開催場所:モビリティリゾートもてぎ
開催日:2023年11月4日(土)
ここまで7戦を戦ってきたSUPER GTもいよいよ最終戦。サクセスウェイトを全て下ろし、ガチンコ勝負となる最終戦は様々な思惑が交差します。シリーズチャンピオンを賭けて戦うチームもあれば、最後の勝利を手にするために戦うチーム。そして、来期に向けた新しい取り組みをはじめるチームも…。そんな中、ダンロップはGT500クラスの中嶋レーシングに、GT300クラスでは5チーム6台に供給しています。そんな最終戦の舞台はモビリティリゾートもてぎ。非常にオーバーテイクの難しいサーキットとして知られていることもあり、予選の結果が重要とされるコース。本日、午後に行われた公式予選に注目が集まりました。ダンロップ勢はGT500をはじめ7台中6台がQ1を通過。GT300クラスでは61号車が0.307秒足りず4番手。明日の決勝でもしっかり優勝を狙える位置からスタートとなります。
≪GT500クラス≫
P.P. #3 Niterra MOTUL Z / MI
2位 #17 Astemo NSX-GT / BS
3位 #36 au TOM’S GR Supra / BS
7位 #64 Modulo NSX-GT / DUNLOP
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/48835
#64 Modulo NSX-GT
伊沢拓也選手
「テストで手応えのあったセットアップで持ち込んできたんですが、その調子があまりかんばしくなく、序盤からビッグチェンジをしたため公式練習の時間を大きく使ってしまいました。ただ、マシンの方向性はしっかり定まったので良かったです。タイヤに関してももうちょっと路面温度が上がってくれればもっといいとは思うんですが、発熱もしてくれたしグリップ感もありました。予選の走りもミスなく悪くないものでした。明日はしっかり走り切っていい成績を残したいですね」
太田格之進選手
「練習はそんなにフィーリングは悪くなかったんですが、Q1はギリギリでも通れるかと思っていました。実際にQ1はチームもマシンをしっかり仕上げてくれ、タイヤも機能してくれたので、最後に逆転して滑り込めました。明日も自信があるので、良い結果で締めくくりたいと思います」
≪GT300クラス≫
P.P. #2 muta Racing GR86 GT BS
2位 #88 JLOC ランボルギーニ GT3 BS
3位 #65 LEON PYRAMID AMG BS
4位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT DUNLOP
9位 #96 K-tunes RC F GT3 DUNLOP
12位 #60 Syntium LMcorsa GR Supra GT DUNLOP
14位 #11 GAINER TANAX GT-R DUNLOP
16位 #20 シェイドレーシング GR86 GT DUNLOP
18位 #10 PONOS GAINER GT-R DUNLOP
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/48840
GT300クラス
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人選手
「本当に山内選手はよくここまで持ってきてくれたと思います。午前中のバランスからチームがここまでマシンを持ってきてくれたことも素晴らしいと思っています。チームの総合力を実感した予選でした。Q1はギリギリの通過になってしまいましたが、決勝用のタイヤでもしっかり通過できたのは良かったです。明日はQ1タイヤでスタートなので、ロングランにもしっかり対応できています。無交換作戦も視野に入れながら明日の作戦を考えたいと思います。最後はとにかく笑って終われるように勝って終わりたいですね」
山内英輝選手
「走り出しはマシンの動きがピーキー過ぎてちょっとドライビングでまとめるのが難しかったですね。ジオメトリーの変更までして、ここまでこれたのは良かったんですが予選ではちょっとマシンに不具合が生じてしまい、タイムを失ってしまいました。あれがなければ十分ポールも狙えたかと思っています。Q1では決勝向きの、Q2では予選用のタイヤで挑んだので、明日の決勝がQ1のタイヤというのは心強いですね。とにかく力強い走りをするしかないと思っています。ピット作業でハンデがあるのは百も承知なので、それを補う走りをしたいですね」
ダンロップタイヤ開発責任者/安田恵直
「GT500クラスは違う系統のソフトタイヤを2種類持ち込んだのが良い結果を出してくれました。新しいアイテムを投入したのですが、それがきちんと機能してくれコントロール性能の向上とともにタイヤの摩耗対策もできています。ちょっとコンパウンドに対して路面温度が低ったこともありますが、それでもQ1をきっちり通してもらったのは嬉しかったです。明日は曇りの予報ですが温度は上がると思うので、さらにこのタイヤが発動する温度域に入ると思っています。6位以内にしっかり入って今年のレースを終えたいですね。
また、GT300クラスは6台中5台がQ1を通過してくれたのは良かったですね。61号車に関しては決勝用のタイヤでQ1に挑んだんですが、そこをきっちり通過させてもらえたのは明日につながるキーポイントになっていると思います。Q2でもタイヤを発熱させている途中に前走車との距離をとってしまうと上手く発動しないことが多かったんですが、今回は新スペックのタイヤを持ち込んできたのが効果を出してくれたみたいです。井口選手のQ1用のタイヤはウォームアップも問題ないですし、グリップも問題ないので明日に期待したいと思っています」
決勝は明日、11月5日(日) 12:00からウォームアップ走行開始。13:00から300㎞のレースが幕を開けます。
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