開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2022年8月28日
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 SUZUKA GT 450KM RACE
鈴鹿サーキット(三重県)にて国内最高峰のGTカーレース SUPER GT 第5戦の決勝が開催されました。ダンロップタイヤはGT300クラスの6台にタイヤを供給。勝利のために各チームにスタッフを派遣しサポートを行っています。
GT300クラスでは前日にポールポジションを獲得した10号車 TANAX GAINER GT-Rが安定したスタートでレースをリードします。しかし、上位クラスのGT500のマシンが現れだすとスタートドライバーの大草りき選手のペースが乱れはじめます。GT3車両、特にGT-Rはタイヤへの攻撃性が高いため、右リアタイヤの摩耗が激しくペース維持が厳しくなっていきます。すると後ろにつけるJAF-GT車両にダンロップコーナーでオーバーテイクを許してしまいます。10号車はなんとかここで踏ん張りの走りを続けて大草選手は23周目にピットイン。富田竜一郎選手にマシンを託します。富田選手は7番手でコースに復帰。コースイン直後のフィーリングは驚くほど良い状態だったといいます。
しかし、内圧をかなり高い状態で走りはじめてしまいピットアウト後10周目くらいからリアがスライドしはじめます。ここで早めのピットインを提案した富田選手。130Rでのクラッシュを確認した瞬間にピットへ飛び込みます。飛び込んだ瞬間にSCボードが掲げられる絶妙なタイミング。チームも迅速なピットワークで富田選手を再びコースへ送り出します。
復帰した富田選手は裏の4位でコースに復帰。非常にペースの良い富田選手は54周目の130Rで前を走る56号車を捕らえ、次いで55号車もオーバーテイクに成功。実力で2位まで順位を押し上げます。ハイペースでラップを刻む10号車。レースはこのままの順位でチェッカー。10号車は見事2位に輝き、ランキングも2位へと躍り出ました。
<大草りき選手 コメント>
スタートは勢いよく行けたんですが、スタート前に一気に路面温度が上がってしまったことと、Q1で使ったタイヤの相性があまり良くなく後半タイヤがたれてしまいました。タイヤマネージメントが上手くいかないので、もう一度リセットしてよく考えたいと思います。次のSUGOはGT3で走るのははじめてなんですが、自分にとっては得意なサーキットなので頑張りたいと思います。
<富田竜一郎選手 コメント>
ウォームアップの時点では非常に状態が良かったんですが、前半行き過ぎてしまうと後半辛くなるので大草選手のスティントはちょっと厳しかったですね。僕のスティントになってからはクルマのバランスとフィーリングはとても良く、十分に戦える状態でした。ただ、内圧の設定を失敗してしまいスライドがはじまってしまいました。そこでピットストップを早めようかと相談していたときにクラッシュがあったので迷わず飛び込みました。第3スティントもオーバーテイクするうちにちょっとタイヤがオーバーヒートしてしまいました。ここまでGT-R勢の中でも、ダンロップ勢の中でも高いパフォーマンスが示せているのでSUGOでもしっかり力を示したいと思います。
<塩津佑介選手 コメント>
昨日の公式練習の走り出しではとても厳しい状態だったのを、チーム皆で課題を解決してここまでこれたのは非常に良かったと思います。今回走ることはありませんでしたが、今後走るチャンスもあるかもしれないのでしっかり準備して備えたいと思います。
GT300クラスは各車それぞれのポジションでいろいろなことがありましたね。10号車が上位にしっかり残れたのは良かったと思います。次のSUGOでもしっかりサポートして、タイトル争いに絡めるように努めていきたいと思います。
次回は9月17-18日にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催されます。
引き続きダンロップタイヤ装着車両へ熱い応援よろしくお願いいたします。
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