開催場所:鈴鹿サーキット
開催日:2022年10月30日
2022年10月30日(日)、TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup第4戦のプロフェッショナルシリーズ決勝(8周)が鈴鹿サーキットで行われました。出走台数は34台。同シリーズではタイヤメーカー3社のタイヤが承認されており、ダンロップはハイグリップスポーツタイヤ、DIREZZA β05(ディレッツァ ベータゼロゴー)をエントラントに供給しています。
天候は晴。決勝は10時25分から行われ、他社製のタイヤを使用する堤優威選手(7号車)が好スタート。予選1位のダンロップユーザー、菅波冬悟選手(10号車)は出遅れ、同じくダンロップユーザーの小河諒選手(60号車)が2位に上がります。オープニングラップ終了時のトップ6は堤、小河、吉田広樹(160号車)、地頭所光(522号車)、岡本大地(293号車)、冨林勇佑(504号車)の順。小河選手の他には冨林選手がダンロップユーザーで、菅波選手は大きく遅れています。
小河選手は堤選手のペースについていくことができず、吉田選手から激しいプレッシャーを受けます。4周目のデグナーカーブで吉田選手に抜かれると、地頭所選手にもかわされ、4位にポジションダウン。さらに7周目には岡本選手、冨林選手、元嶋選手にも抜かれ、ダンロップユーザーのトップは5位の冨林選手となります。冨林選手は他社製タイヤを使用する元嶋選手をディフェンスしますが、おさえきれず、ファイナルラップで両者の順位が逆転。冨林選手はひとつ順位を下げ、6位でチェッカーを受けました。
他のダンロップユーザーでは小河選手が7位、伊東黎明選手(80号車)が8位。菅波選手は9位でチェッカーを受けましたが、ペナルティが科されたため、正式結果は31位となりました。次戦(最終戦)は11月19日~20日、岡山国際サーキットで行われます。
■住友ゴム工業株式会社 モータースポーツ部 小川貴臣(GR86/BRZ Cup担当)
「ひとことで言うと惨敗です。昨日の予選は路面温度が低いこともあり、一発のタイムはそこそこ出て、1位と3位をとれたのですが、日曜日になって路面温度が上がり、決勝のロングスティントでうちが苦手としている部分が結構出たと思います。特にセクター1のS字コーナーからデグナーにかけて、モニターで見ていてもかなり遅れているところがありました。いいデータがとれたので、次に活かしたいと思います」
■プロフェッショナルシリーズ第4戦 決勝 正式結果
1位 7 堤 優威 (T by Two CABANA Racing) BS
2位 160 吉田広樹 (埼玉トヨペットGreen Brave) BS
3位 522 地頭所 光 (埼玉トヨペットGreen Brave) BS
4位 293 岡本大地 (NEXEN Racing Team) NX
5位 98 元嶋佑弥 (DTEC TEAM MASTER ONE) BS
6位 504 冨林勇佑 (デルタモータースポーツ) DUNLOP
7位 60 小河 諒 (OTG MOTOR SPORTS) DUNLOP
8位 80 伊東黎明 (OTG MOTOR SPORTS) DUNLOP
9位 11 脇阪寿一 (ASSO MOTOR SPORTS) BS
10位 700 阪口良平 (T by Two CABANA Racing) BS
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