DIREZZA CHALLENGE 2018 2018.10.7

ダンロップが空気入りタイヤを実用化して130周年となった今年、DIREZZA CHALLENGE(以下DZC)の開催は13年目を迎えた。今年は、サーキット未経験の初心者からタイムアタッカーまでが楽しめるレッスン型走行会 DIREZZA DAY という企画をスタート。北は福島県のLINKサーキット、西はTSタカタサーキットという全国規模で5回開催。その代わりと言ってはなんだが、DZCは一発勝負という新しい試み。
勝負が行われたのは、10月7日、美浜サーキット。台風の影響が心配されたが、当日は見事な秋晴れのパドックに62台が集まった。
競技方式はDZCお馴染みの変則ノックアウト方式。伊勢湾の向こう岸にある鈴鹿サーキットではこの日、F1日本GPが開催されていたが、F1GPのノックアウト方式は、Q1、Q2と容赦なくタイムの遅いマシンを切っていく。しかし、DZCでは、セッション1で上位のマシンをセッション3へシード。シード選手を省くドライバーでセッション2を走り、上位がセッション3へ進出。セッション3で勝負が決まる! 下位の選手でも2回はアタック出来る方式。トップを狙う選手の中には、セッション1のシード枠に入らず、セッション2からの勝ち上がりを狙う作戦を採るなど、それぞれの戦い方が出来る面白さがあるDZC自慢の競技方法だ。

Class 1

クラス1の参加台数は、募集枠 + 2台の18台。車種の内訳は、シビックタイプR(FD2、EP3、EK9)が7台、インテグラタイプR(DC5、DC2)が3台、そしてEF8型CR-XにBB4型プレリュードとV-TEC勢が12台と相変わらず幅を利かせているが、ロータス・エキシージ、MR-S、EP82型スターレット、ND型ロードスター、AE111型レビン、そして最新型のZC33型スイフトスポーツと、今年もこのクラスの車種バリエーションは多彩。興味深い戦いとなった。

セッション1

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このセッションで5位までに入れば、セッション3へのシード権が得られるというセッション1。台風一過で気温が上昇するという予報から考えれば、さっさと勝ち抜けてマシンを温存したいところだが、前日には雨が降っている路面。セッション2で路面コンディションの変化を確認してセッション3に挑むという作戦もアリだ。
このセッションでトップタイムをマークしたのは、牧田DC5。2017年のDZCでは日光ラウンドとタカスラウンドを制したディレッツァマイスターだが、この美浜は5位。リベンジを誓った気合いが感じられるリザルトだ。しかし、2番手に付ける安藤FD2との差はたったの0.095秒差。しかも安藤FD2は計測1Lapでアタックを切り上げてこのタイム。マシン温存だけでなく、牧田DC5へ大きなプレッシャーを与えることにもなったに違いない。そして3番手はタイムアタックマシンとしては少数派のEP3型シビックで参戦の西坂選手。4番手は長谷川エクシージ。シード枠最後の5番手は計測3Lap目に45秒979をマークしていた廣畑EK9でキマリだと思われたが、計測9Lap目に杉本FD2が45秒977をマーク! 1000分の2秒差で杉本FD2がシード権を獲得した。

セッション2

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セッション1でシード権を獲得した5台を省く、6位から18位までの13台でセッション3進出を競うセッション2。まずはセッション1の12位から18位までの7台がコースイン。ここでトップタイムをマークしたのは和賀登CR-X。この時点で2番手に付ける茂利EP82に4秒以上の差を付けるブッチギリタイム。セッション1では計測1Lapのみで、タイムは57秒324。マシントラブルが心配されたが、このセッションでも3Lap目に45秒台をマークしてすぐにピットイン。どうやらマシン温存作戦だったようだ。セッション後半では、石井FD2、磯野FD2、廣畑EK9が次々にベストタイムを更新! 和賀登CR-Xにコンマ差まで迫るがそこまで。
続いてセッション1の上位、Bグループがコースイン。計測1Lapからアタックを掛けてきたのは石井FD2。このFD2はRRと呼ばれる無限チューンのスペシャルモデルで、タイヤ以外は全くのオリジナルだが、その状態で47秒309はなかなかの好タイム。続いて紅一点の岩田DC2が2番手に上がるが、直後に磯野FD2がトップタイムをマーク! 結局、トップ通過は和賀登CR-X。2番手には廣畑EK9。3番手には磯野FD2。4番手には清水FD2。5番手には岩田DC2が入りセッション3進出を果たした。
今回初登場となった新型スイフトスポーツはトップに4.5秒差を付けられる10番手。しかし、パーツの装着が間に合わずドノーマルにタイヤだけを交換した状態と考えれば充分に善戦したと言えるのかもしれない。

