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2010 D-1 Round4 Okayama Kokusai リポート



サービスショット

ゼッケン1番の呪縛
 第2戦オートポリスをゼッケン1番で迎え、RE雨宮の末永選手に逆転され第3戦のFujiでゼッケン2番を着けたがFujiの優勝によって今回のOkayama国際は再びゼッケン1番を着けることになった、D1の歴史の中でゼッケン1番を着ける選手は呪縛にのまれ毎回変わる事が何回もあった、teamは"1番で行ったら1番で帰る"を目標においてマシンのパワーアップとメンテナンスをした、前回のFuji、マシンの外装の壊れた個所は無いのでメンテナンスは油脂類の交換とファイナルの変更、後はルーティンの下回りや重要部品の点検、アライメント、増し締めで終了。
エンジンはNOSのジェットの組み合わせ(BOSS号はwetショットなのでNOSジェットとFuelジェットの組み合わせになる)の確認をした、今まではNOS無しの状態をパワーアップしてNOSのジェットは1番小さいもので対応してきたのですが、追走でのマシンの引出し(陽一君の引出しにばかりに期待するのではなく)を増やす意味で大きいジェットの組み合わせのtestをした、速さで負けると何もできないので用意だけはしておくのだが3日間の過酷さを考え今回はFuji仕様のまま(BOSSがビビッた?)........。

戦いの前

練習日25日
 前回イベントと同様に金曜日の昼にサーキットに入り、午後30分3本の練習走行、前回のレポートで練習時間の事に触れたら今回は30分×1本の練習時間が追加されたのでちょうどセット出しにも車両を温存する事も出来る時間割になり気合いが入る1日になる予定でしたが岡山国際はBOSSから非常に中途半端な距離にあり、又走行が午後からということもあり出発はam4:00、ワールドカップサッカーの日本vsデンマーク戦の真っ最中、日本1点リードの時間帯に家を出たのでサーキットに着いて走り始める頃には大変な睡魔に襲われてしまった。こんな日はミスが出やすいのでteamに気合いを入れてセット出しをした、車両的には何の問題もなく1本目はドライ、2本目、3本目はウェットのセット出しが出来た、岡山国際では2年前陽一君と組んでから初めて優勝したゲンの良いサーキットでその時もウェットだったので週末は雨の予報に『優勝』もあるかも.........。と勝手な希望を抱き(あまりの眠さに)本日終了。

朝飯かつカレーうどん   昼飯 カレー+ ラーメン  晩飯 居酒屋(高い、まずい、冷たいの3拍子)+ビー○


練習日&追走シュミレーション26日
 いつもは全くあたらない天気予報、さすがに梅雨時の雨予報外れる訳もなく土曜日は朝からヘビーウェット、陽一君は"水を得た魚"状態で朝からハイテンション、練習時間のスタートグリッドは1番を取りたいと何の意味があるのかピットロードに1番に車をならべて得意顔?すると隣のpitの末永正雄選手も大慌てで次に着けた、次は織戸選手が『お前ら早過ぎ!!』と雨の中傘もささずに走ってきた、どうやらグリッドに着く順番を勝負していた様だ。雨で気持ちが萎えないよう自分をハイテンションに持っていく為の勝負だったらしい。
 今回からの新しい試みで予選の後、引き続きシードも2本走り同じ基準で審査して点数もつけるというものこれによりいつもより正確に自分達の決勝に向けての走りの確認が出来た、陽一君はいつも通りの走りで上位の得点を出した、今回は更にスピードガンでの計測でこのシュミレーションアタック時の車速も発表された、この試みは非常に有効で明日の本番に向けての組み立てにも役立った、陽一君の車速は3番手に着いており上々の仕上がり。追走のシュミレーションも安定しており、シードの誰と走っても見事な走りでした。終日雨の中マシンも問題なく、明日の"雨"を期待して本日終了......。

 昼飯 ハンバーグカレー  晩飯 居酒屋"珍竹林"。変な名前だけど美味しい(昨年も)+ビー○



1回戦に向かう
Rd1決勝日27日
 "雨"を期待して迎えた決勝日、曇ってはいるものの雨は晴れている、朝一番の練習走行、シードが走る頃には路面はドライに近い、この練習時間teamは車両をドライセットに変更して臨んだ、陽一君の走りはこのドライ路面でも安定していて1回戦通過はまったく問題ない様に見えたが........。

