ダンロップモータースポーツ

【SUPER GT 2023 SERIES Round 1 予選レポート】

開催場所:岡山国際サーキット

開催日:2022年4月15日


 

開幕戦から雨に見舞わることとなった2023SUPER GTシリーズ。レインタイヤのテストはすでに富士スピードウェイで行われた公式テストで確認していたものの、非常に厳しい戦いが予想されました。しかし、ダンロップタイヤはこのレースのために特別なコンパウンドのレインタイヤをGT500クラスに投入。公式練習から手ごたえを持って予選に臨むことができました。その結果、64号車のモデューロ中嶋レーシングはコンマ差で1位通過を逃すもののQ1を3番手で通過。そしてQ2でも低温のウェット路面でしっかりとグリップが発動し、予選3位を獲得しました。
 
一方、GT300クラスはQ1A組が悪天候により赤旗中断。ヘビーウェットでは圧倒的な速さを見せ20号車のシェイドレーシング GR86 GTが1位、96号車K-tunes RC F GT3が2位、11号車GAINER TANAX GT-Rが3位でQ1A組を通過します。しかし、雨が小降りになり、大量のGT300車両が連続して走り、路面コンディションが良くなるとタイヤの発動する条件が大きく変化してしまいます。ドライアップでもなく、ヘビーウェットでもないこの路面に苦しみQ2でトップを奪取することはできず苦しい位置からのスタートとなってしまいました。
 
≪GT500クラス≫
P.P.  #23  MOTUL AUTECH Z MI
2位 #3  Niterra MOTUL Z MI
3位 #64 Modulo NSX-GT DUNLOP
4位 #14 ENEOS X PRIME GR Supra BS
5位 #19 WedsSport ADVAN GR Supra YH
6位 #37 Deloitte TOM’S GR Supra BS
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/43200
 

 
#64 Modulo NSX-GT DUNLOP
中嶋悟監督
「天気は良くなかったけど、ダンロップさんがピントの合ったタイヤを作ってきてくれてとても嬉しいです。明日の天気がまだわからないのでなんとも言えませんが、決勝も頑張ります!!」
 
 

 

伊沢拓也選手
「朝から今回のタイヤは良い雰囲気はありました。でも、他メーカーがどんなタイヤを使ってくるか不安でしたが、予選Q1はしっかりと走れて良かったですね。テストでも1度も履いたことのなかったタイヤだったんですが、ウォームからグリップするし、グリップ高いし、全然たれないし…。驚いています。太田選手の予選も非常に落ち着いていて良かったですね。こうなると明日も雨が降ってくれた方がいい気もしますが、とにかく決勝は決勝で頑張ります」

 
太田格之進選手

「はぁ~緊張しました。正直、コンマ1秒、2秒はもう少し削れたと思いますがトップのタイムは見えませんでした。公式練習では1ラップしか走れてなかったので緊張も大きかったですね。伊沢選手がQ1最後の方でポンッとタイム上げてきてめちゃくちゃかっこ良かったですね。そんな伊沢選手からウォータースクリーンの避け方やウォームアップの仕方などたくさんアドバイスをもらえたおかげだと思っています。明日はしっかり表彰台を狙って頑張りたいと思います」
 

 
≪GT300クラス≫
P.P. #65 LEON PYRAMID AMG BS
2位 #2   muta Racing GR86 GT BS
3位 #7 Studie BMW M4 MI
13位 #11 GAINER TANAX GT-R GT DUNLOP
14位 #96 K-tunes RC F GT3 DUNLOP
15位 #20 シェイドレーシング GR86 GT DUNLOP
17位 #10 TANAX GAINER GT-R DUNLOP
21位 #60 Syntium LMcorsa GR Supra GT DUNLOP
22位 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT DUNLOP
全ての結果はこちら
https://mos.dunlop.co.jp/motorsports/supergt/43205
 

 
#11 GAINER TANAX GT-R GT DUNLOP
富田竜一郎選手
「非常に雨量の多いコンディションでハイドロもいたるところで起こっていました。コンディションに対してセットアップを合わせこめなかったことでダンロップ勢トップをとれなかったのが悔しいですね。ただ、現状ダンプコンディション(ウェットから徐々にドライアップしていく路面状況)でベストなタイヤを見つけられていないのが課題ですね。ドライアップしても足回りを動かしてQ2上位を目指したんですが、僕たちの苦手な路面でしたね。明日はいまある物をフル活用してひとつでも上の順位でフィニッシュしたいですね」
 
石川京侍選手
「練習走行でも雨量次第では他のタイヤメーカーにもアドバンテージがあるときはあったので路面状況次第でしたね。Q2はハード側のタイヤで出て行ったんですが、発動域まで温めることができくて、途中ソフト側に交換しました。それでも、やはりグリップ感が足りず非常に厳しい予選になってしまいました。明日の決勝は表彰台も難しいと思いますが、シリーズタイトルを考えて、きちんとポイントを獲っていきたいと思います。がんばりますので是非応援してください」
 
ダンロップタイヤ開発責任者/安田恵直
「GT300クラスは非常に厳しい結果となってしまいました。ヘビーウェットではいい手応えを感じていただけに悔しい結果となってしまいました。路面コンディションが大きく変化するときに、どうしても課題が残ってしまっている感じですね。一方、GT500クラスは公式練習から非常にいい手応えがありました。昨年のSUGOでテストをしていて実績のあるタイヤだったんですが、やっと持ってくることができました。予選終了後も非常に表面はきれいだったんで決勝も成績が残せると思っています。特にQ2を担当してくれた太田選手は、ほとんど走れていないにも関わらずしっかりとタイムを残してくれましたのはありがたっかたですね。明日もダンロップタイヤを装着する全てのチームをしっかりとサポートさせてもらいたいと思います」
 
決勝は明日、4月16日(日)12:00からウォームアップ走行開始。13:30から300㎞のレースが幕を開けます。SUBARU公式チャンネル、もしくは衛星放送J-SPORTSチャンネルでご視聴可能です。ダンロップタイヤを装着して走る選手たちへの応援をぜひお願いします。

 

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