セッション3

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セッション1でシード権を獲得した5台と、セッション2を勝ち上がった5台の計10台がコースインするセッション3。まずはシード選手からタイムの速い順にコースイン。アタックに入った!
全車が計測1Lapを終えた時点で、トップは和賀登CR-X! タイムは45秒558。2番手には45秒859で安藤FD2。3番手には0.071秒差で牧田DC5。この3台が45秒台。4番手には46秒273で西坂EP3。しかし、その0.019秒後方には廣畑EK9。更に0.004秒差で磯野FD2が。その0.012秒差で杉本FD2。7番手までがいつでも逆転可能な大接戦!
計測3Lap目には牧田DC5がトップに対し0.022秒差に迫る45秒580をマーク! 安藤FD2、そして西坂EP3も45秒台に入れ続くが時間切れ。和賀登CR-X、牧田DC5、安藤FD2という3台が表彰台。しかし、再車検で和賀登CR-Xに触媒が装着されていなかったという車両違反が発覚。残念ながら失格という裁定。
結果、マキタスピードIDI速心DC5を駆る牧田祐輔選手がリベンジを果たし優勝! 2番手にはRz-Factory FD2の安藤広真選手。そして3番手には、ストラダーレEP3の西坂亮太選手が嬉しい初の表彰台をGETした!

Class 1 総合結果

順位 ドライバー エントリー車名 型式 エリア タイム
練習走行 セッション1 セッション2 セッション3 Gap
1 牧田 祐輔 マキタスピードIDI速心DC5 DC5 静岡県 45.117 45.444 シード 45.514
2 安藤 広真 Rz-factory FD2 FD2 愛知県 45.288 45.539 45.704 0.190
3 西坂 亮太 ストラダーレ EP3 EP3 愛知県 46.083 45.858 45.963 0.259
4 杉本 達至 ストラダーレ FD2 FD2 岐阜県 45.702 45.977 46.131 0.168
5 廣畑 旭嶺 GarageCronosストラダーレEK9 EK9 愛知県 46.043 45.979 46.154 46.202 0.071
6 磯野 雄太 ストラダーレFD2 FD2 愛知県 45.534 46.055 46.447 46.296 0.094
7 長谷川 正 S1エク 111 愛知県 46.236 45.866 シード 46.368 0.072
8 清水 貴史 FD2@teAM TRY FD2 愛知県 46.737 46.993 46.67 46.959 0.591
9 岩田 亜沙子 suemazda カナテグラ DC2 DC2 愛知県 46.825 47.280 47.233 47.733 0.774
10 石井 宏尚 Suemazda FD2 DC2 愛知県 計測出来ず 46.935 47.26
11 藤堂 之布 ナイトー自販MR-S ZZW30 広島県 47.528 47.270 47.272
12 茂利 大輔 ゼロ円スターレット EP82 広島県 49.740 49.693 49.646
13 安本 悠人 ムラクモレーシングロードスター ND5 静岡県 49.461 49.227 49.763
14 加茂 新 REVSPEED加茂ZC33S ZC33S 神奈川県 49.964 50.038 50.118
15 崎田 健二 J01R AE111 AE111 滋賀県 51.519 50.731 50.771
16 山本 訓生 プレ1&3号 BB4 愛知県 51.281 51.666 52.238
17 山本 拓 シビックtype R FD2 FD2 石川県 47.765 DNS
和賀登 基文 Rz-Factory&Suemazda CR-X EF8 愛知県 1:01.211 57.324 45.582 45.464

*和賀登選手のCR-Xは再車検で触媒が装着されていないことが確認されたため失格とした。

 

Class 2

クラス2は今年もS2000が半数を占めたが、トヨタ86が5台。NC型ロードスターが2台、33型フェアレディZが1台という定員ピッタリの16台がエントリー。S2000以外の車種でエントリーしているドライバーは1台でもS2000をやっつけてやりたい! と考えているに違いないが、S2000はS2000で2.4Lエンジン搭載車に一矢報いたい! と考えているドライバーもいるようだ。
興味深かったのはタイヤサイズ。去年のこの大会を制した可児AP1は295/30R18をチョイスしているのに対し、河合AP1は285/30R18をチョイス。しかし、それ以外のS2000勢は265/35R18を装着している。もちろん、285や295を装着するためにはフェンダーの改造が必要になるという問題もあるが、外径が大きいのは265/35R18。タイトコーナーの多い美浜ではギヤ比が重要。その辺をタイヤサイズで調整している可能性もある。
というS2000勢に対し、ロードスターの2台は対照的。三好NCは225/45R16、宮田NCは205/50R16。いろいろな目論見、いろいろなアプローチが見え隠れするクラス2。非常に興味深い!

