FIA-F4選手権 第11戦【リザルト・レポート】オートポリス

2022/10/01


今季初の九州決戦。FIA-F4は全14戦の内10戦を終了して、ここオートポリスで第11戦目を迎えました。ダンロップタイヤワンメイクで争われるこのカテゴリーは、同一マシン、同一タイヤのイコールコンディション。マシンのセッティング可能な範囲も制限されているためドライバーのスキルを見るにも育てるにも絶好の環境です。そんなFIA-F4は上位2台が飛び抜けてシリーズを展開しています。ここまで6勝を挙げながらも、2回のリタイアが響いてランキング2位に甘んじるHFDP RACINGの小出峻選手。そして、その小出選手を6ポイント引き離してランキングトップを死守しているのが同じくHFDP RACINGの三井優介選手です。残り4戦でどうなるのか注目が集まります。

そんな中スタートを切ったFIA-F4第11戦。予選はホンダ勢とトヨタ勢が交互にグリッドを分け合った位置からのスタート。2番手から荒川麟選手が飛び出して、小出選手と2台並んで1コーナーへ。一瞬、小出選手が引くかと思われたのですが、イン側の利を活かしてヘアピンまでに小出選手が前に出ます。その結果順位は変わらずオープニングラップを終了します。しかし後方で複数台が絡むクラッシュが発生。これによりSCが導入されてしまいます。そして3周目からレースは再開。小出選手が2位荒川選手にマージンを作って再スタートすると、小出選手は徐々に荒川選手との差を広げていきます。このままレースは流れていくかと思われた6周目。第2ヘアピンでクラッシュが発生。これで、再度SCが導入され、レースは11周目に再開されます。ラスト3周の超スプリントレースへ!再スタートで4位の中村仁選手が三井選手にしかけますが、1コーナーで2ワイドになるのが精いっぱい。小出選手は盤石の走りで2位荒川選手にしっかりとマージンを築いての優勝。今季7勝目をマーク。三井選手が3位を死守したために、ふたりのポイント差はひっくり返り、小出選手が1ポイント差でランキングトップの座を奪い返しました。

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