ダンロップモータースポーツ

【プレビュー】SUPER GT 2022シリーズ 第7戦

開催場所:オートポリス

開催日:2022年10月1日−2日


 
ここまで全8戦中6戦を消化してきた国内最高峰の人気を誇るSUPER GT。いよいよ残り2戦となって迎えるは、九州阿蘇山の中腹に位置するオートポリス(大分県)で行われるAUTOPOLIS GT300KM RACEです。標高800mと比較的高地にあるため空気が薄くダウンフォースが得にくいのは前戦SUGO同様で、最大勾配10%のジェットコースターストレートに代表されるアップダウンの激しいコースで、その高低差は52m!ブラインドコーナーも多く、国内屈指のチャレンジングなサーキットとしても知られています。
 
そんなオートポリスで昨年躍進したのがRed Bull MUGEN!大湯都史樹選手がコースレコードを樹立!GT300クラスでもダンロップタイヤを装着する96号車K-tunesと61号車SUBARU BRZという2台の表彰台獲得に貢献し、6位までの4台をダンロップタイヤが占める好成績を収めたサーキットです。
 
また今大会、ダンロップタイヤでは乳がんの早期発見・早期治療を推進する「ピンクリボン運動」を応援するべく、10月の「ピンクリボン月間」に開催されるSUPER GT本大会でイメージカラーであるイエローをピンクに変更したロゴマークをはじめ、スタッフのマスクやリストバンドをピンクにしてレースに臨みます。またダンロップブースでは乳がんのセルフチェックや定期健診の受信を促すパネル展示も行います。社内外でのモータースポーツ活動を通した社会貢献を計る取り組みです。
詳しくはこちら → https://mos.dunlop.co.jp/2022/09/28/38879

GT500

#16 TEAM Red Bull MUGEN/Honda NSX-GT(笹原右京選手/大湯都史樹選手)
#64 Modulo Nakajima Racing/Honda NSX-GT(伊沢拓也選手/大津弘樹選手)
 

 
前戦SUGOで今季初表彰台を獲得した16号車。ペースは高いものを持ち合わせていたのですが歯車が噛み合わず上位に食い込めなかった64号車。明暗分かれた2台でしたが、今週末のオートポリスでは2台で上位を目指します。SW(サクセスウェイト)が半減する今大会。マージンは少なくなりますが、尻上がりにパフォーマンスを上げてきているダンロップタイヤが2台の表彰台獲得へ向け、予選&決勝ともにサポートをしていきます。そんなGT500クラスの展望をモータースポーツ部開発責任者の安田恵直に直撃しました。

モータースポーツ部 開発責任者 安田恵直 コメント

「GT500クラスは夏のサマーブレイク中にオートポリスでタイヤテストを行ってきました。2022年用に開発した仕様の評価をメインにテストメニューを組み立て、昨年コースレコードを記録した配合を今年の構造に乗せることでどんなブレイクスルーを起こせるかなど、いろいろな組み合わせをテストしました。その結果、今年は昨年のタイヤとは大きく仕様を変更したタイヤで臨むこととなります。 オートポリスはSUGOと考え方は似ているのですが、コース後半の上り区間で回り込むコーナーが多いので、フロントタイヤの摩耗が進行しがちです。この摩耗対策も今回のテストで十分対応できているので手応えはあると思っています。
 
昨年は予選でコースレコードを記録し、ポールポジションを獲得していますが、昨年のオートポリス大会は第6戦で他車のSWが多い状況でした。 そんな厳しい状況でも今年もポールポジション獲得はできると思っています。そして決勝はもちろん、ポールスタートからの優勝です。チームのポールtoウィンと2台のダンロップタイヤを装着するNSX-GTが表彰台に登れるように全力でサポートしたいと思います」

