2023年11月26日(日)、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第7戦のプロフェッショナルシリーズ決勝が富士スピードウェイで行われました。出走台数は40台。
　
ダンロップは第5戦からハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β06（ディレッツァ ベータゼロロク）を投入。エントラントが使用するタイヤはダンロップを含め3メーカーからタイヤを選ぶことができ、今大会では12人のドライバーがβ06を選択しています。
　

　 
天候は晴。10周の決勝は11時から行われ、予選1位のダンロップユーザー、伊東黎明選手（80号車）が順当なスタートをきります。しかし、1コーナーで発生した複数車両によるアクシデントに巻き込まれ、伊東選手はストップ。さらに予選9位からスタートしたダンロップユーザー、松井孝允選手（123号車）もストップしており、どちらもリタイアとなります。
　
レースは赤旗中断となり、4周目からローリングスタートで再開。ダンロップユーザーのトップは7位の冨林勇佑選手（1号車）で、チャンピオンの可能性を残している菅波冬悟選手（10号車）が9位を走行しています。しかし、冨林選手は4周目にライバルに抜かれ、8位にポジションダウン。上位の選手にペナルティが与えられたため、5周目の終わりにポジションを戻しますが、前についていくことができません。
　

　

　
粘り強く7位をキープしていた冨林選手ですが、9周目に9位へポジションダウン。これにより、ダンロップユーザーのトップは8位の菅波選手に変わります。菅波選手は8位をキープしてチェッカー。惜しくもチャンピオンに届きませんでしたが、ポイントを獲得し、ダンロップユーザー最上位のランキング3位でシーズンを終えることができました。
　
冨林選手はファイナルラップに2つポジションを下げ、11位。他のダンロップユーザーでは小河諒選手（60号車）が12位、呉良亮選手（556号車）が14位となっています。
　
プロフェッショナルシリーズ第7戦 決勝 正式結果
1位 18 中山雄一(IBARAKI TOYOPET RACING TEAM) /BS
2位 31 青木孝行(ケー・エム・エスレーシング) /BS
3位 293 岡本大地(KSM) /BS
4位 34 佐々木雅弘(オグラクラッチ with レボリューション) /BS
5位 38 坪井 翔(Spread) /BS
6位 121 蒲生尚弥(ネッツ兵庫レーシングチーム) /BS
7位 87 久保凜太郎(Team Takuty) /BS
8位 10 菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS) /DUNLOP
9位 98 元嶋佑弥(DTEC TEAM MASTER ONE) /BS
10位 199 平良 響(Nine WITH ARN RACING) /BS
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■住友ゴム工業株式会社　モータースポーツ部　小川貴臣（GR86/BRZ Cup担当）
「土曜日、日曜日と路面温度と気温がガクッと下がったので、練習走行で得たデータが使える部分と使えなかった部分があったかと思います。それでもなんとかタイヤを温めきり、伊東選手がポールポジションを1000分の5秒差でとっていただき、本当にありがたかったです。ドライバー同士のすごくしびれる戦いだったと思います。今日の決勝、温まりはこちらの方に分があったので、1～2周目である程度ギャップを作りたかったところですが、1コーナーでああいうことになってしまい、勝負権がなくなってしまったところです。ただ、中盤から終盤のペースでも、争えるところにいたと思いますので、来年以降もより良く改善していこうと思います」
 　
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