ダンロップモータースポーツ

GR86/BRZ Cup 第3戦 プロフェッショナルシリーズ 【決勝レポート】

開催場所:モビリティリゾートもてぎ

開催日:2023年7月23日


 
2023年7月23日(日)、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第3戦のプロフェッショナルシリーズ決勝がモビリティリゾートもてぎで行われました。出走台数は32台。使用するタイヤは3メーカーから選ぶことができ、8人のドライバーがダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β05(ディレッツァ ベータゼロゴー)を使用しています。
 
決勝日(日曜日)の天候は晴。決勝は14時から10周で行われ、予選2位のダンロップユーザー、菅波冬悟選手(10号車)が好スタート。他社製タイヤを使用する予選1位の吉田広樹選手(160号車)に並びかけますが、抜くことはできません。1周目終了時のトップ吉田選手と菅波選手の差は0秒519。吉田選手に続くダンロップユーザーは11位の伊東黎明選手(80号車)で、12位の冨林勇佑選手(1号車)が続きます。
 

 
菅波選手は吉田選手のペースについていくことができず、両者の差は徐々に拡大。3周目終了時には2秒285まで広がります。菅波選手は4周目、久保凜太郎選手(87号車)に抜かれて3位へ。後方から他社製タイヤを使用する選手たちが追い上げており、苦しい展開です。
 
何とかポジションを守りきろうと必死の走りを見せる菅波選手ですが、6周目に6位、8周目に7位まで後退。その後も後続から激しいプッシュを受けながら、7位でフィニッシュ。苦しいレースながらもポイントを獲得しました。また、10位に入った伊東選手もポイントを獲得しています。
 

 

 
伊東選手に次ぐダンロップユーザーは11位の冨林選手で、以下、13位の松井孝允選手(123号車)、17位の服部尚貴選手(70号車)、18位の小河諒選手(60号車)、19位の小暮卓史選手(909号車)となっています。
 
第4戦は8月19日(土)~20日(日)、十勝スピードウェイで行われます。
 
■プロフェッショナルシリーズ第3戦 決勝 正式結果
1位   87    久保凜太郎 (Team Takuty) BS
2位   98    元嶋佑弥 (DTEC TEAM MASTER ONE) BS
3位   88    井口卓人 (Team Takuty) BS
4位   7      堤 優威 (T by Two CABANA Racing) BS
5位   293  岡本大地 (KSM) BS
6位   11    脇阪寿一 (ASSO MOTOR SPORTS) BS
7位   10    菅波冬悟 (OTG MOTOR SPORTS) DUNLOP
8位   34    佐々木雅弘 (オグラクラッチ with レボリューション) BS
9位   97    高橋知己 (DTEC TEAM MASTER ONE) BS
10位 80    伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS) DUNLOP
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住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部
小川貴臣(GR86/BRZ Cup担当)
「レースウィークを通じて熱というか、暑さにタイヤもマシンも人も苦しめられた感じでした。一発のタイムは菅波選手に出していただき、2番手に入れたのですが、その後ろがなかなか続かなかったというところがありました。路面温度が高くてグリップに苦しんだ印象です。
路面温度が上がり、ゴムの表面がヒートしてしまうと、思うようにコントロールできない状況になっていたようです。結果的に上位のトラブルがあり、2台の選手がポイントを取ることができましたが、それがなければ下がっていたのかなと思います。かなり厳しい結果と受け止めていますが、改良版の準備も進めていますので、少しでも上を取れるように引き続きやっていきたいと思います」
 
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