持ち込みタイヤ数の更なる削減により、もっとロングライフのタイヤが求められるようになった今年のSUPER GT。ダンロップタイヤでも決勝で強く戦えるタイヤをこのシーズンオフに開発を進めてきました。岡山に続き、ここ富士でも新しい構造のタイヤを持ち込み挑みました。

　GT300クラスはQ1でK-tunes RC F GT3、SUBARU BRZ R&D SPORTが順当にQ2上位組へ駒を進めると、AグループではこのレースがデビューレースとなるGAINER TANAX Zがグループ４番手のタイムを叩き出し会場を沸かせます。GAINER TANAX Zは公式練習も走れず、ぶっつけ本番の予選。Q1を担当した富田竜一郎選手は「テストの段階から素性が良いのは分かっていました。ただ280㎞/h以上のスピードレンジを体験していなかったのでドキドキしました」とコメント。寝る間を惜しんでマシンを組み上げたメカニック達の努力に応えました。Q2ではK-tunes RC F GT3をドライブする高木真一選手がアタックラップでテールスライド。それでも７番手のタイムをマークしました。

　一方、GT500クラスは大草りき選手、伊沢拓也選手が果敢にアタックしましたが、13位で明日の決勝に臨むことになりました。