#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT
伊沢拓也選手
「少し硬いタイヤを選んでいましたがスタートは問題なく、序盤は良いペースを刻めていました。しかしSCが入ったあとのリスタート明けで途端にペースが厳しくなりました。特に新舗装のセクター1でバランス的にオーバーステアが発生し、難しいレースになってしまいました。でも、ちゃんと戦ったレースで内容はとても良かったと思います。今週、GT500の引退を発表しましたが、これまでダンロップに助けてもらったレース人生でした。最後に恩返しできるように、成績で返せるよう残り3戦を頑張ります」
大草りき選手
「伊沢選手最後の鈴鹿ということもあり、もっと上位で終われれば良かったですが、自分の中ではほぼ100%を出せたレースだったと思います。途中フェラーリに詰まってしまったり、まだ実力が足りない部分もあったので今後の改善点とします。12号車とのバトルでは、追いついたら行くしかないと思って仕掛けました。バックアップタイヤの選択については伊沢選手のフィードバックとチームを信じて走りました。周りが元気なときは厳しかったですが、セクター3・4では他の車両より優位性が出てきて後半は良いスティントになりました。次のSUGOではさらに良い結果を出せるようチームと準備します」
ダンロップタイヤ GT500クラス開発担当/佐藤洋平
「タイヤ性能的には狙いどおりのところに落ち着いたと思っています。バックアップタイヤでも途中で前の車両をパスでき、チームの選択は正しかったと感じました。しっかり戦ってくれたのは嬉しいですが、ピークが少し足りなかった部分は来年に向けて良いデータになりました。次のSUGOはGT500では走れていませんが、GT3でのテストでは摩耗が非常に厳しいので、きちんと対策します。伊沢選手とは中嶋レーシング加入以来ずっと一緒に開発してきました。叱咤激励を受けつつ、伊沢選手が作ってくれたタイヤでここまで来られたと思います。最後に笑える結果で締めくくれるよう、残り3戦もチームをしっかりサポートします」