪化していたと思われるが、51秒975のベストタイムをマーク! 古田86が53秒224、石塚BRZが52秒463、千田BRZが52秒067と52秒台のバトルも僅差で行われている。結果、井上NCがBグループトップの50秒286を記録。平均タイムでも50秒336をマークしてBグループのトップに立った。

Aグループがコースインすると、丹羽86がいきなりパイロンにタッチ。セッション走行時間の1分短縮が決定となる。同時にもちろん丹羽86のベストタイムも抹消になる。その後、松永RFが49秒695をマークしトップに立つ。丹羽86も49秒台に入れてくるがベストタイムは抹消なので、勝つには好タイムを4本揃える必要がある。と、ここで前川BRZが49秒381でトップに立つ。丹羽86も49秒414と2番手に食い込む。さらにここでパイロンが移動しているとの情報があり、パトロールビデオ確認によって平井BRZのパイロンタッチが判明。平井BRZのベストタイムが抹消されることに。そして後半、前川BRZは49秒161とさらにタイムを伸ばしてくる。丹羽86も49秒470と49秒595と好タイムをマークするが、サードベストが49秒951と3本が揃えられない。対する松永RFはベストタイムこそ49秒473と丹羽86に劣るが、セカンドベスト、サードベストを49秒545、49秒555と揃えてきたため平均タイムで上回り2番手に浮上!

結果、横綱相撲とも言える前川BRZが49秒228(平均)でセッション2のトップに! トータルの平均でも49秒171と一段上の速さを見せつけて大会2連覇! 2位にはセッション2の結果で丹羽86を逆転した松永RF。丹羽86はセッション2のパイロンタッチが響き3位。4位には宝井BRZ(49秒932)、5位には佐々木86(50秒095)、6位には坂田BRZ(50秒210)となった。

Class 2 総合結果

 

Class 3

バラエティに富んだ車種が楽しい19台がエントリーしたクラス3。19台の内訳は、ZC33Sスイフトスポーツが6台。シビックタイプRのFD2型が3台、FN2型が1台。DC5型インテグラタイプRもいるが、去年2台エントリーしていたS2000のエントリーは無し。そして2.4LとなったGR86が2台に新型BRZが1台。更にゴルフ7、コルト・ラリーアート、NAエンジンを搭載するエリーゼ、マツダスピード・ファミリア、そしてNA1型のNSXまでみんなクラス3。大井競技長的には、「クラス3は、ZC33型スイフトスポーツとHONDA V-TEC勢がメインのクラスとして考えたクラス。DZC-Lでは排気量ではなくエントラントがやる気になるグループとしている」とのこと。ミニサーキットでの勝負ともなると上位を占めるのは軽くてパワフルなスイフトスポーツ勢と思われるが、ほぼ同じパッケージのコルトラリーアートにも注目。GR86&新型BRZは低中速トルクが太くなり戦闘力アップ。さあ、勝負の行方は如何に!

セッション1

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Bグループ走行開始直後、杉浦DC5がいきなり49秒784の好タイムをマーク。目標の49秒5までは僅か。3日前にシェイクダウンしたばかりだという兼松BRZは50秒155から50秒261とタイムを揃えるが直後に1コーナーでスピン! ノーダメージで復帰してさらなるタイムアップを狙う。山本FD2がここで50秒640と計測4Lap目でベストタイムを更新。目標の3位までにはさらなるタイムを叩き出したいところだ。岩田FN2は3月に交通事故に遭い、4月に胆石を患い8月までクルマに乗れなかったという苦難を乗り越え50秒164をマーク。昨年15位、今年は12位を目標として走る。斎藤エリーゼも計測1Lap目の50秒416から50秒679とまとめる。初参加、幸田での練習1回で、非力と言われるローバーエンジンだが奮闘。目標の49秒5まではあと約1秒。田中FD2も走行後半の計測9周目で54秒717とベストを更新。この世に209台しか存在しないという限定車のマツダスピード・ファミリアで参戦の田口は、52秒506で自己ベストを更新。正木GR86はアライメント調整とパッド交換のみというミニマムチューニングながら50秒473をマーク。そのあとも50秒474、50秒485と安定したタイムを出せるのはさすがDIREZZA ZⅢのタフさがなせる技。計測12周目で内田ZC33Sが51秒275とベスト更新。足回りとLSDだけというノーマルに近い仕様で速さを見せる。Bグループは兼松BRZの49秒633がトップ。平均タイムでも49秒961でBグループではトップに。

