ダンロップモータースポーツ

【プレビュー】SUPER GT 2022シリーズ 第5戦

開催場所:鈴鹿サーキット

開催日:2022年8月27日−28日


 
真夏の耐久2連戦!今季3回目の450KMフォーマットレースはF1グランプリも催される鈴鹿サーキットで、「2022 AUTOBACS SUPER GT Round5 FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE」として開催されます。今週末8月27日に公式予選、28日に決勝が開催。ダンロップタイヤはGT500クラスのNSX-GT2台とGT300クラス6台のマシンにタイヤを提供します。本大会も400本を超えるタイヤを2台の大型トラックに積み込み、鈴鹿サーキットへ乗り込みます。

GT500

#16 TEAM Red Bull MUGEN/Honda NSX-GT(笹原右京選手/大湯都史樹選手)
#64 Modulo Nakajima Racing/Honda NSX-GT(伊沢拓也選手/大津弘樹選手)

モータースポーツ部 開発責任者 安田恵直 コメント

 ダンロップタイヤが得意とする鈴鹿サーキット。構造もゴムの配合も高荷重よりのセットを得意とするダンロップタイヤの真価が発揮されるコースです。事実、今季開催された第3戦では16号車の大湯都史樹選手が予選4番手に食い込み、表彰台を狙える位置に付けました。また、最後の鈴鹿1,000KMでも優勝を収めるなど、輝かしい成績も残しています。そんな鈴鹿ラウンドにあたってモータースポーツ部開発責任者の安田恵直はこうコメントします。
 
「今回もGT500クラスのNakajima Racingと無限の2台には同じタイヤを供給させてもらいます。第3戦の結果をもとに、ゴムの配合を準備してきました。構造は今夏のテストで開発したアイテムを加えた新しいものを投入します。この週末は外気温も落ち着いて、路面温度も30-55℃あたりと想定しています。NSX-GTに求められる4輪全てのタイヤをより効率よく使ってもらえることを第一に設計しています。さらに非常に優れたダウンフォースを生み出すNSX-GTに合わせるように高荷重寄りの設計にしています。これが効果を発揮してくれればチームと共に表彰台もしっかり狙える位置で走れるのではないかと思っています。今回に限ったことではありませんが、予選のアタックラップに4輪の内圧・適正温度をしっかり合わせることが重要です。YHさんの4戦連続ポールポジションを阻止しながら、サクセスウェイトの少なさを活かし、チームの優勝に貢献できるよう努めていきたいと思います」
 
また、今週末の鈴鹿サーキットは天気が優れないという予報。曇りと雨が入り混じる中、濡れた路面から回復傾向へと変化するダンプコンディションなど、様々な路面状況が予想されます。そんな気になる路面状況に対してもコメントをもらいました。
 
「レインタイヤもこれまでのテスト結果を踏まえたものを用意しています。今季、散水テストも行っており、2月に1度、7月末のSUGOでもレインタイヤを走行させる機会はありました。皆さんには『雨のダンロップ』と言われていますが、雨が弊社にとって特に好材料になるとは思っていません。スリックタイヤ同様、しっかりと準備を行い今週末もチームをしっかりサポートしていきます」
 
と今週末の展望を語ってくれました。

Modulo Nakajima Racing 大津弘樹選手 コメント

また今回のレースに向けてNakajima Racingの大津弘樹選手がコメントを寄せてくれました。
 
「これまで鈴鹿とNakajima Racingの相性は国内のサーキットでは一番良く、昨年はポールポジションも獲得しました。ドライの予選では非常に手ごたえを感じており、今年開発しているタイヤもしっかり進化を感じています。今週末の天気に関して、気温に関してはきちんと対応したゴムを選択しているので大丈夫だと思っています。しかし、ウェットになってしまうと他車のレインタイヤがどれほど優れているのか比較していない分、不安なところはあります。僕らにとってこの鈴鹿が1番のチャンスだと思っています。予選の速さもそうなんですが、とにかく表彰台には上がりたいですね。2020年以来遠のいている分、なんとしてでも表彰台に上りたいと思っています。皆さんの前で力強いレースをして、皆さんの前で表彰台に乗れるように頑張りたいと思います」

とまとめてくれました。

GT300

#61 R&D SPORTS/SUBARU BRZ GT300(井口卓人選手/山内英輝選手)
#10 GAINER/NISSAN GT-R(富田竜一郎選手/大草りき選手)
#11 GAINER/NISSAN GT-R(安田裕信選手/石川京侍選手)
#20 SHADE RACING/TOYOTA GR 86 GT(平中克幸選手/清水英志郎選手)
#60 LM corsa/TOYOTA GR Supra GT(吉本大樹選手/河野駿佑選手)
#96 K-tunes Racing/LEXUS RC F GT3(新田守男選手/高木真一選手)

モータースポーツ部 開発責任者 安田恵直 コメント

GT300クラスは前戦FSWで61号車が衝撃の速さと強さで勝利を勝ちとりました。今週末の予選では予選A組に60号車が、B組に残りの5台が集中。非常に熾烈なグリッド争いになることが予想されます。そんな中、モータースポーツ部開発責任者の安田恵直は鈴鹿のレースをこう考えます。
 
「優勝記者会見でもSUBARUのドライバーが口にしていたように、JAF-GT車両用に開発した高温条件での性能向上を目的に効率化を計ったニュースペックのタイヤがきちんと威力を発揮できた結果と思っています。今回もGT300クラスにはミディアムとハードの2コンパウンドのタイヤを用意。組み合わせに関してはチームに選択してもらっています。またレインタイヤもミディアム・ミディアムハード・ハードの3スペックを準備してトラックに積み込み終えました。
 
この鈴鹿はどのチームも楽しみではありますが、特に期待しているのは高木選手と新田選手が組むK-tunesです。前回の鈴鹿でも予選上位に付けたこと、ダンロップ勢の中では比較的サクセスウェイトが少ないですからね。もちろん、SUBARUにも期待しています。ウェイトは89㎏と非常に厳しい状態ですがそのハンデをものともしない走りを見せてくれるのではないでしょうか。シリーズタイトルのかかる後半戦。持ち込みの選択など、基本的なミスを犯さずにチームを足元から支えたいと思います」

と今週末のレースを予想します。

メディア情報

本大会も見どころ満載のSUPER GT第5戦。
予選は8月27日(土) 15:00から開始。決勝は8月28日(日) 14:00スタートの予定です。
BS衛星放送のJ-SPORTS4チャンネルをはじめ、SUBARU LIVE配信でもご視聴頂けます。
本大会もダンロップタイヤを装着して走るマシンとドライバーたちへ熱いご声援よろしくお願いいたします。

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SUBARU LIVE配信→ https://www.subaru-msm.com/2022/live/
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