ダンロップモータースポーツ

GR86/BRZ Cup 第2戦 クラブマンシリーズ 【決勝レポート】

開催場所:スポーツランドSUGO

開催日:2022年8月21日

2022年8月21日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第2戦のクラブマンシリーズ決勝がスポーツランドSUGOで行われました。出走台数は36台。すべてのドライバーの車両にはダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ(ディレッツァ ズィースリー)が装着されています。

天候は晴。雲が多いものの、雨の心配はありません。36台のクルマがグリッドにつき、13周のレースがスタート。予選1位の勝木崇文選手(186号車)は同2位の岡田友輔選手(311号車)の先行を許すも、3コーナーでインをとり、トップに復帰します。オープニングラップ終了時の順位は勝木選手、岡田選手、松井宏太選手(125号車)、咲川めり選手(2号車)の順。勝木選手は岡田選手に1秒04の差をつけており、周回を重ねる毎にリードを拡大していきます。

レースの半分が終了した7周目、トップ勝木選手と岡田選手の差は3秒69差に。勝木選手の逃げ切りが濃厚となる中、白熱していきたのが2位争い。松井選手が岡田選手に追いつき、テールトゥノーズに。さらに咲川選手を抜いて4位に上がった菱井将文選手(380号車)もこの争いに加わり、4台でのバトルに発展します。

激しく順位を入れ替える中、集団を抜け出したのが菱井選手。終盤、菱井選手は単独2位となり、追い上げますが、勝木選手のリードは5秒以上あり、余裕のチェッカー。昨年までのTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceを含め、うれしい初優勝を飾りました。3位は岡田選手で以下、松井選手、咲川選手、岩本佳之選手(759号車)の順。

勝木選手は自動車関係のチューニングショップに勤務する27歳。日頃からクルマに触れながら、プロドライバーを目指してモータースポーツに挑戦しています。今シーズンの目標はクラブマンシリーズのチャンピオン獲得で、プロフェッショナルシリーズへのステップアップを視野に入れながら、全戦にフル参戦します。

クラブマンシリーズ第2戦 決勝 正式結果
1位 186 勝木崇文(AVANTECH racing team)
2位 380 菱井将文 (徳島トヨタレーシング)
3位 311 岡田友輔 (COROLLA SHIN-IBARAKI CSI Racing)
4位 125 松井宏太(TEAM SAMURAI)
5位  2 咲川めり (SHIFT)
6位 759 岩本佳之 (トヨタカローラ名古屋レーシングチーム)
すべての正式結果はこちら


■決勝1位ドライバーコメント
1位 186 勝木崇文 (AVANTECH racing team)

「やっと勝つことできました。スタートでホイールスピンが多くて、並ばれてしまったのですが、3コーナーまでなんとか耐えてトップを守ることができました。1周目、2周目の自分のスピードには自信があり、2位の選手が離れていったことはわかっていたので、計画通りでした。菱井選手と松井選手が2位の選手とバトルするだろうと思っていたので、今のうちに離して勝負を決めようという作戦でした。初ポールポジション、初優勝でしたけど、完璧でした。狙い通りのレースができ、めちゃくちゃうれしいです。十勝と鈴鹿で形をつくり、気持ちの上では岡山の途中でチャンピオンを決めたいですが、そんなに甘くはないと思うので、必死に頑張りたいと思います」

第3戦は9月24日~25日、十勝スピードウェイで行われます。
86/BRZ Cup TOPページ