セッション1

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クラス2は、5位までに与えられるシード権獲得を目指し壮絶なバトルとなった。セッション開始早々、計測1Lap目のアタックで前川AP1が45秒933という好タイムをマーク。計測2Lap目に内藤AP1が45秒台に入れてくるが、0.063秒届かず2番手。しかし、直後に宮地AP1改が45秒830をマークしてトップに立つ。計測3Lap目、今度は河合AP1が45秒806をマークし、宮地AP1改に0.024秒差を付けてトップ。計測4Lap目、前川AP1が45秒726を叩き出し、再びトップに! しかし、トップと5位のギャップが0.2秒以下。ちょっとしたタイムアップでイッキに順位が入れ替わる状態だ。
そして計測6Lap目、今度は内藤AP1が渾身のアタックをキメ45秒476! 2番手を0.250秒以上引き離すトップタイムをマーク。こうなると注目はシード権争奪の5番手争い。計測7Lap目、可児AP1が45秒883をマークして5番手に浮上! そして計測10Lap目には更にベストを更新して45秒523! 内藤AP1に0.047秒差と迫る2番手に浮上。河合AP1も最終ラップでベストを更新! 45秒676をマークして3番手に浮上。ここでチェッカー。トップ通過は内藤AP1。2番手に可児AP1。3番手河合AP1。4番手宮地AP1改。5番手に前川AP1が入った。
結果、8台のS2000勢が上位を占める形となったが、9番手に入ったのは宮田NC。トップからは1秒以上離されてしまったものの、16インチの205で9番手、S2000以外のトップというのは立派なリザルトだ。

セッション2

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そしてセッション2。ここで上位5台までに入らないと敗退。
Aグループの走行が終わった時点でトップは谷口86。タイムは47秒460。2番手にはコンマ1秒差で鈴木86と続いているが、Bグループが走り出すとあっという間に上位のゼッケンが塗り替えられてしまった。ここで45秒台に入れてきたのは、加藤AP2。2番手には0.017秒差で梅野AP1改。そして46秒553をマークした宮田NCが3番手! 4番手には佐鳥AP1。5番手には加納86。以上の5台がセッション3へ進出した。

セッション3

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そして勝負のセッション3。セッション1をトップ通過した内藤AP1からタイム順。それにセッション2からの勝ち上がり組が続く形で10台がコースイン。
計測1Lap目にトップに出たのは内藤AP1。2番手は加藤AP2でその差は0.078秒。3番手には46秒349で梅野AP1改。4番手には河合AP1で46秒512。しかし、練習走行もセッション1も周回を重ねてからが本番。勝負は45秒台となるに違いない。
真っ先に45秒台に入れてきたのは、加藤AP2。タイムは45秒904。続いて今回絶好調! 練習走行もセッション1もトップタイムをマークしている内藤AP1が45秒988で2番手。そして計測5Lap目。前川AP1が45秒863を叩き出しトップに躍り出る。しかし、計測6Lap目に可児AP1が45秒774。今度は梅野45秒704! 可児AP1に0.07秒差を付けてトップに立つ。目まぐるしく順位が入れ替わる中、可児AP1はそのまま全開! 連続アタックで計測7Lap目に45秒619をマークして再びトップに! 可児AP1、梅野AP1改、内藤AP1で表彰台が決まるかと思われたが、河合AP1が計測8Lap目に45秒669を叩き出し2番手に浮上! そのままチェッカーとなった。
優勝はマッハロッドS2000の可児敬選手。2位はストラダーレLMGT S2000の河合大作選手。2台のギャップはたったの0.05秒差だった。そして3番手は百式自動車S2000の梅野健太選手だったが、その差も0.071秒差。ちなみに、惜しくも表彰台を逃した内藤頼重選手のASナイトウSPM-S2000と梅野AP1改の差は1000分の1秒だった。このシビアさがDIREZZA CHALLENGEの魅力だ。

