2025年11月29日（土）、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup 第7戦のクラブマンシリーズ予選が岡山国際サーキットで開催されました。出走台数はA、B合計で49台。タイヤはダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ CUP（ディレッツァ ズィースリー カップ）のワンメイクです。
　
天候は晴れ。A組の予選は11時から15分間で行われ、ランキングトップのNaquib Azlan選手（338号車）がシグナルと同時にコースイン。ほとんどの車両がコースインしており、順次アタックを開始します。
　
Naquib選手は2周目に1分48秒314をマーク。早くもトップに立ちます。2位以下は激しく順位を入れ替えており、Naquib選手の名前だけがモニターの最上段に表示されています。
　
そんな状況の中、残り3分でコースインしたのが丸山陽平選手(708号車)。2周目には1分48秒498をマークし、2位に浮上します。その後、山崎竜生選手(33号車)が1分48秒395をマークし、一度は抜かれたものの、3周目には1分48秒290をマーク。Naquib選手と山崎選手のタイムを上回り、A組トップで予選を終えました。
　
B組の予選は15分後の11時30分から行われ、Naquib選手のチームメイト、Amer Harris選手（339号車）が先頭でコースイン。2周目に1分47秒881をマークし、トップに立ちます。その後、各車アタックを続けるも、Amer選手が唯一の47秒台でトップに鎮座。変動がないまま膠着状態が続きます。
　
この状況が動いたのは、残り5分を切ったタイミング。渡部智仁選手（456号車）が1分48秒230をマークし、2位に浮上すると、その直後には箕輪卓也選手（707号車）が1分48秒161をマークし、渡部選手を上回ります。
　
このオーダーのまま予選は終了。正式結果は1位Amer選手、2位箕輪選手、3位渡部選手となりました。規定により、A、B両組の最速タイムをマークしたB組のAmer選手がポールポジション（アウト側1番グリッド）を獲得。B組がアウト側、A組がイン側に並びます。
　
予選終了後には決勝進出を逃したドライバーによるコンソレーションレースが実施され、5台が出走しました。レースはスタート直後から激しい展開となり、藤村春輝選手（214号車）が1周目でトップに立ち、そのまま逃げの態勢でレースをリードします。その後方では、藤村選手にピッタリと後ろに付けた小嶋淳平選手（538号車）が猛烈な追撃を見せますが、藤村選手はこれを振り切り、トップチェッカーを受けました。
　
クラブマンシリーズ第7戦 A組公式予選 正式結果
1位　708　丸山 陽平(デルタモータースポーツ)
2位　338　Naquib Azlan (WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
3位　33　山崎 竜生(広島トヨタGRガレージ)
4位　990 竹村 寛成(KR concepts)
5位　63　松原 亮二(ネッツグンマジースパイスレーシングチーム)
　
クラブマンシリーズ第7戦 B組公式予選 正式結果
1位　339　Amer Harris (WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
2位　707　箕輪 卓也(IBARAKI TOYOPET RACING TEAM)
3位　456　渡部 智仁(渡部 智仁)
4位　758　湯川 祐太朗(トヨタカローラ名古屋レーシングチーム)
5位　522　大森 和也(GR Garage URAWAMISONO with GB)
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/62398
　

　
■ポールポジション ドライバーコメント
B組1位 339 Amer Harris (WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
「昨日よりもアタックをきれいにまとめることができ、今日の予選ではコンマ4秒縮めることができました。このGR86/BRZ Cupシリーズでは、チームメイトのNaquib Azlan選手も同様ですが、我々は毎回、初めてのサーキットを走っています。そのため、他のサーキットと比較して特別な違いや苦手意識を感じることはありません。明日はいいスタートを切って、勝ちたい。目指すのはそれだけですね」
　
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