開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2022年10月30日
2022年10月30日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第4戦のクラブマンシリーズ決勝が鈴鹿サーキットで行われました。出走台数は38台。全車両にダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA ZⅢ(ディレッツァ ズィースリー)が装着されています。
天候は晴。決勝(8周)は8時15分から行われ、予選2位の松井宏太選手(125号車)が好スタート。1コーナー手前で予選1位の勝木崇文選手(168号車)の前に出て、トップで1コーナーに進入します。後方では予選5位の大﨑達也選手(201号車)がジャンプアップ。3位に上がります。
オープニングラップ終了時のトップ6は松井、勝木、大﨑、岩本佳之(759号車)、菱井将文(380号車)、湯川祐太朗(758号車)の順。松井選手と勝木選手の差は0.148秒です。ところが1周目のヘアピンコーナーで後方の選手がストップ。すぐにセーフティカー(SC)が導入され、6周目からレース再開。
勢いよく再スタートした勝木選手が松井選手の背後にピタリとつけ、1コーナーのアウト側から仕掛けます。しかし、松井選手はイン側で粘り、順位は変わらず。逆に勝木選手と大﨑選手の差がつまり、大﨑選手を加えた3台がトップ集団を形成します。3台による攻防はファイナルラップまで続きますが、松井選手が勝木選手に0.843秒差をつけ、トップチェッカー。開幕戦以来の優勝を飾りました。
3位はデビュー戦で表彰台を獲得した大﨑選手。以下、岩本選手、菱井選手、塙選手までがトップ6となっています。次戦(最終戦)は11月19日~20日、岡山国際サーキットで行われます。
■クラブマンシリーズ第4戦 決勝 正式結果
1位 125 松井宏太(TEAM SAMURAI)
2位 186 勝木崇文(AVANTECH racing team)
3位 201 大﨑達也(奈良トヨペット CHAUPY Racing Team)
4位 759 岩本佳之(トヨタカローラ名古屋レーシングチーム)
5位 380 菱井将文(徳島トヨタレーシング)
6位 312 塙 瞬佑(COROLLA SHIN-IBARAKI CSI Racing)
すべての正式結果はこちら
■決勝1位ドライバーコメント
1位 125 松井宏太(TEAM SAMURAI)
「スタートにかなり集中して、スタートが決まったので、1コーナーにトップで入れたので、あとは冷静に走りました。この台数なので、赤旗やセーフティカー(SC)が出ると思っていたので、そこまでコントロールできればいいなと思っていました。案の定、SCが出て、周回数が減ったのですが、そこでも冷静に対処することができたので、いいレースだった思います。SC明けのスタート時、シケインで失敗してしまい、かなり近くに寄られたのですが、速度リミッターがあたるので、このレースは抜けません。しっかりポイントポイントをおさえれば、トップでレースを終えられると思っていたので良かったです。厳しい状況だとは思うのですが、勝木選手は岡山で速いと思いますので、チャレンジャーとして、しっかり気を引き締めて、最終戦に挑みたいと思います」
86/BRZ Cup TOPページ