ダンロップモータースポーツ

【プレビュー】SUPER GT 2023シリーズ 第3戦 – 鈴鹿サーキット

開催場所:鈴鹿サーキット

開催日:2023年6月3日−4日


 

年間8戦で戦われるSUPER GT2023シーズン。前半戦の山場となるSUZUKA GT450KM RACEが今週末に開催されます。昨年までは300KMフォーマットで争われていたこの大会ですが、今年からその距離を1.5倍に延長しての開催。昨年度より持ち込めるタイヤのセット数が1セット削減されたことを考えると、タイヤメーカーには非常に厳しいフォーマットであることは言うまでもありません。しかもハイダウンフォースを強いられる鈴鹿。タイヤの摩耗レベルも高く、タイヤメーカーに課せられるハードルは非常に高いサーキットです。しかし、ここ鈴鹿を得意としているのがダンロップタイヤのディレッツァです!! 昨年も上位入賞をあと一歩のところで逃してしまったものの、非常に良い戦いを演じました。しかも、今年は4月に行われた鈴鹿サーキットでのタイヤメーカーテストにおいて、新しい構造のタイヤが非常に良いデータをチームにもたらしてくれました。ここまで2戦で厳しい結果を突き付けられている今シーズン、巻き返しのチャンスと考えています。
今大会もダンロップタイヤはディレッツァブランドのスリックタイヤをGT500クラスの64号車Modulo Nakajima Racingへ供給。GT300クラスでは61号車のSUBARU BRZ R&D SPORTをはじめ、4チーム5台にタイヤ供給を行い、エンジニアを各チームに派遣し、チームへのサポートを行います。
≪GT500≫
#64 Modulo NSX-GT 伊沢拓也/太田格之進
≪GT300≫
#10 PONOS GAINER GT-R 安田裕信/大草りき
#11 GAINER TANAX GT-R 富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介
#20 シェイドレーシング GR86 GT 平中克幸/清水英志郎/山田真之亮
#60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹/河野駿佑
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝
#96 K-tunes RC F GT3 新田守男/高木真一
 

 

中でもGT500クラスでタイヤ開発ドライバーも務める伊沢拓也選手は「事前に行われた鈴鹿のテストでも調子は良かったです。天気は心配ですが得意の鈴鹿で大量得点を狙っていきます。前回の富士でもポジティブな部分があったので、非常に楽しみです」と鈴鹿大会への展望を語ります。
 

 
また、そんな得意の鈴鹿を前にしてSUPER GTタイヤ開発の責任者を務めるモータースポーツ開発1グループの安田恵直はこう話します「ここまで2戦を振り返ると、初戦は荒れましたが新しいレインタイヤの配合系統が機能したことを確認できましたし、第2戦富士でも収獲はありました。GT500クラスでは事前のテストで試した新構造のタイヤがより扱いやすくペースの速いものであるという確認もできています。今大会ではこのニュータイヤを投入予定です。季節外れの台風の接近で、週末の天気は非常に読みづらいものとなっていますが、予選・決勝ともにドライコンディションでの戦いになると予想しています。一方でレインタイヤもしっかり準備できており、どのようなコンディションでも万全を期して臨みたいと思います。また、GT300クラスは少し出遅れてしまった感がありますが、鈴鹿のテストでもいい方向性が見えているのでここで挽回したいと思っています。昨年はポールポジションを獲得し、上位入賞も果たしているので、今年も確実に上位を狙って戦いたいと思います」
 
本大会も見どころ満載の2023 SUPER GT第3戦。予選は6月3日(土)15:05から開始。決勝は6月4日(日)13:30スタートの予定です。
 
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