Class 2 総合結果

順位 ドライバー エントリー車名 型式 エリア タイム
練習走行 セッション1 セッション2 セッション3 Gap
1 可児 敬 マッハロッドS2000 AP1 千葉県 45.681 45.523 シード 45.619
2 河合 大作 ストラダーレLMGTS2000 AP1 愛知県 45.280 45.676 45.669 0.050
3 梅野 健太 百式自動車S2000 AP1改 神奈川県 45.575 46.154 46.005 45.740 0.071
4 内藤 頼重 ASナイトウSPM-S2000 AP1 広島県 45.262 45.476 シード 45.741 0.001
5 宮地 律明 S2000 AP1改 東京都 46.183 45.707 45.778 0.037
6 前川 尚司 前川自動車S2000 AP1 石川県 45.382 45.726 45.863 0.085
7 加藤 寛 ストラダーレS2000 AP2 岐阜県 45.702 45.998 45.988 45.904 0.041
8 佐鳥 隆志 ARVOU Cha.AP1 AP1 群馬県 46.045 46.649 46.679 46.581 0.677
9 宮田 剛史 JFSPEED☆ ミヤータつよし NCEC 神奈川県 46.569 46.687 46.553 46.609 0.028
10 加納 剛朗 ラック★アイリード 86 ZN6 愛知県 46.433 46.802 46.985 46.775 0.166
11 谷口 和也 ストラダーレGT86 ZN6 愛知県 47.215 47.717 47.460
12 鈴木 博司 NAVUL 86 ZN6 愛知県 47.508 47.532 47.560
13 秋本 拓自 Garage4413☆ 72☆ Z Z33 東京都 47.736 47.710 48.042
14 三好 悠太 HOOPTYロードスター NCEC 広島県 47.555 48.137 48.110
15 山屋 直輝 86Racing改 ZN6 愛知県 47.422 47.854 48.119
16 今福 瑞樹 Rz-factory86AT ZN6 愛知県 47.774 48.316 48.340

Class 3

クラス3のエントリー台数は14台。しかし、前日の練習走行で堀尾RX7がエンジンを壊してしまいリタイア。出走は13台となった。車種バリエーションは、RX7が5台、S15シルビアが4台、ロータス・エキシージ(過給器付きモデル)が2台、そしてSW20型MR2とスーパーチャーヂャー付きの86が1台ずつという内訳。
優勝候補の筆頭は2017年のDZC美浜を制した川口RX7。今回はタービンを変更してのチャレンジだが、事前のテストが出来ていないというぶっつけ本番状態。自己ベストが43秒9という内藤RX7、2017年のDZCではオープンクラスで活躍をした川上RX7も44秒1という自己ベストの持ち主。シルビア勢では中田S15の自己ベストは44秒フラット。予想以上に気温が上昇するコンディションに合わせられるかどうかが勝負のポイントとなりそうだ。

セッション1

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まずは残念なお知らせ。自己ベスト44秒4。今回のDZCでは自分のベストな走りが出来るように頑張りたい! と言っていた高柳S15が練習走行でマシントラブル発生。セッション1への出走を断念。結果、12台での勝負となった。
セッション1の走り出しから好タイムをマークしてきたのは川上RX7。0.053秒差で竹内RX7。0.172秒差で海老RX7と続く。
RX7以外の車種では、守澤S15が計測1Lap目に46秒359。中田S15は46秒391、塩出S15も46秒510と僅差の勝負。44秒台の戦いになると思われていたクラス3の勝負だが、気温の上昇が響いているのか、ハイブーストを温存しているのか、なかなかペースが上がらない。
その中で快走していたのが竹内RX7。計測3Lap目には44秒979をマーク! 1Lapクーリングを挟み、計測5Lap目には44秒661までタイムを縮め早々に走行を切り上げてパドックへ。
一方、熾烈を極めたのはシード権を賭けた5番手争い。計測3Lap目に川口RX7が45秒723をマークして4番手に。しかし、中田S15が計測5Lap目に45秒723と川口RX7と全くの同タイムをマーク! このセッションでは5位までに入っていれば問題ないのだが、計測7Lap目、守澤S15が前の2台に迫る45秒761をマーク! その差0.038秒。守澤S15が0.039秒タイムアップしたらイッキに6位から4位にジャンプアップすることになる。フライングDが提示される中、計測9Lap目に守澤S15が更にベストを更新! だが、45秒741。0.018秒届かず、竹内RX7から中田S15までの5台がシード権を獲得した。