Aグループでは、DZCではS2000で常連だった梅野選手がZC33Sを駆り48秒162という速さでいきなりトップに立つ。武笠NSXも48秒337と食い下がる。最新FFスポーツとレジェンド級ミッドシップスポーツが熱いタイムバトルを魅せるのがDZC-Lの魅力。前田ゴルフ7はサス、パッド、ECUのみというライトチューンだが、48秒849をマーク。進化する70代である尾崎ZC33Sも74歳とは思えない熱い走りを今年も披露して49秒061、49秒235と好タイムを連発! 二宮ZC33Sは計測3Lap目に49秒291。幸田は10回ほど練習に通ったというが目標まではまだ達しない。園田コルトはフロント225/45R16 リア195/45R16というセットで49秒466を記録。タイヤプロショップアリーナの店長でもある鴨居GR86は49秒551とライトチューンながらGR86/BRZ勢のトップタイムをマーク! 清水FD2は49秒586を計測5Lap目でマーク。48秒台が目標だが、やや届かない。それでも目標の6位は見えてきたか。澤田ZC33Sは48秒701でクラス優勝を狙うが、セカンドベスト、サードベストが49秒069、49秒084とやや苦戦。初参加、初コースという外岡ZC33Sだったが、48秒694を筆頭に48秒台を連発してアベレージタイムで3位に食い込む。トップは武笠NSXで平均48秒349。2位は梅野ZC33Sの平均48秒360。3位は外岡ZC33Sで平均48秒818。トップ争いは武笠NSXと梅野ZC33Sの一騎打ちとなりそうな雰囲気。

セッション2

レポートを読む

Bグループは走行開始直後、いきなり兼松BRZがパイロンタッチ。それによって1分間の走行時間短縮と兼松BRZのベストタイム抹消。倒れたパイロンがエンセキの上に出ているかもしれないということで赤旗走行中断。実際はコース上には出ていなかったのですぐに走行は再開され、斎藤エリーゼが50.281とベストタイムを更新。グループ2番手につける。岩田FN2は計測7Lap目に50秒250をマーク。山本FD2も計測6Lap目で50秒432! グループ内3位タイムを出してくる。田口ファミリアは52秒866がベスト。田中FD2も計測9Lap目に55秒762をマークし奮闘している。ここで再びパイロンが倒れていることが判明。杉浦DC5がタッチしてしまったことがわかり、ベストラップ末梢となってしまった。結果、このグループでは斎藤エリーゼ、岩田FN2、正木GR86がトップ3となった。

Aグループは午後の走行も梅野ZC33を先頭にアタックに入った。ファーストアタックで48秒716をマーク。しかし武笠NSXが48秒499をマークしてトップに。しかしすぐに梅野ZC33Sが48秒402と更にタイム更新。そこに澤田ZC33Sが48秒688と食い下がる。二宮ZC33Sも49秒032で続く。外岡ZC33Sは49秒242から48秒404で2番手にアップしてきている。梅野ZC33Sが計測4Lap目で48秒359にタイムを更新して再びトップに立った。鴨居GR86は49秒712から49秒632とタイムをまとめGR86/BRZ勢トップを狙う。尾崎ZC33Sは48秒679をマークして久しぶりの上位入賞なるか。前田ゴルフ7は暑さのせいか49秒598と苦戦。園田コルトが計測7Lap目で49秒409とベスト更新! 武笠NSXはベストが48秒445。梅野ZC33Sは48秒359。その差はコンマ1秒も無い。しかし、セッション1では0.011秒差で武笠NSXがトップ。まだ分からない! 計測13Lap目、武笠NSXは48秒627を出すがサードベストまでの更新はならず。セッション2平均タイムは48秒494。セッション1との合計平均タイムは48秒442。対する梅野ZC33Sはセッション1で48秒360の2番手だったが、セッション2では平均48秒420でまとめトップ! 両セッションの平均は48秒390。対する武笠NSXは48秒422。0.032秒差で梅野ZC33Sの逆転優勝となった。

