開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2025年10月4日(土)
2025年10月4日(土)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第6戦のクラブマンシリーズ予選が鈴鹿サーキットで行われました。出走台数はA、B両組合計で55台。タイヤはダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ CUP(ディレッツァ ズィースリー カップ)のワンメイクです。
予選時の天候は雨。A組の予選は10時50分から15分間で行われました。シグナルの合図と同時に全車がコースイン。ランキングトップの Naquib Azlan選手(338号車)が2分45秒760のトップタイムをマークし、2位以下に大きな差をつけます。
各車が周回を重ね、アタックを行うも、Naquib 選手のタイムを上回るドライバーは現れず、このまま予選終了と思われましたが、残り3分を切ったところで、大西隆生選手(557号車)が2分45秒373をマーク。トップに立ちます。しかしその直後、Naquib 選手が2分44秒942をマーク。A組トップで予選を終えました。
2位には山崎竜生選手(33号車)が入りましたが、タイム抹消のペナルティにより12位。繰り上がりの2位にはCHUNG Adrian Kwok選手(11号車)、同3位には地元名古屋の湯川祐太朗選手(758号車)が入りました。
B組の予選は15分後の11時20分から行われ、A組同様、シグナルの合図と同時に全車がコースイン。ランキング3位の箕輪卓也選手(707号車)が2分44秒685をマークし、トップに立ちます。箕輪選手に続く2位は AMER HARRIS JEFRY 選手(339号車)で、タイムは2分45秒169です。
その後も各車がアタックを続け、3位以下では激しい順位争いが展開されましたが、トップの2台を脅かすドライバーは現れません。残り3分を切ったところで、AMER選手が渾身のアタックでタイムを短縮しますが、箕輪選手にはわずかに届きません。
箕輪選手は最後のアタックで2分44秒346をマークし、AMER選手とのギャップを拡大。B組トップで予選を終えました。AMER選手に続く3位は丸山陽平選手(708号車)です。規定により、最速タイムを記録したB組の箕輪選手がポールポジション(アウト側1番グリッド)を獲得。箕輪選手の後方にB組、Naquib 選手(イン側)の後方にA組が並ぶ形となります。
なお、予選終了後に行われたコンソレーションレースには11台が出走。1周目でトップに立った牧智晴選手(52号車)が主導権を握り、そのままレースを牽引。2位を走行する橋田直樹選手(487号車)の猛追を振り切り、トップでチェッカーを受けました。
クラブマンシリーズ第6戦 A組公式予選 正式結果
1位 338 Naquib Azlan(WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
2位 11 CHUNG Adrian Kwok(AlphaRex Racing)
3位 758 湯川祐太朗(トヨタカローラ名古屋レーシングチーム)
4位 557 大西隆生(オートバックス with G-7AUTOSERVICE)
5位 990 竹村寛成(KR concepts)
クラブマンシリーズ第6戦 B組公式予選 正式結果
1位 707 箕輪卓也(IBARAKI TOYOPET RACING TEAM)
2位 339 AMER HARRIS JEFRY(WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
3位 708 丸山陽平(デルタモータースポーツ)
4位 522 大森和也(GR Garage 浦和美園 with GB)
5位 36 島拓海(HC GALLERY)
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/62398
■予選1位ドライバーコメント
B組1位 707 箕輪卓也(IBARAKI TOYOPET RACING TEAM)
「昨日はドライでしたが、今日は一転して雨。同じ条件の中、課題だった急なコンディション変化への対応も、しっかりと合わせ込みができました。前回の大会ではNaquib選手に離されて悔しい2位だったので、ポールポジションを獲ることができ、とてもうれしいです。路面状況については、計測1回目がもっとも雨量も水量も少なく、そこでうまくタイムを出せたのが大きかったと思います。その後、雨が強くなりましたが、少し高めに設定していたタイヤの内圧がうまく作用し、コンディションの変化が結果的に良い方向に働きました。最後のアタックでもベストを更新できて、いい流れで終えられました」
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