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第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 第5戦 ●第6戦 第7戦
2010 D-1 Round6 Ebisu リポート



気合い・集中・プレッシャー?

2010シリーズ制覇への風
 今回のデュアルファイナルズは何かの風が吹いて来ている。マシンが金曜日に壊れた事(壊れないにこした事はないが)が良かった。壊れるのが土曜日や日曜日だったらどちらかのファイナルはノーポイントで終わったはず。また昨日の第5戦の負け方も良かった。全員が集中を切らしての敗北、この敗北を忘れないうちの翌日にもう1戦戦えるのだから負けるはずも無い何かを感じて第6戦を迎えることができた。シリーズも終盤、当然いつも以上のプレッシャーはある。このプレッシャーは最終戦を迎えれば更に大きくなる。今日Ebisuで決める......。決意、希望、期待をもってサーキットに向かう、車の中team全員が笑いながら昨日の反省の話ながらの移動、時間がいつもより短く感じたのはみんな集中している証拠。誰かが『今日、決まるかも』.....。


単走1本目

Rd6 決勝日8日
単走
 デュアルファイナルズの予選はなく全員での単走となった、またコースもハイスピード化した最終コーナーを昨年と同じ様なレイアウトとした、これにより走りなれたシード勢全員がbest16に進出した。今村選手は昨日までマシンを労わって封印していたジャンピング進入を解禁、いつもの正確無比なラインに車速とアグレッシブさをプラスして1本目を終えた。
 結果99.83の得点で好調の日比野選手に次ぐ2位をゲットしてみせた。このジャンピング進入は会心の1本ではあるがこのイベントの3日間1回も練習していないでいきなり決めてみせた。何時もながらではあるがこの1本の今村選手の集中力と技術の高さには驚かされる。続く2本目100点を狙って更に攻めるも高得点は得られず1本目の得点のまま2位で単走を終えた、もう1つ順位が下がっていれば14位通過の野村選手との対戦であったがそれも避けられた結果にほっとした。


best16 vs 高橋選手


best8 vs 川畑選手


Best4 vs 高山選手


第6戦 優勝 そして......。


戦い終えてteam

ベスト16追走
 teamは、昨日の失敗を踏まえてこのbest16の臨んだ、初戦は単走15位の高橋邦明選手。高橋選手は第1戦のお台場で対戦して勝利しています。お台場ではこの戦いに勝ち波に乗って優勝したのでここでの勝利は『優勝』につながるかも......。対戦を待っていると前の対戦で3位に付ける同じM7 SGC末永選手が順当に勝利 best8に進出。いよいよ自分達も負けられないと思っているとDUNLOPの同門でシリーズ2位につける野村選手が『クラッシュ!』のアナウンス。慌ててスタート地点にあるモニターを確認するがかなり大きなクラッシュだ。  このままリタイヤとなってしまった。ここで野村選手の分までと考え気を引き締めます。結果は先行時、後追い時共に安定した走りで勝利 best8に進出。best8の対戦はGP sportsの川畑選手。川畑選手はチャンピオン経験もある強敵です。昨シーズン斉藤選手との対戦がシリーズを占う意味で大きなウエイトを占めたが、2010シーズンでは間違いなく川畑選手との戦いがそれである。第1戦お台場、3戦Fuji、4戦の岡山と必ず対戦があった。  今までは幸運もありかろうじて勝利した相手。ここでの負けはこのままチャンピオン争いをFujiの最終戦まで持ち越す事に繋がります。前組の対戦で末永兄弟の対戦がありM7 SGC team弟の正雄選手が敗退してしまいこれで2010シリーズの2位、3位がポイントを伸ばす事が出来ない....。  物凄いプレシャーの中、今村選手後追いでの1本目、ほぼ5分。追走は後追いが有利!! ここでの5分は"負け"を覚悟したが諦めず今村選手先行での2本目、進入で川畑選手が大きなミス!! これで勝利が決定した。  best4進出。best4の対戦に勝利すればシリーズチャンピオンが決まる。ここでの相手はRX-7の高山選手。プレッシャーが最高潮に達してのこの対戦。両者5分でサドンデスへ突入。サドンデス1回目はMCの鈴木学さんのアナウンスが聞き取れない程の盛り上がりのまま2本目に突入。ここでも勝負が着かないと思いマシンをスタート地点で止めラジエターとオイルクーラーを冷やしていると今村選手『勝利』のアナウンス。この瞬間2年連続のチャンピオンが決定しHOTPITで皆と抱きあって喜んだ。  昨年は"転がり込んだ"チャンピオン。今年は取りにいって"取った"チャンピオン。どちらもチャンピオンに変わりはないが嬉しさが違った。本当に嬉しかったしteamを拾って下さったDUNLOPに恩返しが出来た嬉しさも加わった。決勝はDUNLOPの同門日比野選手でしたが日比野選手のトラブルであっさり優勝が決まった。  チャンピオンが決まって嬉しいがまだ最終戦があります。チャンピオンteamとして恥ずかしくない走りを最終戦Fujiでお見せしますので応援よろしくお願いいたします!!!!!! そして応援してくださった皆さん"ありがとうございました" お礼の言葉や報告したい事は沢山あります、次回最終戦のレポートと一緒にお届けします!!