ダンロップモータースポーツ

SUPER GT 第3戦 予選【レポート】鈴鹿サーキット

開催場所:鈴鹿サーキット

開催日:2023年6月3日


 

ここまで2戦、非常に厳しい戦いが続いてきたダンロップタイヤ勢。しかし、第3戦はダンロップが最も得意とする鈴鹿サーキット。そんな期待通り、公式練習から続々とトップタイムを塗り替えるものとなりました。GT500クラスでは450KMの決勝を見据えてハードタイヤでのセットアップとなりましたが、温まりが速くグリップ感のあるタイヤだとドライバーからも良いリアクションが返ってきました。一方、GT300クラスは61号車がトップタイムをマークしたものの、他車は非常に厳しい評価。しかし、公式予選では路面温度がしっかりとあがり今回持ち込んだタイヤの発動域へと入っていきます。GT500ではわずかコンマ2秒足らずにQ1敗退となってしまいます。ですがGT300はサポートする6台の車両中5台がQ2へ進出。さらに、予選Q2ではトップ3をダンロップタイヤ装着車両が独占するという快挙を果たしました。
 
≪GT500クラス≫
P.P. #36 au TOM’S GR Supra BS
2位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra YH
3位 #100 STANLEY NSX-GT BS
9位 #64 Modulo NSX-GT DUNLOP
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/44228
 

 

 
#64 Modulo NSX-GT DUNLOP
伊沢拓也選手
「公式練習では走りはじめにいろいろ確認して、想像していたよりもちょっとパフォーマンスが足りないと思いました。予選に向けてタイヤも公式練習とは異なるタイヤをいれてみました。個人的にはマシンも良くなったし、僕自身の手応えも十分だったんですが、敵のパフォーマンスが想定を超えていました。そういった意味で悔いもなくスッキリしているんですが、明日はしっかり順位を上げていきたいと思います」
 
太田格之進選手
「合同テストのときはフィーリングが凄く良かったんで、フィーリングも良いだろうなと思って走り出したんですが、風も強くってちょっと厳しいかなぁ…っと思っていました。ただ、練習走行から考えれば伊沢選手のあのタイムは出ると思っていないタイムだったので驚きました。決勝用のタイヤは温存しているので明日気温が上がってくれて自分たちが持っているタイヤが仕事をしてくれれば良い結果につながると思っています」 
 
 

 
≪GT300クラス≫
P.P. #61  SUBARU BRZ R&D SPORT  DUNLOP
2位 #11  GAINER TANAX GT-R DUNLOP
3位 #60  Syntium LMcorsa GR Supra GT DUNLOP
6位 #20  シェイドレーシング GR86 GT DUNLOP
8位 #10  PONOS GAINER GT-R DUNLOP
21位 #96  K-tunes RC F GT3 DUNLOP
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/44234
 

 
GT300クラス
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人選手
「本当にホッとしているというのが率直な感想です。ここまで2戦、Q1落ちという結果に終わってきて、『今年Q1通るのかなぁ?』っと不安でしょうがなかったです。しかし、今回は走り出しから、チームのアジャスト、予選のコンディションにあったタイヤを用意してもらって、BRZがポールポジションに戻ってきてくれて嬉しく思います。決勝もチーム全員で悔いの残らないレースをしたいと思います」
 

山内英輝選手
「井口選手と同じでホッとしています。明日の決勝に向けて良いポイントを獲って帰りたいというが今回の大きな目標なので、いい出だしが切れてよかったです。井口選手が悩んでいたことも横でいて凄く分かったので、本当にここに帰ってこれて良かったです。明日は無敵のダンロップタイヤが発動してくれることを期待しています。失うものは何もないと思っていますので全力で1周1周、チームと戦いたいですね」
 

 

ダンロップタイヤ開発責任者/安田恵直
「GT500クラスでは公式練習を1セットで行っていたので理解が難しい部分もありました。それに対して、予選でも非常に良いタイムを出してくれたのは感謝しています。持ち込んでいるタイヤの中で、決勝用のタイヤがすぐに発動してくれるのも確認できたので、それを好材料としてジワジワと順位を上げていくレースになればと思います。また、GT300クラスは公式練習で61号車がトップタイムをとれていたものの、ほかの車両のタイムが伸び悩んでいたいので苦しいかなぁ…っと思っていたんですが、上位独占という結果に驚いています。61号車は過去の鈴鹿の実績で持ち込んでいるものと、一部構造を新しくしたものを持ち込みました。配合もレンジを考えて持ち込んだのも良かったですね。明日に向けてはタイヤの使い方とスティントの作り方が課題になると思います。内圧も含めてしっかりサポートしていきたいと思います」
 
決勝は明日、6月4日(日)12:00からウォームアップ走行開始。13:30から450㎞のレースが幕を開けます。ダンロップタイヤを装着して走る選手たちへの応援をぜひお願いします。
 
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