開催場所:富士スピードウェイ
開催日:2022年7月17日
2022年7月17日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第1戦の決勝が富士スピードウェイで開催されました。前日の予選はウエットで行われたものの、決勝はドライに。45台のGR86とBRZがグリッドに整列し、全車クリーンスタートで10周のレースが始まりました。
ポールポジションの松井選手(125号車)が好スタート。インをキープしてトップで1コーナーを立ち上がります。2位は予選3位の菱井選手(380号車)、3位は同2位の勝木選手(186号車)。両車は激しく競り合っており、この間に松井選手が2位以下を引き離します。
松井選手は2位に1秒586差をつけ、オープニングラップを終了。前半の3周が勝負と考えており、手綱を緩めることなくプッシュします。松井選手のリードは3周目に2秒988、4周目に3秒267まで拡大。2位争いは菱井選手、勝木選手、岩本選手(759号車)、萩本選手(201号車)の4人が接戦を繰り広げており、松井選手にとってますます有利な状況です。
レース後半に入った6周目、松井選手のリードは5秒495まで拡大。ポールトゥウィンが濃厚となります。松井選手は7周目からペースを抑え、ドライでのクルマのフィーリングをチェックしながら余裕のトップチェッカー。レース後「クルマが変わって一発目のレースで優勝できたのは本当に名誉なことです。前半勝負で最初の3周は必死で走りましたが、半分ぐらいからペースをコントロールしながらやっていました」とコメントしてくれました。松井選手はSUPER GTなどで活躍する松井孝允選手を兄に持つレーシングドライバーで、昨年のTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceにも参加しています。
一方、菱井選手と勝木選手の2位争いも白熱。6周目に勝木選手が菱井選手を抜くと、9周目には菱井選手が勝木選手を抜き返し、勝負はファイナルラップへ。このままの順位でチェッカーと思われましたが、最終コーナーで勝木選手が菱井選手のインを奪いオーバーテイク成功。勝木選手、菱井選手の順にチェッカーを受けました。なお、4位は5周目に岩本選手を抜いた萩本選手、5位は予選8位から3台抜きを見せた北見選手(30号車)です。
クラブマンシリーズ第1戦 決勝 正式結果
1位 125 松井宏太(TEAM SAMURAI)
2位 186 勝木崇文(AVANTECH racing team)
3位 380 菱井将文(徳島トヨタレーシング)
4位 201 萩本賢一(奈良トヨペットCHAUPY Racing Team)
5位 30 北見洸太(ケー・エム・エスレーシング)
6位 759 岩本佳之(トヨタカローラ名古屋レーシングチーム)
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■決勝1位 松井宏太選手 コメント
「スタートに正直かけていたので、他よりタイヤの内圧が高かったかもしれませんが、前半勝負で最初の3周は必死で走りました。後ろを見ながら、最後半分ぐらいからペースをコントロールしながらやっていた感じです。正直、ぼくもドライで走ったのは数限られているので、レース中、何をやったらどうなるのか、自分で試しながらレースをしていたので、最後の方はタイヤがきつかったですし、みんなと同じように苦しい状況ではあったのですが、いろいろなことを試せたので次につながったかなと言う感じです。クルマが変わって一発目のレースなので本当に名誉なことです。次戦のSUGOは自身も得意なので、この調子を活かして次につなげたいと思います。」
第2戦は8月20日~21日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われます。
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