ダンロップモータースポーツ

SUPER GT 第7戦 予選【レポート】オートポリス

開催場所:オートポリス

開催日:2023年10月14日(土)


 

いつになく厳しいレースが続いていますが、ここまで常に進化を重ねながら戦ってきたダンロップタイヤ。全てのタイヤメーカーがシーズン中、最も厳しいと叫ぶオートポリスラウンドがはじまりました。明日の決勝に向け、公式予選が行われたきょう。GT300クラスでは61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが2番手タイムをマーク。20号車シェイドレーシング GR86 GTが8番手からのスタートとなります。決勝を見据えてセットアップを変更した96号車K-tunes RC F GT3にも期待してください。また、GT500クラスは想定していたコンディションとは異なった路面コンディションに悩まされ、明日は下位グリッドからの追い上げとなります。
 
≪ GT500クラス ≫
P.P. #16 ARTA MUGEN NSX-GT / BS
2位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra / YH
3位 #36 au TOM’S GR Supra / BS
15位 #64 Modulo NSX-GT / DUNLOP
 

 
#64 Modulo NSX-GT
伊沢拓也選手
「朝から非常に厳しい一日でした。先日のもてぎでのテストで得られたタイヤを前倒し投入してもらったんですが、きょうのコンディションや路面とは相性が悪く機能しなかった感じです。ただ、そこに対してのトライはしているので最終戦のもてぎ、来年に向けていろいろなものが見たかったんですが、チャレンジした結果です。車の合わせこみも含めて、いろいろ解析しなくてはいけないものが多いですね。明日の決勝はとても厳しいものになると思います。タイヤもそうなんですが、ドライバーにも厳しいサーキットです。そんなオートポリスで450KMはちょっとメンタルにも辛いものがありますが頑張ります」
 
太田格之進選手
「公式練習から苦戦していました。一発のタイムも出ないし、タイヤの温まりも悪く、走り出しから厳しい感じでした。ただ、その中でもチームはしっかりタイヤに合わせこみをしてくれたのが良かったことと思います。最後の占有走行は赤旗でタイムは残っていませんがそこまではとても良かったんです。ただ、予選になると今度は温まるのが速すぎて熱が入りすぎてしまった感じです。きょうのままだと、厳しい戦いになるので、いろいろとアジャストしなくてはいけないと思っています」 
 

 

≪GT300クラス≫
P.P. #2 muta Racing GR86 GT / BS
2位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT / DUNLOP
3位 #31 apr LC500h GT / BS
8位 #20 シェイドレーシング GR86 GT / DUNLOP
12位 #96 K-tunes RC F GT3 / DUNLOP
14位 #10 PONOS GAINER GT-R / DUNLOP
16位 #11 GAINER TANAX GT-R / DUNLOP
20位 #60 Syntium LMcorsa GR Supra GT / DUNLOP
 

 
GT300クラス
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人選手
「持っているいまの状況の中でベストの予選だったと思います。Q1も良いバランスで走れたので、車とタイヤのバランスも非常によくとれていました。朝の練習走行からセッティングを変えて行くほどにQ1通過は確実だと思いました。練習から流れも良い予選だったのかな…。明日は決勝用のタイヤを持ち込んでいるので、朝の走行で確認して、しっかりとスティントを走れると信じています。僕の応援席もできているので、今年まだ勝ち取れていない優勝を目指して頑張りたいと思います」
山内英輝選手
「シンプルに悔しいですね。予選一発にかけてやってきた中で、これが結果なんだと思います。トップまでコンマ1秒ちょっと…、タイヤも練習のときとは異なり、ラバーがのった路面でグリップしていました。『ドライバーがなんとかしろよ!!』と自分に言い聞かせたいとも思うんですが、これが自分の精一杯だったと思います。Q2に向けて、フロントのキャパを上げていくためにリアの車高を少し上げたんですが、ちょっと足りてませんでした。明日はいけいけドンドンしかないので、こういうシチュエーションになったらこうすると、チームと考えて準備したいと思います」
 

 

ダンロップタイヤ開発責任者/安田恵直
「GT500は公式練習から厳しい結果となってしまいました。もてぎでのテストで得られ知見を加えた新しいものを持ち込んだんですが上手く機能させられませんでした。オートポリス特有のフロントタイヤへの攻撃性が響いているようです。前後輪のエネルギー量の問題が発生してしまい、フロントとリアで異なった症状が出てしまいました。ロングのフィーリングはそれほど悪くなかったので、決勝は1つでも前でフィニッシュしたいですね。
GT300クラスは61号車が朝の状況から挽回してくれフロントローに並んでくれたのは良かったです。とにかく今回は想定していた温度よりも路面温度が随分低くなってしまったのが厳しい予選になった結果ですね。BOPのきつい11号車はよくQ1を通過してくれたと思いますし、決勝を睨んで予選もセットアップの確認に努めた96号車にも期待しています」
 
決勝は明日、10月15日(日)12:00からウォームアップ走行開始。13:30から450㎞のレースが幕を開けます。
 
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