Class 3 総合結果

 

Class 4

クラス4はランエボ、WRX、そしてGRヤリスなど4WDターボがメインのクラスだが、クラス2にもクラス3にも入らないミッドシップスポーツなども競技長の裁量で編入させているクラス。今回のエントリーは、WRX系が4台。GRヤリスが3台。世界最強の2Lターボエンジンを搭載するAMG A45もエントリーしている。そして2WD勢は、過給器付きのエキシージ&エリーゼが3台。ケイマンはGT4とSが1台ずつ。2021年の大会を制したアルピーヌA110Sという合計14台がエントリー。注目は熟成が進んだGRヤリスがどれだけの速さを見せるのかということ。このクラスでは王道のWRXはどこまで食い下がるか。また、各サーキットで速さを見せているアルピーヌA110Sが速さを見せるのか。ドライバーでは三浦エキシージや2021年の大会で準優勝を果たした水山WRXなどDZCの常連組も多く、誰が勝っても不思議ではない状況だ。

セッション1

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Bグループがコースインすると、まず鈴木エキシージがアタック。48秒022でトップに立つが過去ベストタイムは46秒7。目標は46秒5とまだまだ伸び代はありそう。山本ケイマンGT4も計測1Lap目から48秒542マーク。目標の47秒6にはまだ届かない。永原GVBも48秒575で続く。昨年参加できなかった想いをここで晴らせるのか。新規投入したエンドレス製キャリパーの効果は如何に。幸田サーキット内でのBBQキャンプに参加して、周回はしていないがコースを知り尽くしたという隅エリーゼは48秒410をマークしてこの時点で2位。槇垰A45は計測3Lap目で50秒156とベストを更新。目標は48秒台とさらに絞り出したいところ。計測4Lap目、鈴木エキシージは47秒798とベストタイムを更新しトップをキープ。東郷GRヤリスも49秒253とベスト更新。楽しく自分の実力を確認したいという田谷ケイマンSは、計測3Lap目で48秒574を叩き出し目標を達成! Bグループでは平均タイムで隅エリーゼが47秒967、鈴木エキシージが48秒001、永原GVBが48秒272。以上がトップ3となった。

続いてコースインしたAグループでは、浅田GRヤリスが47秒104をマークしてトップ! 快適性重視で吸排気はノーマルというが驚きの速さだ。2021年の大会で準優勝を果たし優勝を狙っている水山VABは、果敢な走りでアタックを繰り返しているがベストは47秒574。対する渡邊A110Sは47秒434から47秒502と着々と好タイムを並べている。三浦エキシージは47秒512がここまでのベストで、計測3Lap目で47秒571とタイムを並べてきている。さすがDZCの常連アタッカーとも言える走りだ。こちらもDZCの常連。S2000では無敵とも言える連勝優勝経験を持つ可児がGRヤリスにスイッチして参戦。まだチューニング途上と言える状態だが47秒636とベストタイムを叩き出した。2021年の大会で3位表彰台に立った内藤GRBは計測5Lap目で47秒581をマークし上位に食い込んで来た。中山VABも計測5Lap目で47秒765。家族で唯一のクルマなので無事完走することが第一目標と言いながら好タイムをマーク。フライングDマーク掲示を前にして上位陣は既にピットイン。ハイスピードなクラス4ならではと言える光景。結果、47秒222という平均タイムで浅田GRヤリスがトップ。2番手に47秒467で渡邊A110Sが。3番手には47秒524で三浦エキシージ。GRヤリス/A110S/エキシージという4WDにMRが挑むという構図となった。

