2022年8月21日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第2戦のプロフェッショナルシリーズ決勝（13周）がスポーツランドSUGOで行われました。装着するタイヤはエントラントが3メーカーのタイヤの中から任意で選ぶことができ、ダンロップはハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β05（ディレッツァ ベータゼロゴー）が承認タイヤとなっています。出走台数は37台。

天候は晴。予選直前に強い雨が降った前日とは打って変わり、安定したコンディションです。37台のクルマがグリッドに整列し、スタート。最終コーナーで予選1位の近藤翼選手（291号車）が挙動を乱した隙に、ダンロップユーザーの松井孝允選手（123号車）がトップを奪取。2位との差を広げていきます。

5周目の1コーナーで同じくダンロップユーザーの冨林勇佑選手（504号車）が岡本大地選手（293号車）を抜いて2位にポジションアップ。松井選手と冨林選手の差は7周目に最大1秒まで広がりますが、レース後半に入ると冨林選手のペースが勝り、徐々に接近します。

9周目に0.5秒差まで縮まると、ファイナルラップ（12周終了時）にはなんと0.199秒差に。テールトゥノーズとなり、ワンミスで順位が入れ替わる状況になりますが、松井選手は落ち着いてディフェンス。冨林選手に0.169秒差をつけ、トップチェッカーを受けました。

この結果により、ダンロップユーザーのワンツーフィニッシュが確定。4位の服部尚貴選手（70号車）、6位の石坂瑞基選手（770号車）もダンロップユーザーで、トップ6中4人がダンロップ勢という成績を収めました。

■リザルト
プロフェッショナルシリーズ第2戦 決勝 正式結果
1位 123 松井孝允 (NETZ TOYAMA Racing) DUNLOP
2位 504 冨林勇佑 (デルタモータースポーツ) DUNLOP
3位 293 岡本大地 (NEXEN RACING TEAM) NX
4位  70 服部尚貴 (OTG MOTOR SPORTS) DUNLOP
5位　 7 堤優威 　(T by Two CABANA Racing) BS
6位 770 石坂瑞基 (T by Two CABANA Racing) DUNLOP
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■住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部 小川貴臣（GR86/BRZ Cup担当）

「SUGOは予選順位が重要なサーキットなので、その通りの結果になったのだと思います。天候が急変したため、予選が荒れ、不確定要素がいろいろあったのですが、上位グリッドを確保できた上に、決勝ではドライバーさんやチームさんの頑張りもあり、そこから順位を上げることができました。表彰台の1位と2位をとることができ、非常にうれしい結果だと思います」

第3戦は9月24日～25日、十勝スピードウェイで行われます。
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