ダンロップモータースポーツ

【決勝レポート】SUPER GT 第4戦 Race1 – FUJI SPRINT CUP

開催場所:富士スピードウェイ

開催日:2025年8月2日(土)

 
全国から熱い注目が集まる中、FUJI SPRINT CUP RACE1の決勝が本日開催されました。

GT500クラスには64号車 Modulo CIVIC TYPE R-GTを伊沢拓也選手がドライブしました。しかし、予選同様レースも非常に厳しい展開になっていきます。前を走る16号車にぴったりと張り付く場面もしばしば見受けられるものの、抜くには一歩決め手にかける苦しい展開。ペースはドロップすることなく安定はしているものの、ピークのスピードが足りていない状況に苦しめられてしまいます。途中、雨がちらつくも一定のペースを刻む伊沢選手でしたが、順位に変動はなくそのままゴール。15位という結果に終わってしまいました。

 
GT500クラス

優勝 #1 au TOM’S GR Supra ./BS
2位 #38 KeePer CERUMO GR Supra /BS
3位 #37 Deloitte TOM’S GR Supra /BS
15位 #64 Modulo CIVIC TYPE R-GT /DUNLOP
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/60585
 

 
#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT/伊沢拓也選手
「残念な1日になってしまいました。とても悔しいです。予選、決勝ともフィーリングは良いと感じるところはあるんですが、タイムのピークが足りないというのが予選から決勝までずっとそれを引きずってしまった感じです。特に公式練習でのタイムを予選で超えることができなかったのは、あまりレースウィークにないことが起こったのが…。自分自身の走り、やれること、いろいろあったのかもしれませんがパフォーマンスの足りなさを引きずってしまいました。本当に悔しいです。明日は大草選手が走りますが、タイヤは決まっているので明日につながるフィードバックができれば嬉しです」
 
ダンロップタイヤGT500クラス開発担当/佐藤洋平
「厳しい結果になりましたが、ピークを含めベースのグリップが足りませんでした。タイヤの安定度は良いデータもとれていたんですが、今回は狙っていたところが正しかったのかどうかをもう一度検証しなくてはいけないと思います。今回はレンジを外したわけでもないので、足りていない部分をしっかり見極めないといけないと思っています。明日はタイヤのスペックとしては同じもの。ベースアップできるように、タイヤの使われ方を見てチームと話し合いをしたいと思います」
 

 

GT300クラスは波乱の展開となります。2番手からスタートした61号車SUBARU BRZ R&D SPORTを駆るのは山内英輝選手。トップをしっかりと追走するものの、ダウンフォースを最大限活用する現在のGTマシンはダスティな空気を嫌います。ダウンフォースが得られない状態ではタイヤを路面に押し当てることができずタイヤが急激に摩耗。ピークスピードを失っていきます。逆にスタートでひとつ順位を上げ、安定した接地を見せる777 号車D’station Vantage GT3をドライブするチャーリー・ファグ選手が躍動します。9周目の1コーナーで61号車をパス、さらに21周目1コーナーでしかけるファグ選手。クロスラインでしかけコカ・コーラコーナーでトップに浮上。徐々に2位に差を付け見事トップチェッカーを勝ち取りました。
 
GT300クラス
優勝 #777 D’station Vantage GT3 /DUNLOP
2位 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG /YH
3位 #65 LEON PYRAMID AMG /BS
8位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT /DUNLOP
12位 #11 GAINER TANX Z /DUNLOP
13位 #45 PONOS FERRARI 296 /DUNLOP
18位 #60 Syntium LMcorsa LC500 GT /DUNLOP
DNF #96 K-tunes RC F GT3 /DUNLOP
 

 

#777 D’station Vantage GT/チャーリー・ファグ選手
「きょうの結果はとってもハッピーです。このシリーズにおいて公式練習から、公式予選、決勝までを全てひとりで走るというのはとても刺激的でした。いままでとは違い、個人としての力が試されたと思います。そして決勝はとてもフィーリングが良かったです。後ろ2台のメルセデスがバトルしてくれたことも助かりました。明日の藤井選手は本当にクレバーでスキルの高い選手。僕は半袖短パンでレースをのんびり見て応援します(笑)」
 
ダンロップタイヤGT300クラス開発担当/大小瀬求
「決勝とは路面温度も大きく違ったんですが、予選では一発のタイムで他車を凌駕するような力は正直なく、温度レンジの狭さが出てしまった感じがよぎりました。ただ、ターゲットタイムは出せていたので目標はしっかり設定できていたんですが、ポールポジションは少し遠かったです。決勝はチームの総合力とドライバーの技量が大きかったと思います。特に途中から雨が降ってきたときの路面などはうちが得意とする路面だったので複合的な意味で凄く良い日だったと思います。きょうはチャーリーの日でした。明日も持ち駒は決まっているのでチームとディスカッションをしていい結果を残せるように準備したいです」
 

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