セッション2

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7台がコースインしたセッション2。セッション3に進めるのはこの内の5台。
最初のアタックでトップに立ったのは、山口エキシージ。タイムは46秒068。惜しくもシード権を逃した守澤S15をコンマ7秒引き離す好タイム。しかし、計測3Lap目のアタックで内藤RX7が45秒729をマークしてトップに! そのままピットインしてセッション3に向けてマシンを温存する作戦のようだ。
2Lapのクーリングを挟みアタックする山口エキシージは計測1のタイムを更新出来ず。3番手の守澤S15は計測5Lap目に山口エキシージを脅かす45秒159をマーク! クーリングを2Lap走りピットへ。
コース上は4台がセッション3進出を賭けて走行している。4番手は46秒765で塩出S15。それをコンマ2秒差で三浦86が追いかける展開。計測5Lap目に塩出S15が46秒746をマークし、三浦86を引き離しに掛かるが、三浦86は46秒757をマーク! 計測7Lap目、久野MR2が46秒703をマークして4番手に浮上! 6番手に落ちてしまった三浦86だが、5番手とのギャップは立ったの0.011秒。コントロールラインを120km/hで通過すると仮定した場合、その差は約36cm。まさに鼻の差。いつ順位がひっくり返ってもおかしくない状態。というタイミングでベストを更新したのは塩出S15。46秒484をマークして再び4番手。そして鈴木エキシージも最終アタックで意地を見せ46秒749をマーク! 0.004秒差で三浦86をかわし6番手でフィニッシュ。

セッション3

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続いて開始されたセッション3。竹内RX7を先頭にコースイン。まず最初にトップに立ったのは海老RX7。45秒204は悪くないタイム。練習走行では44秒台をマークしているだけに侮れない存在。2番手は川上RX7で45秒612。3番手は竹内RX7で45秒641。しかし、竹内RX7は計測3Lap目に44秒760をマークしてトップに! 2番手に海老RX7、3番手には川上RX7と続いているが、44秒台が見えていない状態。その後、計測5Lap目に川上RX7が45秒128をマークして2番手に浮上! 川口RX7も45秒483をマークするが表彰台には届かず。結果、優勝はZENT_E RX-7の竹内大樹選手。2番手はN-one RX-7(黒)の川上貴宏選手。そして3番手にはストラダーレRX-7 の海老一輝選手が入った。

Class 3 総合結果

順位 ドライバー エントリー車名 型式 エリア タイム
練習走行 セッション1 セッション2 セッション3 Gap
1 竹内 大樹 ZENT_E RX-7 FD3S 愛知県 44.548 44.661 シード 44.760
2 川上 貴宏 N-one RX-7(黒) FD3S 広島県 45.153 45.330 45.128 0.368
3 海老 一輝 ストラダーレ RX-7 FD3S 岐阜県 44.793 45.334 45.204 0.076
4 川口 修司 スエマツダRX7 Rz-Factory FD3S 愛知県 45.273 45.723 45.483 0.279
5 内藤 浩文 TOPFUEL Arena RX-7 Rz-f FD3S 愛知県 DNS 46.437 45.729 45.788 0.305
6 守澤 友晴 前川自動車S15しろびあ S15 石川県 45.543 45.741 46.159 45.810 0.022
7 塩出 尚久 テラレーシングs15 S15 愛媛県 45.829 46.089 46.484 46.005 0.195
8 山口 聡 Ola2 Exige 1117 愛知県 45.800 46.127 46.068 46.284 0.279
9 久野 彰久 ルブロスCIランドMR2DXL SW20 愛知県 46.945 46.884 46.564 46.901 0.617
10 中田 太初 テラレーシングs15シルビア S15 和歌山県 45.070 45.723 シード 47.342 0.441
11 鈴木 要 ロータスエキシージ イチゴ 1117 愛知県 46.719 46.296 46.749
12 三浦 茂人 ワーキーメイト☆86s ZN6 愛知県 46.193 46.596 46.753
13 高柳 崇 タイヤボックスEgMシルビア S15 愛知県 46.017 DNS
14 堀尾 高志 ホーリーfd3s FD3S 愛知県 DNS エンジントラブル

