開催場所:スポーツランドSUGO
開催日:2023年9月16日(土)-17日(日)
SUPER GTが開催されるサーキットの中で、3.621㎞と最も距離の短いスポーツランドSUGO。GT500クラスにおいてはすぐにバックマーカーが現れることで、非常にレースの組み立てが難しい一方、エスケープゾーンが少ないためFCYやSCが頻繁に導入されるサーキットとしても知られています。全く展開が読めず、大逆転が起ることからも「魔物が棲むサーキット」という別名があるほど。今週末に開催されるSUPER GT第6戦でもこの魔物が大きく展開を変えるかもしれません。
タイヤメーカーから見たSUGOは非常に左右差が発生しやすいサーキットであるといえます。そのため、ロバスト(堅牢)なタイヤが必要とされます。ダンロップタイヤもSUGOでは事前テストを行い、レースに十分耐えうる強靭なタイヤを投入します。
≪GT500≫
64 Modulo NSX-GT 伊沢拓也/太田格之進
≪GT300≫
10 PONOS GAINER GT-R 安田裕信/大草りき
11 GAINER TANAX GT-R 富田竜一郎/石川京侍
20 シェイドレーシング GR86 GT 平中克幸/清水英志郎
60 Syntium LMcorsa GR Supra GT 吉本大樹/河野駿佑
61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝
96 K-tunes RC F GT3 新田守男/高木真一
今大会もダンロップタイヤはGT500車両1台、GT300車両6台をサポートします。
また、SUPER GTタイヤ開発の責任者を務めるモータースポーツ開発1グループの安田恵直はこう話します。
「GT500クラスでは前戦鈴鹿で成績こそ伴わなかったものの、しっかりとしたレースペースを組み立てられたことから、引き続き実績のあるタイヤを投入予定です。路面温度20℃-50℃を予想し、3種類のタイヤから2種類を選ぶように考えています。富士、鈴鹿と良い戦いができているので、さらに上位を目指してSUGOも戦います。
またGT300クラスに関しては、前戦で性能定価改善に取り組んできたSUBARUが今季初表彰台という結果を得られたことを嬉しく思っています。GT500クラス同様、左右で異なる摩耗を示すので、それに耐えられるタイヤを用意しました。SUGOというコースの特性上、JAF-GT車両もGT3車両も長所短所が出やすくどちらに分があるかは不明ですが、昨年予選でも上位にいた60号車に今大会は期待しています。優勝はもちろんですが、できる限り多くのマシンが上位でレースを終え、シリーズランキング上位との差を詰められるようにしっかりサポートしていきたいと思います」
本大会も見どころ満載の2023 SUPER GT第6戦。予選は9月16日(土)14:40から開始。決勝は9月17日(日)13:30スタートの予定です。BS衛星放送のJ-SPORTS4チャンネルをはじめ、SUBARU LIVE配信でもご視聴頂けます。