開催場所:十勝スピードウェイ
開催日:2025年7月14日(日)
2025年7月13日(日)にTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第4戦のクラブマンシリーズ決勝が、十勝スピードウェイで行われました。出走台数は20台。タイヤはダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ CUP(ディレッツァ ズィースリー カップ)のワンメイクです。
決勝日の天候は晴れ。決勝は9時46分から14周で行われ、ポールポジションスタートの塙瞬佑選手(311号車)が好スタート。トップをキープして1コーナーに進入します。2位には予選3位の箕輪卓也選手(707号車)が上がっています。
ハイペースで追い上げてきたのが2台のマレーシア勢、予選4位のAMER HARRIS選手(339号車)と同5位のNaquib Azran選手(338号車)です。1周目を終える頃には2台ともに予選2位の大森和也選手(522号車)をオーバーテイク。Naquib選手は3位、AMER選手は4位に順位を上げ、ペースをさらに上げて行きます。
その後もマレーシア勢の勢いは止まらず、2位の箕輪選手とのギャップをみるみる埋めていきます。特にペースが良かったのは前回ウィナーのNaquib選手で、3周目には箕輪選手をパスし、2位に浮上。この時点でのトップ塙選手との差は1秒45で、猛追劇を展開します。
周回を重ねるごとに着実にトップとの差を詰めるNaquib選手。5周目には塙選手の背後に迫り、虎視眈々とオーバーテイクを狙います。9周目。Naquib選手が塙選手をオーバーテイクしトップに躍り出ると、ペースを落とすことなくレースをリード。そのまま独走態勢を築き上げ、2位以下に3秒差をつけてチェッカー。前戦SUGOに続く2連勝、今季3勝目をあげました。
2位には塙選手。3位には表彰台の一角を守り切った箕輪選手が入りました。4位はAMER選手。5位には序盤に順位を落とした大森選手が入りましたが、レース後にペナルティの裁定があり9位。竹村寛成選手(990号車)が5位に繰り上がり、松原亮二選手(63号車)が6位に入りました。
次戦は9月6日(土)~7日(日)、富士スピードウェイで行われます。
■クラブマンシリーズ第4戦 決勝 正式結果
1位 338 NAQUIB AZLAN (WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
2位 311 塙 瞬佑(COROLLA SHIN-IBARAKI CSI Racing))
3位 707 箕輪卓也 (IBARAKI TOYOPET RACING TEAM)
4位 339 AMER HARRIS(WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
5位 990 竹村寛成 (KR concepts)
6位 63 松原亮二(ネッツグンマジースパイスレーシングチーム)
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/86-brz-cup/60050
■決勝1位ドライバーコメント
338 NAQUIB AZLAN (WING HIN MOTORSPORTS X MOTY’S)
「このワンメイクレースは、他のクルマを抜くことがなかなか難しいので、スタートがかなり重要です。そのため、スタートで多く抜くことが必要だと思っていました。そのかいもあり、1周目に狙い通り3位までポジションを上げることができました。311号車のドライバーがミスをしてくれないかと、プレッシャーをかけてチャンスを待ち、トップでチェッカーを受けることができました。残りの3レース、チームと一戦一戦を頑張っていきたいと思います」
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