Class 4

クラス4のエントリー台数は8台。しかし、このクラスにも残念なリタイア車両が1台。ノーマルエンジンで軽量化無しという通勤車両で表彰台を目指す! と意気込んでいた武内CT9Aがラジエタートラブルで出走を断念。7台で争われることになった。その内5台がランサーエボリューション。残る2台はGVB型インプレッサとR35 GTR。
このクラスの注目は、石川CT9Aと石原CT9Aの勝負。2017年のDZCでも熾烈なトップ争いを演じ、0.093秒差で石川CT9Aが勝利。惜しくも敗れた石原CT9Aだが、2013年のDZC美浜予選大会では、1000分の1秒差で高柳GC8に敗れるという名勝負が記憶に残っている。しかし、どちらも石原CT9Aは2位。事前アンケートにも「表彰台のてっぺんに立ちたい!」と一言。
そしてもう1台、侮れない存在なのは成長著しい加藤CN9A。2017年のTSタカタ大会で特別賞のダンロップアルミホイールを獲得してからイッキに成績アップ! モデルとしては不利と思われるエボ4での参戦ながら、美浜大会では石川CT9A、石原CT9Aに続く3位表彰台をGET! もちろん、今年の目標は優勝だ。
ちなみに、石川CT9Aは265/35R18、石原CT9Aは外径の大きい275/35R18、そして加藤CN9Aは295/30R18をチョイスしている。

セッション1

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参加台数の関係で上位3台にシード権が与えられるクラス4。ファーストアタックから43秒台に入れてきたのは石川CT9A。タイムは43秒745。2番手は石原CT9Aで44秒044。3番手には45秒242で中園CZ4A。4番手には45秒266で木原CT9Aが続いている。5番手には山本GVBで45秒878。トップとのタイム差は大きいが、山本GVBは今回が美浜初走行。2017年のTSタカタでは、クラス4を制しているだけに侮れない存在だ。
計測3Lap目、石原CT9Aが43秒台に入れると同時に加藤CN9Aが44秒118を叩き出し3番手に浮上! トップの石川CT9Aまでコンマ4秒以内につめるが、石川CT9Aは43秒310をマークして2番手以下を引き離す。石原CT9Aは計測7Lap目に43秒644。加藤CN9Aは最終ラップに44秒010までタイムアップしシード権を獲得。

セッション2

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参加台数の関係でセッション2からセッション3への勝ち上がりも3台。武内CT9Aが出走していないのでこのセッションの出走は4台。1台だけがこのセッションで敗退となる。練習走行、セッション1のリザルトから考えると、44秒台に入れればセッション3へ進めそうな雰囲気だ。
このセッションでまずトップに出たのは木原CT9A。タイムは45秒262。しかし、計測2Lap目に中園CZ4Aが44秒734をマークしてトップに立ち、そのままピットイン。セッション3に備える作戦。続いて44秒台に入れてきたのは木原CT9A。44秒545でトップ奪回。そしてあと1台。計測3Lap目に45秒443をマークして3番手に付ける多谷GTRと同じタイミングで45秒583をマークした山本GVBの対決! 両者1Lapおきにアタックを掛けるが、タイム更新ならず。しかし、計測7Lap目のアタックで多谷GTRがベストを更新! 45秒442をマーク。山本GVBを0.141秒リードしてピットイン。これで勝負アリかと思われた最終ラップ、チェッカーが振られる中、何と山本GVBが自己ベストを0.315秒更新し45秒268をマークし3番手! 最後の大逆転でセッション3への切符を手に入れた。

