2025年11月30日（日）、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第7戦のプロフェッショナルシリーズ決勝が岡山国際サーキットで行われました。出走台数は31台。ダンロップは前戦から新製品のハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β07（ディレッツァ ベータゼロナナ）を投入しており、16人のドライバーが選択しています。
　
天候は晴れ。12周の決勝は12時04分から行われ、ポールポジションのダンロップユーザー、菅波冬悟選手（1号車）が順当なスタート。トップをキープして1周目を終えます。2位は同じダンロップユーザーの清水英志郎選手（2号車）で、他社製タイヤを使用する蒲生尚弥選手（121号車）と井口卓人選手(88号車)、堤優威選手（7号車）が続きます。
　
2周目、コースアウト車両が発生したため、セーフティカー（SC）導入。これにより、トップの菅波選手が築いた1.5秒のリードは消滅してしまいます。SCの導入は5周目の終わりまで続き、6周目からレース再開。上位陣の顔ぶれに変化はありませんが、6周目にスタートで出遅れていた予選2位のダンロップユーザー、松井孝允選手（123号車）が1台抜き、6位まで順位を戻します。
　
9周目、コースアウト車両を回収するため、再びSC導入。SCによる先導は11周目の終わりまで続き、残り1周でレース再開となります。菅波選手は落ち着いてリスタートを決め、文句なしのポールトゥウィン。開幕戦以来の2勝目を達成し、今シーズンを締めくくりました。
　
菅波選手に続く2位は清水選手で、ダンロップユーザーがワンツーフィニッシュを達成。清水選手に続くダンロップユーザーは6位の松井選手で、7位の高橋知己選手（97号車）、9位の冨林勇佑選手（504号車）、10位の小河諒選手（60号車）もダンロップユーザーです。

■プロフェッショナルシリーズ第7戦 決勝 正式結果
1位    1      菅波冬悟（OTG MOTOR SPORTS）/DUNLOP
2位    2      清水英志郎（K-one Racing Team）/DUNLOP
3位    121    蒲生尚弥（ネッツ兵庫レーシングチーム）/BS
4位    88     井口卓人 (Team Takuty)）/BS
5位    7      堤 優威（T by Two CABANA Racing）/BS
6位    123    松井孝允（NETZ TOYAMA Racing）/DUNLOP
7位    97     高橋知己（DTEC TEAM MASTER ONE）/DUNLOP
8位    87     久保凜太郎(Team Takuty）/BS
9位    504    冨林勇佑（デルタモータースポーツ）/DUNLOP
10位   60     小河 諒（OTG MOTOR SPORTS）/DUNLOP
すべての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/63372
　

　

　

　

　
■住友ゴム工業株式会社　モータースポーツ部　堀口俊樹（GR86/BRZ Cup担当）
「今回、新ロットのDIREZZA β07を投入し、初めてのドライコンディションでの予選となりましたが、一発の速さを引き出してもらい、上位を占めることができました。我々が関西企業ということもあり、このタイヤは普段、岡山国際サーキットで開発しており、最もコースに合ったタイヤだと考えています。それがうまく機能してくれた結果、上位を獲得できたと思っています。
　
決勝では、ポールポジションの菅波冬悟選手が逃げ続けてくれました。去年の神がかった菅波選手を見ているかのような逃げ方で、非常に良かったと思います。2位の清水英志郎選手は地元ということもあり、得意なコースだと思いますが、菅波選手に必死に食らいついていました。セーフティカー明けでは『もしかして』と思わせてくれる場面もあり、ダンロップのワンツーという結果を残してくれて大変ありがたいです。
　
セーフティカーが2回入ったことは、勝敗に大きな影響はなかったと思います。ただ、他社のタイヤと比べると、我々のタイヤは温まりが早い傾向にあるため、リスタートはかなり優位に働いたように見えました。とはいえ、それがなかったとしても、ロングランのペースをかなり上げているタイヤなので、菅波選手と清水選手は問題なく逃げ切れたと考えています」
　

　

　
GR86/BRZ Cup TOPページ