セッション2

レポートを読む

最終走行枠となるクラス4のBグループ走行はかなり気温も上がっている状態でスタート。まずは田谷ケイマンSを鈴木エキシージがピッタリとマーク。コバンザメ作戦でタイムアップを狙っている模様。その作戦通り鈴木エキシージがまず48秒487でトップ。次に山本ケイマンGT4が48秒538で続く。まんまとスリップストリームを使われてしまったか!? その後、鈴木エキシージが47秒896とベストと大きくタイム更新。永原GVBも48秒453と続く。東郷GRヤリスは49秒523とタイムを上げてくる、横峠A45は計測4周目で50秒606とベスト更新。隅エリーゼも計測5周目で47秒923と47秒台に入れてきた。永原GVBも48秒115と更新。鈴木エキシージも47秒949と47秒を揃え始めた。更に隅エリーゼも47秒911とタイム更新。Bグループは隅エリーゼがトップ。続いて鈴木エキシージ、永原GVBとセッション1と同様の順当な結果。

さあ、いよいよ最後の最後。クラス4のAグループがコースインする頃には気温が上がってコース内の風も強くなってきた。コーススタッフの話では強風が吹くとタイムの安定度にも関係するという。そんなコンディションの中、セッション1でトップタイムをマークした浅田GRヤリスが計測1Lap目でサクッと47秒260をマーク。2番手には可児GRヤリスが47秒747で続く。渡邊A110Sはまだ本調子ではないのか48秒045。昨年2位の水山VABは47秒322と一気に上位に。セッション1のベストが47秒574だっただけに何かを掴んだのかもしれない。その直後、三浦エキシージが47秒188のトップタイムをマーク! セッション1で3位だったが挽回なるか。内藤GRBも47秒716でこの時点で5番手タイムに入ってくる。中山VABも47秒825で47秒台に入れてきた。それでも7位というハイレベルさ。三浦エキシージは計測5Lap目で47秒130をマークし自らトップタイムを更新。内藤GRBも負けじと47秒332と計測5Lap目でタイムを伸ばす。渡邊A110Sが計測7Lap目で47秒191をマーク。三浦エキシージのベストタイムに0.061秒差まで肉薄。浅田GRヤリスも47秒412とベストに近いタイムを出すが更新ならずチェッカーフラッグが振られた。セッション2は三浦エキシージが平均47秒160で1位。2位は浅田GRヤリスで47秒267。3位には47秒380を叩き出した内藤GRB。渡邊A110Sは47秒454で4番手に終わった。しかしトータルタイムでは、セッション1での速さが貯金となり、総合結果では47秒222で浅田GRヤリスが優勝! 2位には47秒342で三浦エキシージ。3位には渡邊A110Sで47秒461。4位は内藤GRBで47秒475。5位には47秒618で水山VAB。6位には47秒833をマークした可児GRヤリスが入った。

Class 4 総合結果

 

DEFI賞(大井競技長賞)平野圭介選手

 

TRS賞(熊倉車検委員長賞)石原美由紀選手

 

KAAS賞 藤井啓太選手

 

Weds賞(じゃんけん大会)山本佳典選手

 

ダンロップ賞(じゃんけん大会)佐々木喜庸史選手

 

ダンロップ賞 佐々木喜庸史選手

熊倉車検委員長のコメント

皆さんお疲れ様でした。今年も皆さんの走りを楽しませて頂きました。これからも技術委員長として、より多くの皆さんがこのイベントに参加出来るように、勝負を楽しめるように車輌レギュレーションを完成させていきますのでよろしくお願いします。参加者の皆さんも通勤快速GPの趣旨を忘れず、これからも長く続けることが出来るチューニングでモータースポーツを楽しんで下さい。

大井競技長のコメント

皆さんお疲れさまでした。ちょっと暑くはなりましたが天候に恵まれ、絶好のイベント日和となりました。これからの時代、ライトなチューニングでサーキット走行を、そしてシビアな勝負を楽しむことが出来るモータースポーツイベントが求められているに違いないと企画した通勤快速GP「DIREZZA CHALLENGE Lights」楽しんでいただけましたか?2021年、そして今回の結果を踏まえ、より勝負が楽しめるレギュレーション、クラス分けを考えていきますので、これからも一緒にサーキット走行を楽しみましょう!

協賛各社

 

DIREZZA ZⅢ インプレッションムービー


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