GT300

#10 GAINER/NISSAN GT-R(大草りき選手/塩津祐介選手)
#11 GAINER/NISSAN GT-R(安田裕信選手/石川京侍選手)
#20 SHADE RACING/TOYOTA GR 86 GT(平中克幸選手/清水英志郎選手)
#60 LM corsa/TOYOTA GR Supra GT(吉本大樹選手/河野駿佑選手)
#61 R&D SPORTS/SUBARU BRZ GT300(井口卓人選手/山内英輝選手)
#96 K-tunes Racing/LEXUS RC F GT3(新田守男選手/高木真一選手)
 

 
シリーズタイトル争いがかかるGT300クラス。現在ランキング2位に付けている10号車の富田竜一郎選手がヨーロッパで開催されるGTワールドチャレンジヨーロッパに参戦のため不参加となり、その代わりに塩津祐介選手が参戦します。そんな10号車を数ポイント差で追う11号車と61号車も昨年は入賞圏内でしっかりゴールする実績を見せています。SWが半減するここオートポリスでも十分にその力を発揮できれば優勝&逆転も夢ではありません。モータースポーツ部開発責任者の安田恵直はこうコメントを送ります。

モータースポーツ部 開発責任者 安田恵直 コメント

「本大会用に弊社が用意するタイヤは昨年よりも耐摩耗性を意識した配合したスペシャルコンパウンドです。昨年の大会では、当初想定していた予想を上回る摩耗がありました。今回はそのことを踏まえたタイヤを持ち込みます。予選ではSWをものともしない強者揃いですが、昨年もマックスウェイトの状態で上位のタイムを記録していることを考えれば、今回はSWも半減するのでQ2上位に食い込めるのではないかと思っています。
 
また、決勝ではしっかりとシリーズを見据えた上位陣がしっかりとポイントを積み重ねてもらえれるようにしっかりとサポートしていきたいと思います。また、いままで成績の奮わなかったチームにはSWでのマージンがこれで最後となるだけにしっかりと成績を残してもらえるようにバックアップしていければと思います。
 
残り2レースとなりましたが、GT500は出遅れた感が否めないというのが正直な感想です。シーズン前に行った大改革のためにチームには多大な負担と迷惑をかけてしまったかもしれません。しかし、ここにきてしっかりとその改革の成果が出始めているので、残り2戦でしっかりと形に現れるようサポートしていきたいと思います。また、GT300クラスは皆が進化していく中で、昨年に引き続きいいポジションで戦えています。タイヤもチームも正常進化できていると言えますが、2年連続チャンピオンは簡単に獲れるものではないということも分かっています。こちらも気を抜かずにしっかりとチームをサポートしていきたいと思います」

10号車 GAINER 富田竜一郎選手コメント

そして、成田空港から飛び立つ直前に 富田 竜一郎選手からコメントを頂きました!
 
大草りき選手へ
「今年ここまでやってきたことを糧に、チームを信じて精一杯頑張って欲しいと思っています。チャンピオンシップのことはあまり考えず、目の前のレースをしっかり戦ってくれたら嬉しいです。ルーキーイヤーにこんな難しいシチュエーションを作ってしまって申し訳ないのですが、心から応援しています」

塩津祐介選手へ
「今年最初のレースがチャンピオンシップ佳境となってしまい、プレッシャーも非常に感じていると思います。あまり気負わず、まずはSUPER GTの空気感を掴んで欲しいです。その上でしっかり楽しくレースをしてくれることを願っています」
 
「そして応援してくれるダンロップファンの皆さん!どうか彼らに熱い応援をよろしくお願いいたします」

メディア情報

本大会も見どころ満載のSUPER GT第7戦。予選は10月1日(土) 15:00から開始。決勝は10月2日(日) 13:30スタートの予定です。BS衛星放送のJ-SPORTS4チャンネルをはじめ、SUBARU LIVE配信でもご視聴頂けます。
また、ダンロップタイヤがタイヤ供給を行っている併催レースFIA-F4選手権も土曜日に第11戦決勝が、日曜日に第12戦決勝が開催されます。
本大会もダンロップタイヤを装着して走るマシンとドライバーたちへ熱いご声援よろしくお願いいたします。
 
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ダンロップモータースポーツ SUPER GTページ→ https://mos.dunlop.co.jp/super-gt