ダンロップモータースポーツ

【決勝レポート】GR86/BRZ Cup クラブマンシリーズ 第6戦

開催場所:鈴鹿サーキット

開催日:2025年10月5日(日)


 
2025年10月5日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第6戦のクラブマンシリーズ決勝が、鈴鹿サーキットで行われました。出走台数は44台。タイヤはダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ CUP(ディレッツァ ズィースリー カップ)のワンメイクです。
 
決勝日の天候は曇り。路面が濡れているウェットコンディションの中、8周のレースがスタートしました。好スタートをきったのはA組予選1位のNaquib Azlan選手(338号車)。1コーナーでB組予選1位(ポールポジション)の箕輪卓也選手(707号車)のインに入り、スタート直後からサイドバイサイドの展開となります。
 
S字コーナーの立ち上がりでNaquib選手が先行。箕輪選手は僅差で追いかけますが、続く逆バンクで後方のAMER HARRIS JEFRY選手(339号車)と接触してしまいます。ハーフスピンを喫した箕輪選手は4位まで順位を落としますが、再び追い上げ態勢を構築。1周目終了時点での順位はトップNaquib選手、2位AMER選手、3位CHUNG選手、4位箕輪選手です。
 
単独トップに躍り出たNaquib選手は全体ベストを更新しながら2位以下を引き離しにかかり、AMER選手とCHUNG Adrian Kwok選手(11号車)がトップを追いかける展開。AMER選手とCHUNG選手の2位争いが過熱する間にトップとの差が拡大していき、今度は箕輪選手がCHUNG選手に追いつきます。
 
2位争いが動いたのは3周目。CHUNG選手のミスに乗じ、箕輪選手が3位にポジションアップ。勢いに勝る箕輪選手はAMER選手にも仕掛けますが、抜くことはできません。
 
後方でのバトルを尻目にNaquib選手はさらにペースを上げていき、4周目に2秒弱となっていた2位とのギャップは5周目には3秒弱、6周目には4秒弱と独走態勢を築くことに成功。そのまま逃げ切り、圧巻の独走Vを飾りました。
 
一方、激しい2位争いは最終ラップまでもつれ込み、9番グリッドから混乱に乗じて追い上げてきた島拓海選手(36号車)も加わった4台での表彰台争いとなりますが、順位は変わらず。2位AMER選手、3位箕輪選手、4位島選手の順で、そのままチェッカーを受けました。
 
なお、レース後の裁定によりAMER選手にペナルティが科されたため、正式結果は2位箕輪選手、3位島選手。チャンピオン確定は最終戦まで持ち越しとなりました。
 
次戦は11月29日(土)〜30日(日)、岡山国際サーキットで行われます。
 
クラブマンシリーズ第6戦 決勝 正式結果
1位 338 Naquib Azlan (WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
2位 707 箕輪卓也 (IBARAKI TOYOPET RACING TEAM)
3位 36 島拓海 (HC GALLERY)
4位 11 CHUNG Adrian Kwok (AlphaRex Racing)
5位 557 大西隆生 (オートバックス with G-7AUTOSERVICE)
6位 39 井上雅貴 (HC GALLERY)
7位 990 竹村寛成(KR concepts)
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/62403
 


 
■決勝1位ドライバーコメント
#338 Naquib Azlan選手(WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
「スタートで一番集中していたのは、少しでも前に行くことです。なぜなら、前には箕輪さんがいたので、非常に近い混戦になることが予想されていたので、スタートを制することに集中しました。スタート後はラッキーもあり、偶発的に前に出ることができました。先頭を走っているときに集中していたのは、もちろんタイムを上げることもそうですが、安全に、飛び出さないように、欲張らないように走ることに集中しました。オープニングラップから先頭立って、2~3周目まではチームメイトが後ろにいたので、彼との信頼関係もありますし、それなりに走ることができました。4周目以降は少し気持ちにも余裕が出てきたので、より安全に残りの周回を重ねることをイメージしていました」
  
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