2023年5月14日（日）、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第1戦のプロフェッショナルシリーズ決勝がスポーツランドSUGOで行われました。出走台数は32台。タイヤはダンロップを含む3メーカーから選択可能で、12名の選手がハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β05（ディレッツァ ベータゼロゴー）を使用しています。

天候は曇。定刻から約15分遅れの11時19分に決勝レースがスタート。周回数は13周です。他社製タイヤを使用する、予選1位の岡本大地選手（293号車）がトップで1コーナーへ。ダンロップユーザーのトップは3位の菅波冬悟選手（10号車）で、5位の冨林勇佑選手（504号車）が菅波選手に続きます。

オープニングラップ終了時のトップ5は岡本選手、堤優威選手（7号車）、菅波選手、井口卓人選手（88号車）、冨林選手の順。先行する2台にプレッシャーをかけたい菅波選手ですが、ライバルを上回るペースで走ることができず、徐々に後退。トップ争いは岡本選手と堤選手に絞られます。

菅波選手は3位をキープしていますが、ライバルにプレッシャーをかけられ、苦しい展開に。6周目に井口選手と冨林選手、さらに7周目に佐々木雅弘選手（34号車）に抜かれ、6位にポジションダウン。ダンロップユーザーのトップは4位の冨林選手に変わります。

追い上げを図りたい冨林選手ですが、井口選手のペースについていくことができず、徐々に後退。10周目には佐々木選手に抜かれ、5位に順位を下げます。その後、順位の変動はなく、冨林選手5位、菅波選手6位でチェッカー。菅波選手に続くダンロップユーザーは14位の伊東黎明選手（80号車）で、課題の残る結果となりました。なお、優勝は岡本選手、2位は堤選手、3位は井口選手です。

プロフェッショナルシリーズ第1戦 決勝 正式結果
1位 293 岡本大地 (KSM) BS
2位 7 堤 優威 (T by Two CABANA Racing) BS
3位 88 井口卓人 (Team Takuty) BS
4位 34 佐々木雅弘 (オグラクラッチwithレボリューション) BS
5位 504 冨林勇佑 (デルタモータースポーツ) DUNLOP
6位 10 菅波冬悟 (OTG MOTOR SPORTS) DUNLOP
7位 199 平良 響 (Nine WITH ARN RACING) BS
8位 121 蒲生尚弥 (ネッツ兵庫レーシングチーム) BS
9位 700 地頭所 光 (T by Two CABANA Racing) BS
10位 160 吉田広樹（埼玉トヨペットGreen Brave) BS
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住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部
小川貴臣（GR86/BRZ Cup担当）
「金曜日の走行枠が少ない中、みなさん合わせ込んでいただき、ダンロップを使用する選手が予選で3位と4位に入れたのは良かったと思います。決勝ではロング走行の面で、他社に差をつけられている部分がありました。オフシーズンの間、いろいろな解析を行い、方向性や負けている部分は見えてきているので、早く改善を行い、お客様に届けたいと思っています」

第2戦は6月11日(日)、オートポリスで行われます。
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