セッション3

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クラス4のファイナルセッション。石川CT9Aからセッション1のタイム順にコースイン。そのままの隊列でアタックに入った。計測1Lap目のタイムは、石川CT9Aが43秒376。石原CT9Aは43秒963。続く加藤CN9Aは44秒349。石川CT9Aはセッション1のベストタイムに匹敵する好タイム。もしかするとこの3台の中で最も細いタイヤを履いていることによる発熱の早さなのかもしれない。
逆に考えれば太いタイヤを履く2台の方が伸び代が期待出来るとも考えられる。2発目のアタックラップとなる計測3Lap目、石川CT9Aはコンマ1秒弱タイムを落としたのに対し、石原CT9Aは43秒964と計測1Lapのタイムに対し0.001秒遅れ。しかし、加藤CN9Aはベストを更新し44秒116と駒を進める。と、ここで石川CT9Aがピットイン。作業エリアに停車し、トランクを開けた。「どうやらダンパーを調整しているようですね」と大井競技長。その間に石原CT9Aがベストを更新し、43秒652をマーク。石川CT9Aに0.186秒差に迫る。加藤CN9Aは石原CT9Aを追いかけるように直後でレースさながらのアタックを掛けるが43秒台には入れられない。コースに復帰した石川CT9Aがアタックに入った。「1コーナーのブレーキング姿勢が良くなってる! ダンパー緩めたな」と大井競技長。そのアタックで石川CT9Aは更にタイムを更新して43秒034をマーク! 再び石原CT9Aとのギャップを広げる。計測7Lap目、加藤CN9Aが更にタイムをつめて44秒085をマーク。エンセキ踏みまくりの思い切りのいい加藤CN9Aの走りを見て大井競技長は暴れん坊将軍と命名。その後も熱いアタックを繰り返したがベストタイム更新はならず。
優勝は2017年に続きTS-S☆AZUR☆ランサーエボ9の石川慎一郎選手。2番手にはZEAL by TS-Sランサー紅号の石原賢二選手、そして3位にはガレクロ♪Reismランサーの加藤大樹選手という結果となった。

Class 4 総合結果

順位 ドライバー エントリー車名 型式 エリア タイム
練習走行 セッション1 セッション2 セッション3 Gap
1 石川 慎一郎 TS-S☆ AZUR☆ ランサーエボ9 CT9A 愛知県 43.485 43.310 シード 43.034
2 石原 賢二 ZEAL by TS-Sランサー紅号 CT9A 愛知県 43.636 43.644 43.652 0.618
3 加藤 大輝 ガレクロReismランサー CN9A 愛知県 43.953 44.010 44.085 0.433
4 中園 佳幸 TS-S☆ ランサーエボ10 CZ4A 愛知県 45.014 44.833 44.734 44.901 0.816
5 木原 雄祐 オートスポーツナイトウCT9A CT9A 広島県 44.560 44.564 44.545 45.152 0.251
6 山本 大輔 OZAMI GVB GVB 香川県 45.103 45.236 45.268 45.634 0.482
7 多谷 雅樹 GT-R R35 R355 石川県 45.436 45.249 45.442
8 武内 浩樹 まめぞ〜CT9A CT9A 愛知県 DNS ラジエタートラブル

Class Open

オープンクラスの参加台数は6台。ランエボが4台、そしてRX7とEG6型シビックという内訳だ。コースの特性上、圧倒的にランエボ有利と思われるが、順位より納得のいく走りをしたい! という自分との戦いを選んだ2台。それもまたDIREZZA CHALLENGEの楽しみ方である。
優勝候補の筆頭は2017年もこの大会を制している寺浦CZ4A。しかし2017年の大会でコンマ1秒差の2番手だった田辺CT9A、2017年のTSタカタラウンドで優勝している内藤CT9Aも侮れない存在。否、何よりも怖いのは尾崎CP9A。DZC最年長の尾崎選手は過去の決勝大会でも2位に入る実力の持ち主なのだ。

セッション1

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台数の関係で、セッション1で獲得出来るシード枠は1台のみ。1発目のアタックでトップに立ったのは、優勝候補筆頭の寺浦CZ4A。計測1Lap目に43秒518を叩き出した。2番手には0.145秒差の43秒663で内藤CT9A。3番手の田辺CT9Aは44秒688とトップ2台からは離されてしまった。4番手は中田RX7。尾崎CP9Aは45秒823で5番手。
計測3Lap目のアタックで寺浦CZ4Aがベストを更新し、43秒231をマーク! 田辺CT9Aは44秒388、中田RX7は45秒133、尾崎CP9Aは45秒358、渡辺EG6は48秒144とそれぞれにベストを更新したが、順位は変わらず。

セッション2

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セッション1でシード権を獲得した寺浦CZ4Aを省く5台がコースインしたセッション2。この中でセッション3へ駒を進められるのは上位3台。2台が敗退となる。セッション開始早々、トップタイムをマークしたのは内藤CT9A。2番手は田辺CT9A。どちらも44秒台と緩い立ち上がりだったが、ここで大問題が発生。尾崎CP9Aにマシントラブルが発生。エンジンオイルが漏れてほぼ全周に渡りオイルが出てしまった。
赤旗中断! 一時はどうなるかと思ったがコースマーシャルはもちろん、パドック担当も車検担当も総出でオイル処理にあたり、20分足らずで再開。コース全域真っ白けの状態になってしまったが、中田RX7は果敢にアタック! ABSが付いていないマシンにも拘わらず、最終ラップには45秒530を叩き出しベスト更新。結果、尾崎CP9Aと渡辺EG6がセッション2敗退となった。

