開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2024年10月6日(日)
2024年10月6日(日)、TOYOTA GAZO0 Racing GR86/BRZ Cup第7戦のプロフェッショナルシリーズ決勝が鈴鹿サーキットで行われました。出走台数32台。使用するタイヤは3メーカーから選ぶことができ、11人のドライバーがダンロップのハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β06(ディレッツァ ベータゼロロク)を選択しています。
天候は晴。8周の決勝は12時01分から行われ、ランキングトップで予選1位のダンロップユーザー、菅波冬悟選手(10号車)が順当なスタート。他社製タイヤを使用する予選2位の蒲生尚弥選手(121号車)をおさえて1コーナーに進入します。
菅波選手はスタート直後から積極的な走りを展開。蒲生選手に0秒941差をつけて、オープニングラップを終了します。3位は予選4位から順位を上げたダンロップユーザーの奥本隼士選手(85号車)で、4位は他社製タイヤを使用する予選3位の堤優威選手(7号車)。奥本選手に続くダンロップユーザーは、5位の松井孝允選手(123号車)、7位の伊東黎明選手(80号車)です。
菅波選手は良好なペースで走行。2周目終了時点で蒲生選手との間に1秒270のリードを築き、早くも独走態勢に持ち込みます。後方では奥本選手のクルマにトラブルが発生。コースサイドに停車し、無念のリタイアとなります。これで堤選手以下の順位が繰り上がりますが、上位争いの間隔は広がっており、位置関係が変わらないままレースは折り返しを迎えます。
菅波選手のペースが衰えることはなく、5周目終了時の両車の差は1秒660まで拡大。逃げ切りVが濃厚となる中、白熱してきたのが6位争い。ファイナルラップで他社製タイヤを使用する久保凜太郎選手(87号車)と中山雄一選手(18号車)が伊東選手に仕掛け、久保選手が6位、中山選手が7位に上がります。
一人旅の菅波選手は終盤、ペースを緩めたものの、蒲生選手にコンマ8秒差をつけ、トップチェッカー。ランキング2位の選手はリタイアとなっており、86/BRZ Race時代の2021年以来、2回目のチャンピオンを獲得しました。
菅波選手に続くダンロップユーザーは4位の松井選手で、以下、8位の伊東選手、9位の小河諒選手(60号車)となっています。
■プロフェッショナルシリーズ第7戦 決勝 正式結果
1位 10 菅波冬悟(OTG MOTOR SPORTS) /DUNLOP
2位 121 蒲生尚弥(ネッツ兵庫レーシングチーム) /BS
3位 7 堤 優威(T by Two CABANA Racing) /BS
4位 123 松井孝允(NETZ TOYAMA Racing) /DUNLOP
5位 293 岡本大地(KSM) /BS
6位 87 久保凜太郎(Team Takuty) /BS
7位 18 中山雄一(IBARAKI TOYOPET RACING TEAM) /BS
8位 80 伊東黎明(OTG MOTOR SPORTS) /DUNLOP
9位 60 小河 諒(OTG MOTOR SPORTS) /DUNLOP
10位 225 平良 響(KTMS) /BS
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■住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部 堀口俊樹(GR86/BRZ Cup担当)
「金曜日までが雨、土曜日が曇、日曜日が晴という天気で、難しいコンディションのレースウィークでした。その中でも土曜日の予選でポールポジションを取れたのはすごく大きかったと思っています。菅波選手の実力とチームのデータの豊富さ、そういうところがあっての結果だと思います。決勝ではグリッドに並んだ時に気温が上がりまして。鈴鹿はタイヤに厳しいコースなので、しんどい戦いになるかなと思っていました。最後の2周はちょっと追いつかれたものの、安心感ある力強い走りで逃げ切ってもらい、非常に良いレースを見せてもらえました。ありがとうございます」
次戦(最終戦)は11月23日(土)~24日(日)、モビリティリゾートもてぎで行われます。
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