ダンロップモータースポーツ

【予選レポート】SUPER GT 第1戦 – OKAYAMA GT 300km RACE

開催場所:岡山国際サーキット

開催日:2024年4月13日(土)


 

長いシーズンオフを終え、シリーズ開幕戦を迎えた2024SUPER GTシリーズ。開幕戦は例年通り岡山国際サーキットからはじまります。今年もダンロップタイヤはGT500クラスでは64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTを、GT300クラスでは新しくD’station Vantage GT3をはじめ、GAINER TANAX Zら5台をサポートしていきます。そんな開幕戦は公式練習からGT300クラスの61号車と96号車が好調ぶりを披露。持ち込みセットが4セットに制限されたため、どちらも序盤のうちにベストタイムをマークしました。しかし、777号車 D’station Vantage GT3はエンジントラブルにより予選不出走。ゲイナーZも走行テストを行えなかったためリタイアが伝えられています。
そんな中迎えた公式予選。GT300クラスA組に振り分けられた61号車はいきなり2番手にコンマ4秒近い差をつけてトップタイムを記録。全体でもトップタイムでQ1を通過します。ここで上位16台に絞られ、Q2進出は16台。そんな中、A組トップ通過の61号車が気合のアタック。しかし、Q1で摩耗したタイヤではピークグリップが得られず3番手となってしまいます。一方でタイムを上げてきた96号車が4番手にジャンプアップ。セカンドローから明日の決勝は優勝を目指します。
一方でGT500クラスは非常に厳しい戦いとなりました。公式テストから雨や車両トラブルで十分なデータをとることができなかったこともあり13番手からのスタート。レースを狙った耐久性の高いタイヤで挑んだ予選ということで明日の決勝に期待してください。
 

 
≪GT500クラス≫
P.P. #36 au TOM’S GR Supra BS
2位 #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra BS
3位 #100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT BS
13位  #64 Modulo CIVIC TYPE R-GT DUNLOP
 
#64 Modulo CIVIC TYPE R-GT
伊沢拓也選手
「合同テストとは気温もコンディションも異なる中、車体側で調整できる部分があったのでセットアップを変更していきました。朝の走行ではブレーキがロックアップすることが多く、それを調整することを心掛けました。あの状態を考えると、大草選手のQ1は良かったと思います。合同テストでは他メーカーのタイヤを装着しているライバルとの差が大きかったんですが、ダンロップも対策品を持ち込んでくれたので明日はポイント圏内を目指して頑張ろうと思います」
大草りき選手
「練習走行の段階からちょっと厳しいかな…というタイム差だったんですが、チームの皆さんとセットアップを重ねた結果、戦えるところまでもってこれたと思います。でも、練習走行から2秒以上いきなり上がっているので、自分自身も少し行ききれなかった部分もありました。明日はどういうレースになるか想像もつかないので、GT300クラスとの混走も初めてですし…。とにかくぶつからないで最後までマシンをゴールに運べるよう頑張りたいと思います」
 

 
≪GT300クラス≫
P.P. #65 LEON PYRAMID AMG BS
2位 #2 muta Racing GR86 GT BS
3位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT DUNLOP
4位 #96 K-tunes RC F GT3 DUNLOP
15位 #60 Syntium LMcorsa GR Supra GT DUNLOP
DNS #777 D’station Vantage GT3 DUNLOP
 
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
山内英輝選手
「今大会から予選方式が変わったことで、Q1を1周でまとめてQ2につなげることを心掛けました。500のラバーが乗ってどれくらい自分の感覚と変わる部分があるのかもわからないので、そこを熟考する必要があると思います。ただ、BRZも新たな試みでしっかりと速くなっていますし、ダンロップタイヤさんもそれに合わせたタイヤを用意してくれています。3番手からですが明日は優勝を狙って戦います」
井口卓人選手
「練習走り出しからトップタイムで良い出だしは切れていました。途中、路面変化で中盤以降は苦戦した部分もあったんですが、良い仕上がりだったと思います。Q1の山内選手はとてもいい感じだったんですが、Q2で僕がまとめきれなかったところが多かったと思います。摩耗したタイヤでグリップが落ちている分、もっとセットアップを合わせることができていれば、もう少し違う結果になっていたと思うと正直悔しいです。明日は3番手スタートですが、もちろん優勝目指して頑張ります」
 
ダンロップタイヤ開発責任者/安田恵直
「GT500クラスは公式テストでしっかりとしたデータがとれなかったんですが、その中でも悪くないレンジのタイヤを持ち込めたと思います。ただ、レースに向けた耐久性を重視したタイヤだったこともあり、厳しい結果となってしまいました。特に大草選手は走行時間が全く足りていないので本来の速さを示せていないと思います。Q2では想定以内の落ち込みで伊沢選手が戻ってきてくれたのは悪くなかったと思います。フロントとリアの温度管理をチームと共有しているのがテーマです。テストでは体感したことのない温度レンジ予想ですが、明日の決勝はポイント獲得を目指して差チームをサポートしていきたいと思います。またGT300クラスはテストのときに試したタイヤをそのまま持ってきました。Q1とQ2のタイムの落ち込みが想定より大きくなってしまったことが課題として残りました。タイヤ側からくるものなのか、それとも車体的な要素からくるものなのかをこのあと考える必要があります。明日も同じコンパウンドのタイヤで走ることになりますが、決勝は優勝を狙える位置からのスタートです。こちらもしっかりチームをサポートしていきたいと思います」
 
決勝は明日、4月14日(日曜)12:00からウォームアップ走行開始。13:30から300㎞のレースが幕を開けます。SUBARU公式チャンネル、もしくは衛星放送J-SPORTSチャンネルでご視聴可能です。ダンロップタイヤを装着して走る選手たちへの応援をぜひお願いします。

 
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