セッション3

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そしてセッション3。練習走行からの流れを見る限り寺浦CZ4Aの優勝を疑う状態ではなかったが、大きな路面コンディション変化が起きたことによって勝負の行方は分からなくなった。路面コンディションが悪化したら、前後重量配分が良く、ボディも足回りも電子制御も、すべてが進化したエボⅩが有利になるという考え方も出来るが、エボⅨには軽さという武器がある。
オイル処理をされた路面はタイヤ1本ラインがズレるだけでグリップが大きく変わる可能性があるため、路面コンディションを見極めるドライバーによっても大きくタイムが左右されるはずだ。しかも、セッション2を走ったドライバーはオイルが出た状況を把握しているが、シードドライバーの寺浦CZ4Aはセッションが開始されてから状況を把握しなければならない。一気に戦況は変わったと言えるだろう。
しかし、寺浦CZ4Aは強かった! アウトラップで路面コンディションを把握し、計測1Lap目のアタックで43秒台に入れてきた。2回目のアタックで43秒527と更にタイム更新! 内藤CT9Aも計測6Lap目に43秒874をマークするが、計測7Lap目のアタックで寺浦CZ4Aが更にタイムを更新する43秒491をマーク! 計測10Lap目には内藤CT9Aも43秒633と寺浦CZ4Aに0.142秒差と迫るが、ここでチェッカー。
優勝は、2017年に続きテラレーシングCZ4Aの寺浦之裕選手! 2番手はナイトー自販スピードMランサーの内藤源氏選手。そして3番手には、何と後半で田辺CT9Aを逆転したN-one RX-7の中田明善選手が入った。「今回のような路面コンディションでは特にブレーキングで1輪ロックが起こりにくい4WDが有利。その中でABS無しのセブンを巧みに、そして果敢に攻めてマークした44秒189。これはかなり凄い。ディレチャレアタッカーは本当にレベルが高い!」と大井競技長も感心していた。

Class Open 総合結果

順位 ドライバー エントリー車名 型式 エリア タイム
練習走行 セッション1 セッション2 セッション3 Gap
1 寺浦 之裕 テラレーシングCZ4A CZ4A 奈良県 43.306 43.231 シード 43.491
2 内藤 源氏 ナイトー自販スピードMランサー CT9A 広島県 43.462 43.663 44.462 43.633 0.142
3 中田 明善 N-one RX-7 FD3S 広島県 44.818 45.133 45.53 44.189 0.556
4 田辺 貴敏 ストラダーレ☆ランサー銀色 CT9A 愛知県 44.129 44.388 44.816 44.497 0.308
5 尾崎 光義 トトまるエボ6 よろしくです CP9A 愛知県 45.236 45.358 46.370
6 渡辺 千博 alivolo ちいハイパーEG EG6 岐阜県 48.313 48.144 49.059

大井競技委員長賞 DEFI スポーツディスプレイF

熊倉車検委員長賞 TRS レーシングハーネス

KMW賞 KWMスリットローター

特別賞 Weds アルミホイール SA-77R / DUNLOP アルミホイールST-01

熊倉車検委員長のコメント

お疲れさまでした。今回は皆さんがレギュレーションをしっかり理解してクルマを仕上げてきて下さったお陰で車検もスムーズに進みました。しかし、1台がディレチャレ初の再車検不合格で失格。原因はショップとのコミュニケーション不足? 意図的でないとは言えルールあっての勝負です。今後はこの様なことが無いように気をつけて下さい。

大井競技長のコメント

お疲れさまでした。今回も鳥肌モノの凄いバトルを見せてもらいました。皆さんのアタックのタイミング、クリアの取り方、クーリング時の避け方など、年々レベルが上がっていることをとても嬉しく思いました。
DIREZZA CHALLENGEは来年、2019年も開催する予定です。
また、サーキットデビューしたい、とにかく上手くなりたい、更なるタイムアップをしたいという腕磨きの場、DIREZZA DAYも継続して開催する予定です。
詳細が決まり次第お知らせしますので、楽しみにお待ち下さい。
また来年、お会いしましょう!

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