ダンロップモータースポーツ

SUPER GT 第7戦【GT300クラス 決勝レポート】

開催場所:オートポリス

開催日:2022年10月2日

2022 AUTOBACS SUPER GT Round7 FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE


 
 ドライバーズランキング上位陣がそろうダンロップ陣営。前日の公式予選でポールポジションを獲得した61号車SUBARU BRZに期待がかかります。一方で、ランキング2位と3位につけるゲイナーの2台は予選で思わしい成績を残せず、後方からの追い上げに期待がかかります。 
 
 ローリングスタートで一斉に1コーナーに飛び込んでいく27台のGT300のマシン。トップ61号車は余裕を持ってホールショットを決めます。その後、52号車が61号車にプレッシャーをかけますが、スタートドライバーを務めた61号車の井口卓人選手は巧みなブロックラインで走りながら高いペースを維持します。3位以下をどんどんと引き離し、レースは61号車BRZと52号車のマッチレースへ!しかし、10周目にGT500の上位陣がGT300のトップ争いに追いつくと事態は急変します。第3セクターでGT500のマシンが61号車の前を完全に塞いでしまいBRZは失速。この隙を見逃さなかった52号車が61号車のインに飛び込みオーバーテイクを許してしまいます。
 
 17周目にFCYが宣言されますが、そのFCYが明けたその周に後方で接触。11号車のゲイナータナックスがその接触に巻き込まれてしまいます。61号車はトップを走る52号車をフォローするように26周目にピットインし、タイヤを4本交換し、ドライバーも山内英輝選手に代わってコースに復帰。裏の2番手を死守します。その後、一瞬タイムを失うことはあっても順調に周回を重ねるBRZ。30周を超えた最終周、一気にタイムが落ち込みますが、山内選手の巧みなドライビングでなんとか3番手の追撃を交わし切り2位表彰台を獲得しました。
 
 61号車の2人はこの2位表彰台を得たことでドライバーズランキングも2位に浮上。トップとのポイント差を2.5ptまで詰めて最終戦を迎えることになります。
 

 
<GT300クラス 結果>
優勝 #52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT BS
2位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT DUNLOP
3位 #65 LEON PYRAMID AMG BS
4位 #88 Weibo Primez ランボルギーニ GT3 YH
5位 #56 REALIZE日産自動車学校GT-R YH
6位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG YH
7位 #10 TANAX GAINER GT-R DUNLOP
8 位 #96 K-tunes RC F GT3 DUNLOP
9位 #20 シェイドレーシング GR86 GT DUNLOP
14 位 #11 GAINER TANAX GT-R DUNLOP
22位 #60 Syntium LMcorsa GR Supra GT DUNLOP
 
詳しい結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/39307

GT300クラス/2位 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT


 
<井口卓人選手 コメント>
トップでスタートしてるんで勝てなかったのは非常に悔しいですけど、状況的にきついこの中でとても価値ある2位表彰台だと思います。。FCY明けは本来タイヤの温度も下がって上がるはずなんですけど、タイムが上げられなくてちょっと差を詰められたのが課題ですね。チャンピオン争いに残れるか残れないかの重要なレースで、良い走りができたんで良かったですね。ピックアップ自体はそんなに多くなく問題としては大きくありませんでした。オートポリスは路面の感覚も特殊なので、この中でもしっかりパフォーマンスを発揮してくれたダンロップタイヤさんには感謝しています。今回は地元のファンの皆さんが毎周毎周旗を振ってくれてそれが力になりました。皆さんの応援をしっかりとつなげられるよう、最終戦もしっかり戦ってチャンピオンを獲得したいと思います。
 
<山内英輝選手 コメント>
悔しい部分もありますし、守り切った2位で嬉しい部分もあります。レース全体を通してFCY明けのペースの遅さが気になりましたが、問題をしっかり解決して強いBRZを作っていかなくてはいけないと思っています。タイヤの摩耗的に最後の1~2周は厳しかったんですが、ダンロップタイヤさんが『ここまで持つ!』としっかり言ってくれたのでそれを信じて走れました。この結果は僕たちが望んでいた結果です!緊張感の中で、最終戦もしっかり走れるようにマシンもしっかり準備して臨みたいと思います。
 
<小澤正弘総監督 コメント>
おつかれさまでした。本当に厳しいレースだったんですが、悔しいですね。もう少し何かを考えられればとも思っています。スタート時の路面温度が高かったんで、タイヤがもたないだろうと思っていたんですが、意外とタイヤが長持ちしてくれたんで25周まで引っ張ってボックスのサインを出しました。SCやFCYリスクも考えたタイミングでしたね。終わりの路面温度は35℃くらいだと予想できたんで、タイヤは第1スティントと同じものを選択しました。しかし56号車はさすがですね。あそこまでしっかり上がってくるのは凄いと思います。

ダンロップタイヤ開発責任者/安田恵直

ポールtoウィンできなかったのは残念でしたけれども、シーズンを考えたら非常に良い2位だったと思います。プロファイルも実績のあるものを持ち込んで、ゴムの配合に関してもオートポリスにしっかり合わせこんで持ち込めたのが良かったですね。ロングスティントに関しても30周当たりが限界だろうというのを示させてもらって、チームをサポートできたのは良かったです。最終戦も勝ちに行くためにタイヤを用意していくので、しっかりドライバーズタイトルを獲得できるようサポートしていきたいですね。

メディア情報

次回は11月5-6日にモビリティリゾートもてぎでの開催です。引き続きダンロップタイヤ装着車両へ熱い応援よろしくお願いいたします。

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