TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupに参戦しているチームの中で、異色の存在と言えるのがRECARO RACING TEAM。その名の通り、高い知名度を誇るシートメーカー「レカロ」が運営する唯一無二のワークスチームです。GR86/BRZ Cupには3台のBRZを投入しており、そのうちの2台がクラブマンシリーズに参戦中。ドライバーはジェントルマンドライバーの江原聖洋選手（270号車）と船井俊仁選手（315号車）です。
　

　
「新しいフルバケットシートを開発した時、いろいろなチームに協力してもらったのですが、発売後、実際に使い始めた時に、自分たちの商品が本当にいいのか、使っている人たちと会話ができるように、距離感を縮めるためにレースを始めました」（RECARO RACING TEAM前口光宏さん）。
　
RECARO RACING TEAMは2019年に創設。さまざまなトライを行いながら4シーズン（旧86/BRZ Raceを含む）を戦い、5年目を迎えました。今年はレカロのスタッフだけでなく、群馬県のスバルディーラー、富士スバルもチームに参加。さらにスバル本体の協力も得て、BRZの有力チームとして活躍しています。
　

　
「レースの現場にはディーラーさん、整備工場や一般の方、自動車メーカーさんなど、たくさんの方がいらっしゃいます。みなさんが一生懸命やっている場所で、自分たちも一緒にレースをやり、レカロがちゃんと見えるようにしたいと考え、レーシングチームを作ると決めました」（同）。
　
江原選手と船井選手のBRZにはレカロのフルバケットシートを装着。ボディカラーはRECARO RACING TEAMのアイデンティティと呼べる、マットブラックです。チームウエアもブラックで統一されており、今のシーズン、とっても暑さを感じる色ですが、スタッフ全員が異口同音に「変えないでください」と言っているとか。高い団結力の証です。コースサイドでも見つけやすいカラーリングなので、ぜひBRZを探してみてください。
　

　

　

 
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