開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2025年10月5日(日)
2025年10月5日(日)、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第6戦のプロフェッショナルシリーズ決勝が鈴鹿サーキットで行われました。出走台数は34台。ダンロップは今大会から新製品のハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β07(ディレッツァ ベータゼロナナ)を投入しており、期待の高まるデビュー戦。使用するタイヤは二社から選ぶことができ、14人のドライバーがダンロップを選択しています。
天候は曇。8周の決勝は11時40分から行われ、他社製タイヤを使用する予選1位の蒲生尚弥選手(121号車)が順当なスタート。トップをキープして1周目を終えます。ダンロップユーザーの最上位は予選16位から12位にジャンプアップした冨林勇佑選手(504号車)。同じく予選最上位(12位)の松井孝允選手(123号車)は14位です。
他社製タイヤを使用するドライバーのトップ争いが続く中、冨林選手は力走。翌周には11位に上がり、他社製タイヤを使用するライバルに挟まれながらも上位を追いかけます。5周目にアクシデントが発生し、セーフティカー導入。7周目からレース再開となりますが、コースには雨が降り始めており、不利な状況です。冨林選手の順位は変わらず11位でチェッカー。ポイント獲得はなりませんでした。
冨林選手に続くダンロップユーザーは14位の青木孝行選手(31号車)。松井選手が15位で続き、予選23位から7台抜きを見せた菅波冬悟選手(1号車)が16位でチェッカーを受けました。なお、決勝中のファステストラップはダンロップユーザーの近藤翼選手(906号車)が獲得。本降りの雨予選は厳しい状況でしたが、乾いた路面では速さを発揮しました。
優勝はトップを一度も譲らなかった蒲生選手。2位には予選3位の堤優威選手(7号車)で、3位には予選2位の井口卓人選手(88号車)が入っています。第7戦(最終戦)は11月29日(土)~30日(日)、岡山国際サーキット。DIREZZA β07の本領発揮に期待が高まります。
■プロフェッショナルシリーズ第6戦 決勝 正式結果
1位 121 蒲生尚弥(ネッツ兵庫レーシングチーム) /BS
2位 7 堤 優威(T by Two CABANA Racing) /BS
3位 88 井口卓人 (Team Takuty) /BS
4位 293 岡本大地(KSM) /BS
5位 98 元嶋佑弥(DTEC TEAM MASTER ONE) /BS
6位 34 佐々木雅弘(OTG MOTOR SPORTS) /BS
11位 504 冨林勇佑(デルタモータースポーツ) /DUNLOP
14位 31 青木孝行(ケー・エム・エスレーシング) /DUNLOP
15位 123 松井孝允(NETZ TOYAMA Racing) /DUNLOP
16位 1 菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS) /DUNLOP
すべての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/62411
■住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部 堀口俊樹(GR86/BRZ Cup担当)
「今回から新製品のDIREZZA β07投入ということで、期待される鈴鹿ではあったのですが、予選の時は土砂降りになってしまいました。狙いとは外れたコンディションになったため、ほろ苦いデビュー戦になってしまいました。決勝は雨予報だったのですが、曇りとなったおかげで、最初の4周ぐらいはドライで走ることができました。課題であったグリップの低下感やタレ感は特に発生しておらず、解決の方向であるということが確認できました。セーフティカーの先導走行時や小雨時、グリップが発揮できないところが確認できたので、そこが次の課題かなとは思っております」
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