2023年10月29日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第6戦のクラブマンシリーズ決勝が鈴鹿サーキットで行われました。出走台数は43台。ダンロップはハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ CUP（ディレッツァ ズィースリー カップ）を全エントラントに供給しています。
　
天候は晴。決勝は10時10分から8周で行われました。アウト側、ポールポジションからスタートしたランキング1位の松井宏太選手（125号車）がスタートミス。2番グリッドの有岡綾平選手（41号車）、3番グリッドの岡田友輔選手（310号車）、4番グリッドの菱井将文選手（380号車）の3台に先行され、4位で1コーナーへ進入します。
　

　
その直後、S字コーナーでアクシデントが発生。ストップしている車両があるため、セーフティカー（SC）が導入されます。2周のSC先導の後、3周目からレース再開。後方ではランキング2位の吉田隆ノ介選手（61号車）が1周目に湯川祐太朗選手（758号車）と塙瞬佑選手（311号車）を抜き、6位に上がっています。
　
有岡選手から松井選手までのトップ集団のペースが良く、5位以下との差が徐々に拡大。トップ集団の中では岡田選手が有岡選手に接近し、トップ争いが白熱します。6周目終了時、岡田選手は有岡選手にコンマ3秒まで接近。岡田選手はオーバーテイクのチャンスをうかがいますが、有岡選手も落ち着いて走行します。
　
2台の接近戦はファイナルラップまで続きますが、順位は変わらず。有岡選手が岡田選手にコンマ7秒差をつけ、優勝を果たしました。
　

　
3位は菱井選手で以下、松井選手、古田樹選手（93号車）、吉田選手までがトップ6。今回の結果により、チャンピオン決定は11月25日（土）～26日（日）の最終戦、富士スピードウェイに持ち越しとなりました。

■クラブマンシリーズ第6戦 決勝 正式結果
1位 41 有岡綾平(TEAM HERO’S)
2位 310 岡田友輔(COROLLA SHIN-IBARAKI CSI Racing)
3位 380 菱井将文(徳島トヨタレーシング)
4位 125 松井宏太(TEAM SAMURAI)
5位 93 古田 樹(トヨタカローラフクオカモータースポーツクラブ)
6位 61 吉田隆ノ介(KOTA RACING)
7位 311 塙 瞬佑(COROLLA SHIN-IBARAKI CSI Racing)
8位 703 池島実紅(SAITAMATOYOTA MOTOR SPORTS)
9位 758 湯川祐太朗(トヨタカローラ名古屋レーシングチーム)
10位 339 Ken Alex(KOTA RACING)
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決勝1位ドライバーコメント
1位 41 有岡綾平選手（TEAM HERO’S）
「鈴鹿ということもあり、正直あまり自信なかったのですが、レースウィーク中、速さがありました。予選からの組み立ても良く、松井選手がスタートで失敗したので、後ろの様子を見ながらいいレースができたかなと思います。岡田選手がプッシュしてきたのですが、接近するところと離れるところがわかっていたので、様子を見ながら、離せるところはしっかり離し、自分のペースで走れました。いいレースだったと思います。実は先週、S耐の岡山でも優勝しました。次戦もS耐のあとに富士があるので、練習がてらに富士を走って、そのままの勢いで勝ちたいと思います」
　

　

　

　

　
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