ダンロップモータースポーツ

【プレビュー】SUPER GT 2022シリーズ 第6戦

開催場所:スポーツランドSUGO

開催日:2022年9月17日−18日


 
国内最高峰GTレースもいよいよ終盤戦に突入!今週末、毎年ドラマチックなレースが繰り広げられるスポーツランドSUGO(宮城県)が第6戦の開催地です。中高速コーナーのSUGOは高い縁石、ブラインドコーナーや最大高低差約70mという強烈なアップダウンの連続でクラッシュが続出するコースとしても名高いサーキットです。その上、エスケープゾーンが狭いためクラッシュが発生することでSC(セーフティーカー)が導入されやすく、ピットインのタイミングなどチームの戦略が非常に重要になります。そんなSUGOで果たしてどんなレースが繰り広げられるのか?チャンピオンシップ争いが佳境に入っているGT300クラスも、前戦鈴鹿で復調の兆しを見せたGT500クラスのダンロップタイヤ装着勢から目が離せない週末になりそうです。

GT500

#16 TEAM Red Bull MUGEN/Honda NSX-GT(笹原右京選手/大湯都史樹選手)
#64 Modulo Nakajima Racing/Honda NSX-GT(伊沢拓也選手/大津弘樹選手)
 

モータースポーツ部 開発責任者 安田恵直 コメント

 ダウンフォースを最大限引き出してその速さの礎にしているNSX-GTにとって、車体の安定しづらいSUGOは決して得意なサーキットとはいえません。しかし、そんな中でもしっかり上位に食い込んできた実績も残しています。ナカジマレーシングとレッドブル無限という2台のNSX-GTとダンロップがそんなSUGOに挑みます。今週末のSUGOラウンドにあたってモータースポーツ部開発責任者の安田恵直はこうコメントします。
 
「今年の目標は予選のパフォーマンスを重視するのではなく、決勝での強さの追求でした。前戦鈴鹿ではしっかりと予選でもパフォーマンスを発揮し、かつ決勝でも力強い走りをしてくれたのは非常に良かったと思っています。もちろん、我々のSW(サクセスウェイト)が軽いこともありますが、シーズン前、シーズン中のテストでやってきたことが間違っていなかったことを確認できました。ただ、レース後にタイヤの摩耗分布を見た限りでは、まだタイヤの性能を引き出せていない部分があるのではと思っています。実際に車両側のセットアップについて変更が可能かどうかについて議論してSUGOに臨みたいと思っています。
 
また、今週末のSUGOは左右のタイヤでかかる負荷が大きく違うのが特徴です。特に左側のタイヤに厳しいので持ち込みタイヤも考えなくてはいけません。ただ、改修された後のSUGOはピットも広く、きれいになって作業もしやすく気持ちいいですね」
 
そんな週末のSUGOに向けて、SCやFCY時にタイヤメーカー側が抱える不安はないかを尋ねてみました…
 
「FCYは特にスピードが一定で遅く、ホイールスピンなどタイヤの温度を上げたり、ピックアップを外す作業ができにないので、ピックアップを拾わないように特に注意して欲しいですね。FCY中にピックアップを拾ってしまうとレース再開後も大きく後れをとってしまいます」という。
 
「今週末のSUGOに向けては構造を1種類、コンパウンドは2種類を持ち込みます。ドライも雨も想定していますし、テストではSUGOの雨を経験済みです。ドライであれば路面温度20-45℃を想定してタイヤは持ち込む予定です。テスト時に良いコンパウンドが見つかっているので、3年前のような戦いができたら面白いですね。鈴鹿だけではないことを確認し、その上でオートポリス、もてぎに挑みたいと思います」

GT300

#10 GAINER/NISSAN GT-R(富田竜一郎選手/大草りき選手)
#11 GAINER/NISSAN GT-R(安田裕信選手/石川京侍選手)
#20 SHADE RACING/TOYOTA GR 86 GT(平中克幸選手/清水英志郎選手)
#60 LM corsa/TOYOTA GR Supra GT(吉本大樹選手/河野駿佑選手)
#61 R&D SPORTS/SUBARU BRZ GT300(井口卓人選手/山内英輝選手)
#96 K-tunes Racing/LEXUS RC F GT3(新田守男選手/高木真一選手)
 

モータースポーツ部 開発責任者 安田恵直 コメント

一方、GT300クラスは昨年SUGOラウンドを制した61号車SUBARU BRZに期待がかかります。しかし、現在ランキング2位の10号車ゲイナーGT-R同様にSWが重くのしかかっています。そんなGT300クラスに対してモータースポーツ部開発責任者の安田恵直はこう考えます…
 
「前回の鈴鹿で惜しくも優勝できなかったのは非常に残念な結果でした。SWが大きな負担になる中、弊社のタイヤを装着してくれているチームががんばってくれたおかげで、チャンピオンシップ争いでもダンロップ勢は良い場所につけていると思っています。今大会用にダンロップが用意するGT300用のタイヤはGT3用とJAF-GT用を各2種類ずつ用意しました。重量増が非常に厳しい61号車は苦しい戦いになると思いますが、それでもこのSUGOでは期待せずにはいられません。SWが比較的軽いチームも決してパフォーマンスが低いわけではないので、ここで勝つ可能性は十分にあると思っています。とにかくシリーズタイトルに向けてはここが踏ん張りどころ。ダンロップタイヤスタッフも一丸となって各チームのサポートに徹したいと思います」

メディア情報

本大会も見どころ満載のSUPER GT第6戦。予選は9月17日(土) 14:30から開始。決勝は9月18日(日) 14:00スタートの予定です。BS衛星放送のJ-SPORTS4チャンネルをはじめ、SUBARU LIVE配信でもご視聴頂けます。
また、ダンロップタイヤがタイヤ供給を行っている併催レースFIA-F4も土曜日に第9戦決勝が、日曜日に第10戦決勝が開催されます。
本大会もダンロップタイヤを装着して走るマシンとドライバーたちへ熱いご声援よろしくお願いいたします。

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SUBARU LIVE配信→ https://www.subaru-msm.com/2022/live/
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