ダンロップモータースポーツ

【決勝レポート】GR86/BRZ Cup プロフェッショナルシリーズ 第4戦

開催場所:十勝スピードウェイ

開催日:2025年7月13日(日)

青木孝行選手がダンロップユーザーの最上位、5位を獲得


 
2025年7月13日(日)、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第4戦のプロフェッショナルシリーズ決勝が十勝スピードウェイで行われました。出走台数は22台。使用するタイヤは二社から選ぶことができ、11人のドライバーがダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β06(ディレッツァ ベータゼロロク)を選択しています。
 
天候は晴れ。北海道ならではの過ごしやすさを感じるものの、今回のレースウィークで最も高い気温と路面温度です。14周の決勝は12時16分から行われ、全車クリーンスタートで1コーナーへ。ダンロップユーザーの最上位は5位の青木孝行選手(31号車)です。
 
6位には予選7位のダンロップユーザー、菅波冬悟選手(1号車)が上がりますが、激しい位置取り争いの中でポジションダウン。予選6位の同じくダンロップユーザー、清水英志郎選手(2号車)が6位に上がっています。
 
トップ集団がホームストレートに戻ってくる頃、コース上の落下物を回収するためにセーフティカー(SC)が導入されます。SCによる隊列走行は4周目まで続き、5周目からレース再開。青木選手5位、清水選手6位、菅波選手8位、さらにダンロップユーザーの冨林勇佑選手(504号車)が9位につけています。
 
青木選手は他社製タイヤを使用する吉田広樹選手(160号車)についていくことできず、単独で走行。清水選手は他社製タイヤを使用する7位の平良 響選手(330号車)を必死に抑え込み、後方からは菅波選手も接近しています。
 
抜けないと言われる十勝では順位の変動はなく、青木選手は5位でチェッカー。清水選手は6位を死守し、菅波選手が8位。9位には予選11位から順位を上げた、ダンロップユーザーの奥本隼士選手(87号車)が入っています。冨林選手は6周目にピットに戻り、リタイアとなっています。
 
なお、優勝は他社製タイヤを使用する高橋知己選手(97号車)が初ポールトゥウィンを飾っています。次戦は9月6日(土)~7日(日)、富士スピードウェイで行われます。

■プロフェッショナルシリーズ第4戦 決勝 正式結果
1位    97 高橋知己(DTEC TEAM MASTER ONE)
2位    7      堤 優威(T by Two CABANA Racing)
3位    160. 吉田広樹(GR Garage浦和美園 with GB)
4位    88 井口卓人(Team Takuty)
5位    31 青木孝行 (ケー・エム・エスレーシング)
6位    2   清水英志郎(K-one Racing Team)
7位 330. 平良 響(オキナワドリームレーシング)
8位    1   菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS)
9位    89 奥本隼士(Team Takuty)
10位   293 岡本大地(KSM)
すべての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/60054
  
■住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部 堀口俊樹(GR86/BRZ Cup担当)
「予選前日までのスポーツ走行や専有走行は、低い路面温度で走れていて、非常に良いコンディションでした。予選では路面温度が15℃以上離れる形になってしまいました。その影響によってフィーリングが大きく変わり、振るわなかったところがありました。
 
決勝は今回の週末で一番熱いコンディションになりました。路面温度は45℃、昨日よりもさらに5℃ぐらい高い中での走行となりました。どのドライバーの方に聞いても、ラスト3~4周はタイヤ的にしんどかったと言われています。SCが入ったことにより、序盤の4周がスロー走行となり、そのおかげで順位をキープできたドライバーが大勢いました。そこに救われた形です。金曜日までの条件とこの土日で10℃以上違うと如実にグリップ感に差が出てきてしまうので、そこのロバスト性を上げるところ、広げるところが今後の課題だと思います」
 

 
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