BANDAI DUNLOP SC430が7位入賞 Epson NSXは4位走行中に接触でリタイア
 5月3~4日、富士スピードウェイを舞台に、2007年スーパーGTシリーズ第3戦が開催された。リニューアルオープン3年目を迎えた富士スピードウェイは、前半の高速セクションと、後半のテクニカルセクションが組み合わされた近代的なレーシングコースで、最終戦も富士スピードウェイを舞台に開催される。
 ダンロップタイヤ装着車は、GT500クラスがEpson NSXとBANDAI DUNLOP SC430。GT300クラスは、宝山DUNLOP Zが2台、クスコ DUNLOP スバルインプレッサ、LEYJUN DUNLOP MT900。今回、GT500はミディアムとハードを用意したが、2台ともにハードを選択。GT300は、マシンによって装着するタイヤがミディアムとハードに分かれた。

Epson NSX

 連休中の5月3日に行われた予選日は快晴。ロイック・デュバル選手とファビオ・カルボーン選手がドライブするEpson NSXは、開幕戦3位、第2戦4位と順調に成績を残し、第3戦はウエイトハンデ35kgで臨んだ。予選1回目でデュバル選手が7番手のタイムをマークしてスーパーラップに進出したが、順位キープとなる7番手グリッドからのスタート。

スタート

 開幕戦8位、第2戦9位のBANDAI DUNLOP SC430は、ウエイトハンデなし、性能引き上げ措置が適用され、リストリクター径ワンランクアップで第3戦に臨んだ。予選1回目はミスもあって12番手となり、スーパーラップ進出は果たせなかった。
 決勝当日も好天に恵まれ、54,800人の大観衆がレース観戦に訪れた。今回は500kmと、前2戦より200km長いレース距離で争われた。
 決勝レースは、ローリングラップ中にコース上でスピンしたマシンの影響でローリングラップが2周となり、1周減算の109周。
 好スタートを決めたロイック・デュバル/Epson NSXが、7番手から4番手にジャンプアップし、その後も安定した走行を続けた。だが、表彰台に手が届く4番手走行中の53周目に、不運にも他車と接触してしまいリタイア。その影響でレースは赤旗中断となった。

BANDAI DUNLOP SC430

 レースは、52周目の順位で、55周目に再スタートが切られた。ここで、予選12位から順調にポジションアップをして4番手につけていたピーター・ダンブレック選手のBANDAI DUNLOP SC430が他車と接触、10秒間のペナルティストップが課せられた。さらにルーティンのピットインも加わって9番手まで後退したが、その後は追い上げを見せて、7位フィニッシュを果たした。
「予選2回目で、いいセットを見つけられました。タイヤはレースでは終始いい感じでした。表彰台が見える所まで来ていたが、リスタートの1コーナーでペナルティをもらってしまい、結果はついてこなかったが、次につながるレースでした」とBANDAI DUNLOP SC430の服部尚貴選手は振り返った。


 今回のダンロップ勢は、表彰台をねらえるポジションにつけながらも、ともにアクシデントで逃してしまった。だが、光るパフォーマンスを見せているだけに、第4戦マレーシア・セパンサーキットでは、好結果を期待したい。





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ニュルブルクリンク2014