ダンロップモータースポーツ

【予選レポート】SUPER GT 第2戦 – FUJI GT 3 Hours RACE GW SPECIAL

開催場所:富士スピードウェイ

開催日:2025年5月3日(土)


 
 国内モータースポーツで最多の観客動員数を誇るゴールデンウィーク恒例SUPER GT第2戦FUJIラウンドの公式予選が行われました。飛び石連休となってしまった今年のGWですが、会場には多くのSUPER GTファンが駆け付け、熾烈なタイムアタック合戦に注目。今大会は合算タイムではなく、予選Q2のベストタイムが公式タイムとして採択されるフォーマット。GT300クラスでは777号車アストンマーチンがポールポジション。2番手に61号車スバルBRZ、トップ10内に5台を送り込む好成績を残しました。
 
 GT500クラスではQ1を大草りき選手が担当。気温19℃、路面温度30℃の中、予選がスタートします。上位10台がQ2に残れる中、同じCIVICの8号車からタイムアタックに入り、64号車モデューロCIVICも続けてタイムアタックに入ります。すると4番手のタイムを記録します。しかし、後続に抜かれ8番手まで順位を落としてしまいます。そこで大草選手はもう1度アタックを敢行。ひとつ順位を上げて7番手でチェッカーを受け後続を待つことに…。この後、大草選手のタイムを抜く車両は現れず見事Q1を通過しました。

 続くQ2は伊沢拓也選手が担当。気温も路面温度も目まぐるしくコンディションが変化する中、丁寧な走りに徹した伊沢選手。10番手タイムで公式予選を終えました。

GT500クラス 結果

P.P. #38 KeePer CERUMO GR Supra /BS
2位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra /YH
3位 #16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT /BS
10位 #64 Modulo CIVIC TYPE R-GT /DUNLOP

全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/58616
 

 
#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT
伊沢拓也選手

「公式練習から手応えはありました。Q1を大草選手がしっかりと通過してくれたはとても良かったです。ただ、自分の走りは少し守りにいってしまった部分がありました。もう少し攻めきれたと、残念な気持ちです。明日は新コンパウンドで耐久性にも期待がもてるのでしっかりと上位に食い込んでポイントを持って帰りたいと思います」
大草りき選手
「朝はちょっとバタついてしまいました。前日の雨もあり、序盤はセットアップが決まらず悩んでしまいました。ただ、公式予選に向けてのセットがしっかり決まったこともあり、Q1は無事通過することができました。きちんと伊沢先輩につなぐことができて良かったです。明日の決勝は長丁場のレースになりますが、しっかりと前で終われるよう頑張ります」

 

 

 GT300クラスはダンロップ勢が躍進します。Q1A組で出走した61号車はトップ通過。11号車ゲイナーZを駆るルーキードライバー大木一輝選手も見事な走りで4番手通過を果たします。また、Q1B組は777号車がトップ通過、続いて4番手に45号車PONOSフェラーリ、9番手で60号車がQ2へ進出。96号車は残念ながらあと一歩の11番手で公式予選を終えます。
 Q2には20台が出走。まずターゲットタイムをマークしたのは11号車の富田竜一郎選手。しかし、富田選手はさらにタイムアタックを続けます。そんな中、61号車山内英輝選手がトップタイムを塗り替えます。しかし、ここで終わらなかったのが777号車。0.062秒差で777号車がポールポジションを獲得しました。

 
GT300クラス 結果

P.P. #777 D’station Vantage GT3 /DUNLOP
2位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT /DUNLOP
3位 #7 CARGUY FERRARI 296GT3 /YH
5位 #45 PONOS FERRARI 296 /DUNLOP
8位 #11 GAINER TANAX Z /DUNLOP
9位 #60 Syntium LMcorsa LC500 GT /DUNLOP
21位 #96 K-tunes RC F GT3 /DUNLOP

全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/58630
 

 
#777 D’station Vantage GT3
藤井誠暢選手

「ポールポジションが獲れたことは正直嬉しいです。走り出し、悪くはなかったんですが最高速が伸びず悩みました。午後になり路面状況が変わったこと、予選に向けて変更したセットアップがダンロップタイヤのゴムとマッチして予想以上のタイムが出ました。明日の決勝は3時間。お客さんも多く、天候も良いので良いレースをしたいですね」
チャーリー・ファグ選手
「大変嬉しく思っています。藤井選手がおっしゃった通り、公式練習では足りないものが多かったんですが、藤井選手のQ1を見て、これはチャンスがあると思いました。ダンロップタイヤのパフォーマンスも素晴らしかったです。また、僕にQ2を任せてくれたチームにはとても感謝しています。明日、ベストを尽くすのは当然です。トップを目指して頑張ります」

 

 
 最後にダンロップタイヤSUPER GTタイヤ開発統括の安田恵直は「GT500クラスはセットアップで少し手間取ってしまいましたが、良い方向に進めたと思います。この時期の富士でQ1通過はしばらく遡らないとないと思いますので、ホッとしています。明日もしっかりチームをサポートしていきたいと思います。また、GT300クラスは良い結果を残せました。トップのアストンマーチンもさることながら61号車など上位にしっかりとダンロップタイヤを装着するマシンを送り込めたのは良い結果です。1年前富士のトラブルからしっかりと開発を進めてきたかいがありました。チームはもちろん優勝を狙っています。僕たちもチームをしっかりと支えられるよう努めていきます」とコメント。明日の決勝はさらに上の順位を目指してチームをより強くサポートしていきます。
 
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