vs川畑選手
単走
 雨の昨日の予選を勝ち上がった21人とシード10人で単走1回戦がスタート、ここで波乱が起こった、DUNLOP teamのメンバーが次々と予選敗退、ゼッケン6番の日比野選手の1本目はドリフトが戻ってしまい番外、古口選手、野村選手は1本目で16位以内を決めた、ゼッケン2番の末永選手もミスをして16位以内には入れず残るは最終ゼッケンの今村選手の1本目、裏切られた天候、いつもとは違うこの雰囲気、ゼッケン1番の呪縛と平常心では望めない状況のなかスタート、今村選手はストレートからの見事な振出し1コーナーのクリップと見事な走りを披露、こいつ"心臓に毛が生えている"なと感心し、単走は問題なしと思った瞬間、事件が起こった。
順調に走行していたマシンがウィリアムズコーナーでドリフトが戻った??、"何で?"と考えるもこの状況では何も手が出せない。得点は98点台、best16に入る訳もなく大きなプレッシャーがteam&ドライバーに圧し掛かった、単走の2本目がスタートトし1本目で番外のシード゙勢の走行、まず、ライバル斎藤大吾はインタークーラーのホースバンドのトラブルで本来の走りが出来ず敗退、続く日比野選手は得点が伸びず自分の走行が終えた時点で16位、ゼッケン2番のM7チームメイト末永正雄選手もいつもの走りが影をひそめここで敗退、残すはゼッケン1番の今村選手のみ、縁起をかついで3日間カレーを食べ続けているので"大丈夫"と何の根拠もない物に縋るしかないこの状況、無線での言葉の節々からも今村選手の緊張が手に取る様に伝わってきた。そんな中、運命の1本がスタートした、出来がどうこうではなくここはとにかくbest16に残る事が大事な場面、マシンがウィリアムズコーナーに消えMCの鈴木学さんの得点の発表を待つ、結果は99.30の14位通過、今回、単走の順位を気にする余裕もなく通過した事に"ホッ!!"とした。練習日のwet路面であまりにもハマっていた為、雨の期待が大き過ぎ天候が回復した決勝日にteam全員で勝手にプレッシャーに押し潰された結果である、長いシーズンの戦いの中でこの単走2本目で残れた事は大きな意味があると思う。

見事?気合い?事件?
ベスト16追走
 team全員で気持ちを切り替えて臨んだbest16追走、初戦は単走3位の"ドリフト侍"封印中の今村隆弘選手、最近は速さを武器にbest16安定して残っています、そろそろ封印は解いても良いのでは.......。
勝敗はいつも僅差で着いているチョット嫌な相手です、後追いの1本目、進入の同時振りからビタビタに"侍"の懐に入ってアドバンテージを取った、続く先行の2本目、1コーナー進入で接触、あっけなく決着が着いてbest8に進出。
best8の対戦はGP sportsの川畑選手、best16で同門、古口選手を破っての進出なのでここは負けられない対戦、前戦のfujiでも対戦しています、この時は川畑選手に速さで負けていたのですが審査席前の大きなミスに助けられ勝利した相手で対戦成績もほぼ五分です。先行で迎えた1本目、単走のプレッシャーから解放され本日1番の走りを見せる今村選手に川畑選手がつめ寄るも若干のアドバンテージ゙を獲得して後追いの2本目へ、2本目の進入で先振りを決めウィリアムズコーナー進入までビタビタの追走を見せるがウィリアムズコーナー手前で先行の川畑選手に接触、勝負あったかに見えましたが審査員の長い協議の結果、今村選手にアドバンテージとアナウンスされbest4に進出。
best4準決勝の相手はここ岡山を得意(昨年は2位)としていて本日の初戦でアニキ野村選手を破って快進撃を続ける"バジン"時田選手がここまで残っている。
DUNLOP勢はteam BOSSだけで今村選手も自然と気合いが入った。1本目ほほ五分で迎えた2本目後追いの今村選手は進入から時田選手の懐に入りビタビタによせ1コーナークリップ手前では時田選手より前に鼻を出す接近戦を見せるも、気合いが入り過ぎたのかこの後、引ききれずアンダーを出してしまい負けが決定。時田選手は織戸選手を決勝で破り初優勝、『おめでとうございます』です。今村選手の最終結果は3位、歯車の狂った1回戦からみれば結果上々の3位、シリーズも上位選手はポイントを伸ばせなかった為、2位の末永選手に24点差をつける事が出来、次戦ebisuもゼッケン1番で迎える事が出来た。シーズンも折り返しを迎えこのポジションにいる事は嬉しいが残りも3戦になり1戦毎に余計なプレッシャー掛かってくる、今回の1回戦で味わった事がこの先きっと生きてくるはず!!!team一丸となって色々な物に潰されない様、守るのではなく立ち向かっていきたいと思っています。
次戦ebisu、 チャンピオン目指して攻めまくりマス、頑張りマス。8月7日、8日応援よろしく!!!!


昼飯 ハンバーグカレー   晩飯 SAの煮込みハンバーグ + ○―ル (ノンアルコール)