ダンロップモータースポーツ

【予選レポート】SUPER GT 第5戦 – SUZUKA GT 300KM RACE

開催場所:鈴鹿サーキット

開催日:2025年8月22日(土)


 
僅か2週間というショートタームで迎えた第5戦。前戦富士では64号車がスタートで宙を舞う大クラッシュ。しかし、メカニックの懸命な作業の結果、ここ鈴鹿には完璧な状態で戻ってきてくれました。ここ鈴鹿はホンダのホームコースであり、ダンロップタイヤが最も得意とするコースです。高いダウンフォースがタイヤをしっかり路面に押し付けることで、ダンロップタイヤの真価が発揮されるサーキット。公式練習から非常に手応えを感じる走りが見られ、公式予選も期待の持てる中での開催となりました。

■得意の鈴鹿でフロントローを獲得
赤旗が連続した荒れた公式練習。ロングランのテストをまともに組めたチームがほとんどないほど走行時間が削られました。その中でも、持ち込みから高いポテンシャルを発揮したのが64号車のModulo PRELUDE-GT。伊沢拓也監督をして「短い期間だったにもかかわらず本当に良くマシンを修復してくれました。絶対やってくれると信じていましたし、うちのメカニックは大破すると素早く直すのは当たり前で、以前よりも速く組んでくれますからね! 信じてましたよ!」と言わしめる完成度。公式練習もアタックラップでコースアウトを喫しながらも9番手タイムをマークしました。
 
そんな64号車の公式予選。Q1はイゴール・オオムラ・フラガ選手がステアリングを握り、入念なウォームアップ後アタック! 2位に0.5秒差という大差を付け、見事トップ通過を果たします。期待のかかる大草りき選手もほぼ完璧なアタックを敢行。トップタイムを守り続けますが、最後の最後で同じホンダプレリュードを駆る17号車に0.077秒差でかわされてしまい2番手に後退してしまいます。しかし、それでも今季初のフロントローを獲得。大草選手は悔しさを露わにし、笑顔を見せませんでしたが明日の決勝に期待のかかる順位で予選を終えることができました。
 
【GT500ダンロップタイヤ装着車両結果】
2位 Modulo PRELUDE-GT
 
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/66763
 

 
■GT500 Driver’s Comment
大草りき選手
「課題としていた部分は凄く改善されている感触があります。ただ、占有走行の時間に僕のミスでコースオフしてしまい、最後のセットアップを煮詰めることができなかった。それがポールポジションを獲れなかった最大の原因だと思っています。限界域でのセットアップがもっと煮詰められていれば……。また、今回ほとんどロングランのセットを試すことができていないのが明日への懸念です。でも、タイヤはハード側を選択しています。今回の予選よりも高い気温でのスタートです。今日は今日、明日は明日。自信はあります。頑張ります」
 
イゴール・オオムラ・フラガ選手
「いろいろタイヤをテストしてきた中で温度レンジなど、コンディションにしっかり合ったタイヤができあがってきました。そういった重視していた部分が今回のこの結果につながったんだと思います。まだ、僕はGT500のレースをまともに戦ったことがありません。明日はぶっつけ本番みたいになるかもしれませんが精一杯戦いたいと思います。今回選択したタイヤは強いタイヤ。優勝を目指して頑張ります」
 
伊沢拓也監督
「きょうは二人とも完璧な仕事をしてくれました。もちろん、ここにくるまでにメカニックも良い仕事をしてくれた。フリー走行は皆が走れなかったのでしょうがないと思いますが、結果には十分満足しています。ポールには僅かに届きませんでしたが……。明日は勝ちます!」
   

 
■トップスピードに劣る777号車が2番手!61号車も3番手からスタート!
ランキング首位を走る777号車 D’station Vantage GT3ですが、BoPとサクセスウェイトに縛られ、前戦富士では全ての車両の中で最下位のトップスピードを記録してしまいました。それほどまでに手負いの状態にもかかわらず、777号車が今大会、予選から躍動しました。
 
公式予選では全車がQ1通過を果たし、Q1A組では777号車がトップ通過。B組では61号車がトップ通過を果たします。運命のQ2では最初に61号車がアタック。リーディングボードのトップに躍り出ることに成功します。しかし、このタイムを抜き去ったのは同じくダンロップを装着する777号車でした。これでワンツー確定かと思われた刹那……。最後にやってきたマシンに0.004秒差でD’station Vantage GT3が記録したターゲットタイムを打ち破られてしまいます。この結果、777号車はフロントロー2番手からのスタート。61号車が3番手でこれに続きます。さらに60号車が4番手とダンロップ装着車両が上位を占める結果となりました。
 
【GT300ダンロップタイヤ装着車両結果】
2位 D’station Vantage GT3
3位 SUBARU BRZ R&D SPORT
4位 Syntium LMcorsa GR Supra GT
11位 GAINER TANAX Z
 
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/66770
 

 

 
■GT300 Driver’s Comment
藤井誠暢選手
「正直、僕らもここにこれるとは思っていませんでした。でも、富士が終わった後にチームがもう一度、マシンの細かいところまで見直しを図ってくれました。それはもう、本当に微細な部分まで……。どうやったらストレートが0.1km/hでも速くなるのかを突き詰めてきた結果だと思っています。正直、給油リストリクターもあるので、ピット時間が相当長くなることを考慮すると、明日は表彰台も難しいと思っています。それでも1ポイントでも多く持ち帰れるように頑張りたいです」
 
チャーリー・ファグ選手
「僕らは3年目になりますが、大切なファンの皆さんの前で良い結果を残せて良かったです。公式練習から一貫して同じタイヤを使い続けてきました。明日の決勝もこのタイヤで戦えると思っています。ロングランのテストでも非常に良いペースが刻めることは確認しています。明日はできるだけポイントを獲得する、その上で表彰台を目指す。応援よろしくお願いします」
  

 
■DUNLOP ENGINEER COMMENT
 モータースポーツ部・安田恵直
「GT500クラスもGT300クラスも非常に良い結果で予選を終えることができてホッとしています。特にここまで苦戦が続いていたGT500クラスですが、今回はソフト側とハード側の2種類のコンパウンドを用意しました。公式練習ではソフト側の方がいいタイムが出ていたのですが、室内実験の結果を踏まえて予選はハードで行くことを提案。チームも了承していただき、とてもいいセットアップでタイヤを路面に押し当ててくれました。ポールポジションを獲れなかったのは悔しいですが、明日の決勝は期待がもてると思っています。また、GT300クラスに関してもコンサバティブな選択をせず、攻めのタイヤ選択をした777号車がフロントローに並んでくれました。各車上位に入ってきており、きちんとスペックを発揮できるタイヤを供給できたんだと思っています。777号車が選択したタイヤでいえばこの予選の路面温度がハード側の下限値くらいなので、明日の決勝はもっと高い温度の中でのスタート。決勝もダンロップタイヤを履いてくれるチームをしっかりとサポートしていきたいと思います」
  
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