DUNLOP MOTORSPORT
チーム紹介
メルセデスSLS、11号車が優勝でチームタイトルを獲得
GT300クラスには今回も23台の車両が参加した。「GAINER Rn-SPORTS SLS」(10号車=植田正幸/山内英輝)、「GAINER DIXCEL SLS」(11号車=平中克幸/ビヨン・ビルドハイム)の2台がダンロップタイヤを装着してエントリー。ポイントランキング2位の11号車は、今回優勝してポイントリーダーが4位以下であれば逆転チャンピオン獲得となる。レースウィークの金曜日に行われた合同テストでも2台のメルセデスがトップ2を占め、また予選日朝の練習走行でも11号車がトップタイムをマークするなど上々のスタートを切った。

11号車がコースレコードをマークしてポールポジションを獲得した

15日の公式予選Q1は11号車のビルドハイムがトップ、10号車の山内が2位につけ、問題なくQ2へ進出。13台の車両で争われたQ2でも11号車の平中がセッション中盤に1分47秒796のコースレコードを叩き出してポールポジションを獲得! 10号車の植田も8位につけてこれで決勝レースのグリッドが確定した。チャンピオン争いのライバルである#4 BMW Z4は3位だった。

10号車も山内が2位まで順位を上げて一時は11号車との1-2態勢に持ち込んだ

16日の決勝レースは13時過ぎにスタート。ここで11号車のビルドハイムがダッシュをかけて2位以下を引き離しにかかった。ライバルの#4 BMW Z4はスタートで2位に上がるが、なかなかラップタイムは上がらず、#31 プリウスとバトルを展開していったことで、ビルドハイムは独走状態に持ち込み、10周目には10秒以上のリードをつけていった。また10号車の山内は5周目から順位を上げて行き17周目には3位までポジションアップ。さらには24周目には#4 BMW Z4をかわして2位へ上がり11号車をバックアップする働きを見せた。

11号車が独走で今季初優勝を決めた。10号車も5位でフィニッシュした

30周、トップ独走の11号車ビルドハイムがピットインして平中に交代。その前にピットインした#4 BMW Z4がタイヤを4本とも交換したこともあり、こちらもタイヤ4本を交換し平中が3位でコースへ。また10号車の山内も次の周にピットインして植田に交代した。34周目に全車のピット作業が終了すると11号車の平中が再びトップに。しかし#4 BMW Z4も3位を走行している。平中は堂々の今季初優勝を遂げたが、#4 BMW Z4が3位でゴールしたことで、ポイントは同点ながら優勝回数の差でドライバーズ部門の2位に。しかしチーム部門では堂々のチャンピオンを獲得することとなった。また10号車も5位でフィニッシュした。

ドライバーズ部門は同点ながら2位。しかしチーム部門でチャンピオンを獲得した平中とビルドハイム

「今日も目標は優勝することでしたし、チームは完璧な仕事をしてくれました。ダンロップは素晴らしいタイヤを準備してくれ感謝しています。このチームでタイトルが獲れたことは光栄です」とビルドハイム。「レースはパーフェクトでしたが、優勝を喜べないのが複雑です。悔しいですがチームタイトルは獲れたので、気持ちを入れ替えて来年も戦いたいと思います」と平中。「初めて監督を任せてもらい、あの時はこうしておけば良かったということが多く反省しています。チームタイトルを獲れたことでホッとしています」と田中哲也監督は笑顔を見せていた。





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ニュルブルクリンク2014