ダンロップモータースポーツ

【決勝レポート】SUPER GT 第2戦 – FUJI GT 3HOURS RACE

開催場所:富士スピードウェイ

開催日:2026年5月4日(月・祝)

 
今年も8万人以上の観客を動員して開催されたSUPER GTシリーズ第2戦富士スピードウェイラウンド。レースフォーマットも通常の300KMから3時間という時間レースが設定され、「耐久の富士」の一角を担うイベントです。ゴールデンウィークのど真ん中に開催されるこの大会。毎年多くの来場者を集めて開催されます。そんな本大会、昨日行われた公式予選でGT300クラスはダンロップ装着マシンである61号車がポールポジション。全車両が上位からのスタート。GT500クラスでも5番手から表彰台を狙います。
 

■豪雨からの晴天!気温の乱高下に翻弄されたGT500
公式予選で5番手のポジションを獲得した64号車Modulo PRELUDE-GTを駆る大草りき選手とイゴール・オオムラ・フラガ選手。昨日のパフォーマンスを発揮すれば表彰台も狙えるとあってチームは気合に満ち溢れてスタートを切ります。しかし、未明に降り続いた豪雨は路面に貼ったラバーを洗い流し、照り付ける太陽が路面温度をグングン上げていきます。スタートを切るころには路面温度は想定していた気温以上に…。全車整列してスタートを切ると大草選手は5番手をキープ。しかし、数周するとタイヤにはピックアップが発生しはじめ、タイヤ本来の性能を発揮できなくなってしまいます。ポジションを懸命に守ろうと走る大草選手ですが、ブレーキを我慢するあまりオーバーシュートしてしまうシーンも…。続くイゴール選手に代わってもその状況は変わらず…。厳しいコンディションの中での我慢のレース。タイヤにとってあまりにも厳しい状況の中、それでもイゴール選手はマシンをプッシュ。3度のタイヤ交換もあり順位は下位へ沈んでしまいます。期待がかかったレースだけに落胆するメンバーたち。次戦こそはこの雪辱を晴らすことを誓います。

 

 

【GT500ダンロップタイヤ装着車両結果】
12位 Modulo PRELUDE-GT
■Driver’s Comment
大草りき選手
「厳しいレースになるとは予想していたのですが予想以上でした。前回の岡山と症状は似ていて、問題も同じような内容…。次の富士までにもう1回考え方を組み直さなくちゃいけないと思いました。昨日の予選のように結果を残せることもあるので、戦える手応えはちゃんとあります。その手応えをしっかりと発揮できるようにしていき、次の富士、鈴鹿へ備えたいと思います」
 
イゴール・オオムラ・フラガ選手
「ペースがとにかく悪かったですね。大草選手のスティントを見ていても厳しいレースになることは分かっていました。正直、勝負権はありませんでした。タイヤの温度レンジのテストじゃないですけれど、もう少しいろいろ試して次に備えなくちゃいけないと思っています。3回目のピットインはGT300でタイヤが壊れたことなどを考慮して入りました。ここで車を壊してもしょうがないので安全をとった感じです。今週末のデータをしっかり分析して次の富士につなげたいと思います」
 
伊沢拓也監督
「予選も良くて期待していただけに、非常に残念なレースになってしまいました。3時間という長いレース、ずっとドライバーに苦しい想いをさせてしまい申し訳ないと思っています。根本的な改善が必要ですね。次の富士に向けていろいろやらなくてはいけないことが山積みの状態です。しっかり対策を立てて挑みたいと思います」
 

 

■明暗がハッキリと別れたGT300クラス
ポールポジションからスタートした61号車が逃げ切るかに思われたGT300クラスでしたが、徐々にペースが上がらなくなるSUBARU BRZ。ウォームアップ走行でタイヤが破損したこともあり、ダンロップはチームに内圧管理とタイヤアライメントに関するアドバイスを送ったものの、想定以上の気温とダウンフォースが増したJAF-GTマシンはそのアドバイスでは足りないほどの負荷が4本のタイヤにのしかかります。その結果、24周を超えたところで左フロントタイヤが悲鳴を上げてしまいます。急遽想定外のピットに飛び込む61号車。大きく順位を落としてしまいます。その傍ら、上位争いをしていた60号車はダンロップコーナーで他車に押しだされてしまい下位へ…。波乱のレースとなってしまいます。そんな中、リストリクターを搾られ、性能調整も入った777号車アストンマーティンが職人のような走り。同じく厳しいコンディションの中、各人がしっかりと仕事をこなしマシンをポイント圏内へ運びます。その結果、777号車は7位でフィニッシュ。しっかりとポイントを持ちかえりました。
 
【GT300ダンロップタイヤ装着車両結果】
7位 D’station Vantage GT3
14位 GAINER TANAX Z
16位 Syntium LMcorsa GR Supra GT
DNF SUBARU BRZ R&D SPORT
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/65681
 

 

■Driver’s Comment
7位 D’station Vantage GT3
藤井誠暢選手
「サクセスウエイト50㎏に加えリストリクターで燃料を搾られていることを考慮すればきょうのこの結果は非常に満足のいくものだと思っています。昨年まではウエイトがない状態で好成績を残せていたんで、ウエイトを積んでこの成績なら満足です。過去、この富士ではタイヤトラブルも出ているので、今回も慎重になった部分はありますが本命と思って持ち込んだタイヤが上手く機能せず、バックアップ用のタイヤがしっかり発動してくれて助かりました。ダンロップさんとも凄くミーティングを重ねてきたのが良かったんだと思っています」
 
チャーリー・ファグ選手
「開幕戦からかなりの重量がマシンに積まれていたので難しいレースになることは分かっていました。でも、富士は僕たちにとって相性の良いサーキット。トップ10に入ることを目標にしていました。だから予選11位は妥当な結果。決勝はトラブルにも巻き込まれず、タイヤの調子も良く7位でフィニッシュできたことにはとても満足しています。3年間じっくり研究してきたこともあり、今ではタイヤのバランスがほぼ完璧になったと感じています」
 

 

■ダンロップタイヤ開発陣コメント
モータースポーツ部・安田恵直
「GT300クラスに関しては777号車が無事に走り切ってくれて、しっかりポイントを持ち帰ってきてくれたことに満足しています。最初の2スティントは同じもの、最後のスティントだけコンパウンドの違うタイヤを選択したのですが、どちらともしっかり機能してくれました。61号車に現れた問題は神戸に持ち帰って検証しなくてはいけないと思っています。昨日の公式練習で11号車に同じような事象が起こっていたので、SUBARUに対してもタイヤをケアしてもらえるようお願いしたのですが、特に負荷がかかる左フロントで症状が出てしまいました。チームとデータを共有しながら打開策を立てて次の富士につなげたいと思います。GT500クラスはもともとの温度想定域から大きく外してしまったことが問題でした。そして、とにかくピックアップ問題がひどく現れてしまいました。用意していたハード側のタイヤでも問題は解消しませんでした。今回は後半、路面温度が下がったところでチームと相談の上、いま手持ちのタイヤの温度域をもう一度実走でチェックするなど次戦に向けた確認も行いました。今回の結果をしっかり反省し、データを見直して、次こそは表彰台に上がれるようチームをサポートしていきたいと思います」
 

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