第4戦 6月19(土)~20日(日) マレーシア・セパンサーキット(GT500)
DUNLOP SARD SC430は、10位入賞で1ポイントを獲得
Epson HSV-010は、マシントラブルで無念のリタイア

決勝では安定した走りを見せたDENSO DUNLOP SARD SC430

 6月19~20日、2010年スーパーGTシリーズ第4戦は、マレーシア・セパンサーキットを舞台に開催された。全8戦で争われるシリーズ前半を締めくくるシリーズ唯一の海外戦となる。熱帯雨林気候に属するマレーシアは、スコールが降りやすく、それがレース展開に大きな影響を与えることもある。全長5.543kmのセパンサーキットは、低速&高速コーナーが組み合わされたテクニカルコースで、マシン、タイヤ、ドライバーにとっては、暑く過酷な戦いとなり、トラブルやアクシデントも多い。
 今回、ダンロップが用意したタイヤは、GT500クラスのドライ用はミディアムソフトとミディアムの2種類、GT300クラスはハードとソフトの2種類。予選では、Epson HSV-010はミディアムソフト、DENSO DUNLOP SARD SC430はミディアム、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430はハードをチョイスした。

予選ではタイムが伸びなかったEpson HSV-010

【GT500】
 今季、ダンロップを装着して戦うのは、「NAKAJIMA RACING」のEpson HSV-010と、「LEXUS TEAM SARD」のDENSO DUNLOP SARD SC430。「NAKAJIMA RACING」は、新加入のベテラン道上 龍選手とスーパーGT参戦2年目となる若手の中山友貴選手、「LEXUS TEAM SARD」は、ベテランのアンドレ・クート選手と、チーム加入2年目の平手晃平選手というラインナップ。また前戦までの成績 (第6戦までは前戦までの獲得ドライバーズポイント1点を2kgに換算) によって搭載されるハンデウエイトは、Epson HSV-010は6kg、DENSO DUNLOP SARD SC430は14kgとなる。
 土曜の予選日は晴れ、午前10時からの練習走行は気温30℃、路面温度40℃という暑さの中で始まった。Epson HSV-010は計37周を計測し道上 龍選手が10番手、DENSO DUNLOP SARD SC430は計32周を計測しアンドレ・クート選手が11番手をマーク。
 午後2時15分から行われた予選1回目は、気温34℃、路面温度47℃に上昇。これで、予選のトップ8台に権利があるスーパーラップへの進出と、9番手以下のグリッドが決まる。Epson HSV-010は道上 龍選手、 DENSO DUNLOP SARD SC430はアンドレ・クート選手がタイムアタックを担当したが、コンディションにセッティングを合わせ切れず、それぞれ11位と13位に終わり、惜しくもスーパーラップへの進出は逃した。

レースでは予想外のトラブルに見舞われたEpson HSV-010

 決勝日も好天となり、午後4時に54周のレースはスタート。日差しは弱くなる時刻だが、気温31℃、路面温度43℃という暑さの戦いとなった。だが、ローリングラップ中の最終コーナー付近で、道上 龍選手のドライブするEpson HSV-010に駆動系トラブルが発生して失速。スタートラインを超えるまでに前車から8秒近くも遅れて、そのままピットエンドでコースから外れてリタイアとなった。後続のアンドレ・クート/DENSO DUNLOP SARD SC430は、スタートラインを越えるまでは前車を抜けないために、スタート時点で大きく出遅れることになってしまった。

次に向けての手応えを感じたという平手晃平選手

 予選13位のアンドレ・クート/DENSO DUNLOP SARD SC430は、1周目に12番手、12周目に11番手、23周目に10番手と着実な走りで周回を重ねて、ちょうどレース距離の半分となる27周目にピットイン。平手晃平選手にチェンジして、給油とタイヤ交換を行いコースへ復帰。接触などのアクシデントが多発したレースとなったが、平手晃平選手は最後まで攻めの走りを展開しながら、DENSO DUNLOP SARD SC430は10位でチェッカー。
「去年、一昨年に比べればよかったのですが、全体的なレベルからすれば、ちょっと足りませんでした。スタートでの出遅れがなければ、もう少し違う展開になったかもしれません。次は表彰台狙いで行きます」と菅野純博監督は振り返り、決意を語った。
「レースのロングランに関しては、他車とほぼ同じようなポテンシャルがあったのでバトルができました。次のSUGOは、昨年のレースでは、ボクたちは表彰台に乗っているので、この勢いに乗って、いい結果を出したいですね」と平手晃平選手は決意を語った。

真夏の戦いでのダンロップ勢の戦いに注目したい

 まさかの0周リタイアに終わったEpson HSV-010だが、次につながる一戦となった。
「レースでは、しぶとく行こうと思っていたのですが、駆動系のトラブルで、残念な結果となりました。今回は、よさげな作戦があったのですが、それを試すことはできませんでした。次回は頑張ります」中嶋 悟総監督。
「予選は、うまくいきませんでしたが、決勝に向けてのマシンバランスは手応えを感じていました。結局、マシントラブルで走り切れていませんが、方向性は見えています。SUGOは、ボクにとっては得意で好きなコースです。ハンデウエイトは軽いので、ここでは優勝争いに加わりたいと思っています」と道上 龍選手は次戦への決意を語った。
「今回、ボクは練習走行ではユーズドタイヤのバランスチェックに専念してテストを進めていました。決勝でも上位を狙える作戦を用意していたのでリタイアは残念。レースをできれば次に生かせるものが出てくるはずたったので悔しいですが、次はチャンスだと思っています」と中山友貴選手。
 今回、ダンロップ勢は、コンディションにアジャストできず、またトラブルもあり、厳しい戦いとなった。だが、第5戦SUGO(7月24~25日)、第6戦鈴鹿(8月21~22日)と、真夏のレースへ向けてのデータを得ることができた。SUGOのテストではHSV-010勢が好タイムをマークしていることもあり、真夏の戦いでのダンロップ勢の巻き返しに期待したい。





Global Race Category
Domestic Race Category
Motercycle
ニュルブルクリンク2014