ネッツグンマジースパイスレーシングチームは群馬県渋川市にある「GR Garage Netz群馬 G’SPiCE」が運営母体となっているディーラーチーム。ジースパイスというカスタマイズプロショップをルーツに持ち、これまでトヨタのワンメイクレースやラリーに数多く出場してきました。ドライバーは群馬県出身で、ヴィッツレースのチャンピオンを複数回獲得している松原亮二選手。ドライバー、チームともにGR86/BRZ Cupに出場したことはなく、今回がデビュー戦です。
　
「当チームはヴィッツレースから参戦をはじめ、アルテッツァレースや86/BRZ Race、ヤリスカップやラリーなどに参戦し、25年の歴史を持っています。GR86/BRZ Cupに参戦を決めたのは人材育成のため。社員の底上げをしたいのですが、Yaris Cupで勉強するには物足りなくなってしまった感じです。スタッフはみな、GR Garage Netz群馬 G’SPiCEのメンバーですが、店舗から研修で来ているスタッフもいます」（チーム顧問・関口玄久さん）。
　
今シーズンの目標はランキングトップ10入り。松原選手の実績とチームの経験をもってすれば、優勝を狙えるチームと言っても過言ではありませんが、関口さんも参加することが目的のチームではないと語ります。
　
「どのカテゴリーも目指すのは頂点です。そこはみんなには話していて、あわよくば優勝したいと思っています。松原選手は同郷ですし、本当に若い頃から知っていて、目指すところが割と近いところだったので、一緒にやっています」（同）。
　

　
注目の本番では松原選手がB組予選2位のタイムをマーク。3番グリッドからスタートすると決勝でも3位に入り、デビュー戦でいきなり表彰台を獲得しました。松原選手は最終戦の岡山まで残りすべてのレースに出場する予定。今シーズンのクラブマンシリーズを盛り上げてくれそうです。
　　

　

　
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