開催場所:富士スピードウェイ
開催日:2025年9月7日(日)
2025年9月7日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第5戦のクラブマンシリーズ決勝が、富士スピードウェイで行われました。出走台数は45台。タイヤはダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ CUP(ディレッツァ ズィースリー カップ)のワンメイクです。
決勝日の天候は曇り。10周の決勝レースは10時41分からスタートしました。ホールショットを奪ったのは、B組1位の ポールポジション、松原亮二選手(63号車)。2位にはA組予選トップの 箕輪卓也選手(707号車)、さらに同2位の 竹村寛成選手(990号車) が続き、序盤から3台による先頭集団が形成されました。
中盤以降は、虎視眈々と仕掛ける機会を狙う箕輪選手と、やや後方に離される竹村選手という構図に。先頭では松原選手が安定したペースを刻み、順位に大きな変動は見られませんでした。
中盤以降、トップ集団を追いかけつつ熾烈な攻防を繰り広げたのは約6台による4位争い。大森和也選手(522号車)を先頭に、北見洸太選手(30号車)、塙瞬佑選手(311号車)、渡部智仁選手(456号車)、Amer Harris選手(339号車)、橋本隼選手(35号車)が僅差で続き、各所でポジションの入れ替えが見られる白熱のバトルとなりました。
白熱する4位争いの中、際立った追い上げを見せたのは ランキングトップのNaquib Azlan選手(338号車)。A組9位からスタートし、序盤から着実にポジションを上げていきます。そして8位を走行するチームメイトのAmer Harris選手(339号車) の背後に付くと、2台で連携するかのように先行車を次々と攻略。4周目終了時には6位、7位へと浮上し、5周目には早くも5位、6位にまで順位を押し上げ、集団の先頭を射程圏内に捉えました。
レース終盤は、3位単独ながらもペースが落ち始めた 竹村寛成選手(990号車) に、4位争い集団を牽引する 大森和也選手(522号車)、さらにマレーシア勢2台が加わり、三つ巴の3位争いへと発展。激しい攻防は最終ラップまでもつれ込みました。
最終的には、総合ポールポジションからレースをリードし続けた 松原亮二選手(63号車) が初優勝。続いて 箕輪卓也選手(707号車) が2位、竹村寛成選手(990号車) が3位でチェッカーを受けました。4位には Amer Harris選手(339号車)、5位に Naquib Azlan選手(338号車) が入り、大森選手(552号車)は最後まで健闘したもののポジションを守り切れず、6位でフィニッシュとなりました。
次戦は10月4日(土)~5日(日)、鈴鹿サーキットで行われます。
■クラブマンシリーズ第5戦 決勝 正式結果
1位 63 松原亮二選手(ネッツグンマジースパイスレーシングチーム)
2位 707 箕輪卓也選手(IBARAKI TOYOPET RACING TEAM)
3位 990 竹村寛成選手(KR concepts)
4位 339 Amer Harris選手(WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
5位 338 Naquib Azlan選手(WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
6位 522 大森和也選手(GR Garage 浦和美園 with GB)
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/61194
■決勝1位ドライバーコメント
#63 松原亮二選手(ネッツグンマジースパイスレーシングチーム)
「クルマが飛ぶように速かったという感覚です。スタートでは少しホイールスピンしてしまい、あまりうまくいかなかったのですが、箕輪選手も同じく失敗していたようで、結果的に自分のラインをきれいに走ることができ、助かりました。その後はトップをキープしつつ、差を気にしながら周回を重ねました。後半は決して楽ではありませんでしたが、7周目あたりから箕輪選手のペースが自分よりも早く落ちていき、そこから差を広げることができました。勝てると確信したのは残り3周あたりで、このままいけるかもしれないと感じ、残り2周ではもう大丈夫だと確信しました」
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