第2戦 4月12日(土)~13日(日) 岡山国際サーキット
予選8位のEpson NSXは、着実な走りで5位でゴール!
クスコDUNLOPスバルインプレッサは、3位表彰台を獲得!

Epson NSX

 4月12~13日、2008年スーパーGTシリーズ第2戦が開催された。舞台となる岡山国際サーキットは、ストップ&ゴーの低速コーナーが続き、それに2本のストレートが組み合わされたテクニカルサーキット。マシンとタイヤのマッチングが試されるコースでもある。
 ダンロップタイヤを装着するのは、GT500クラスは、第1戦で10位入賞のEpson NSXと、今季からダンロップユーザーとなったDENSO DUNLOP SARD SC430の2台。
 GT300クラスは、第1戦で6位入賞を飾ったAWDマシンのクスコDUNLOPスバルインプレッサ、ダンロップユーザーとして2年目を迎えて、着実な結果を残しつつある。
 岡山国際サーキットでは、開幕前に単独テストを行っており、鈴鹿サーキットでの第1戦、3月26~27日のGTAの公式テストを経て、タイヤの開発を進めていった。GT500はミディアムソフト、GT300はソフトというコンパウンドを装着して予選に臨んだ。

予選8番手32号車

【GT500】
 第1戦鈴鹿では10位入賞のEpson NSX。07年最終戦富士では勝利を飾っているが、今季のNSX勢は、特別性能調整で50kgのウエイトを搭載していることもあって、まだ昨年と同様なパフォーマンスを発揮するまでには至っていない。それでも、今季からチームに加入した平中克幸選手が、第1戦では決勝中のベストラップのトップ2をマークするなど、ポテンシャルの一端を見せている。チーム入りして3年目を迎えるロイック・デュバル選手も、高いパフォーマンスを発揮しているだけに、上位入賞も十分に期待できる。
 Epson NSXは、土曜日の予選1回目でロイック・デュバル選手が8位番手のタイムをマークしてスーパーラップに進出したが、タイムアップはならずに、ポジションキープの8位となった。テストでは、いい結果が出てはいたが、レースウィークを迎えて路面にラバーが載るに従い、タイヤと路面のマッチングが崩れてしまい、それを完璧にアジャストできずにタイムが伸びなかった。
 一方、高木虎之介選手とアンドレ・クート選手のDENSO DUNLOP SARD SC430は、アンドレ・クート選手がタイムアタックに臨んだが、ダンロップユーザーとなって2戦目でもあり、マシンとタイヤとの合わせ込みがベストではなく、予選15位という結果だった。

安定した走りで5位の32号車

 決勝当日は、朝から雲りとなり、レース中に雨も予想される微妙な天候となった。300km、82周で争われる決勝レースは、ロイック・デュバル/Epson NSXが、予選順位の8番手をキープしてオープニングラップを終えた。27周目に後続車にパスされて9番手となったが、29周目には前車をパスして8番手を挽回。レース中盤に各車が続々とルーティンのピットインを行ったことで、Epson NSXは41周目にトップに立った。48周目にピットインをして平中克幸選手に後退して5番手でコースに復帰。雨がパラついていたこともあり、スピンやアクシデントもなども発生したが、平中克幸/Epson NSXは安定した走りを披露して、52周目には4番手に浮上。だが、ラスト2周で後続車にパスされてしまい、惜しくも5位でチェッカーとなった。
「金曜日から完璧ではない中で、2人が粘ってうまくまとめてくれて、予選よりいいポジションで入賞できたというのは、いいことかな。一歩一歩上を狙っていきます」と中嶋悟監督

次戦富士に期待のかかる39号車

 予選15位のDENSO DUNLOP SARD SC430は、高木虎之介選手がスタートドライバーとなり、後半をA.クート選手が担当。40周目には13番手までポジションを上げたが、結局14位でチェッカーを受けた。
「事前テストでは悪くはなかったのですが、レースウィークになって、マッチングに苦労しました。難しいコンディションで荒れたレースでした。途中、予定外のピットインがあって、ポジションダウンしたのは残念ですが、次の富士に向けての貴重なデータが採れました」と語る飯田章監督。
 開幕2連戦で、各チームは、着実に結果を残し、データを蓄積している。第3戦の富士スピードウェイ(5月3~4日)は、今季初の500kmレースとなる。ダンロップ勢のさらなる活躍を期待したい。





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ニュルブルクリンク2014