第1戦 5月21日(土)~5月22日(日) 岡山国際サーキット
【GT300】

JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F458
ポールから激走、見事に連続2位入賞!

JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F458を先頭に決勝レースはスタート

 2年目のダンロップユーザーとしてGT300で戦う「JIMGAINER」(ジェイアイエムゲイナー)。昨年はFIA GT仕様の「JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430」で参戦、ベテラン田中哲也選手と平中克幸選手をドライバーに、第1戦鈴鹿は予選2位、第4戦マレーシアではポールを獲得するなど速さ見せた。ドライバー交代がないスプリント戦として開催された11月の特別戦では、2人がそれぞれ100km(22周)レースで優勝。今季はFIA GT耐久仕様のフェラーリF458 GTCを新投入し、「JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458」として参戦。
 マシンは、今季初戦となった富士スピードウェイでのレースウィークに入って、ようやく日本に到着。金曜日の習熟走行が日本初走行となったが、トラブルもなく順調に走行を続けて、初戦で2位入賞を果たした。フェラーリF458 GTCは、本来は高いポテンシャルを持っているマシンだが、マシンの性能調整で50kgのウエイトが搭載され、エンジンの吸気制限も厳しくされているために、FIA GT仕様の特徴であるストレートスピードは、F430に比べて伸びていない。だが広く設定されたタイヤ幅のためにコーナリング性能は向上しているという。今季はレース距離が短いレースが増えているため、JAF GT仕様比べて給油の流量制限が厳しいFIA GT仕様では、コース上で速く走り、しかもタイヤ無交換作戦などで、ピット作業を短縮することが、上位でチェッカーを受けるためのポイントとなる。

左から平中克幸選手、福田洋介エンジニア、田中哲也選手

 今季初戦の富士スピードウェイでは、ウエットで高いパフォーマンスを見せて2位入賞を決めたが、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458にとっては、ドライを走り込むのは今回のレースウィークが初めてとなる。そのために、金曜日の習熟走行と土曜日の公式練習は、ドライでのセッティングに終始した。習熟走行は14番手、公式練習では11番手というポジションだったが、ノックアウト方式の予選に向けて、着実に準備は進んでいた。
 土曜日の予選Q1では、平中克幸選手が7番手をマークしてQ2への進出を決めた。Q2、Q3、決勝のスタートまでは1セットのタイヤしか使えないため、タイヤチョイスと、予選でのタイヤの使い方も重要なポイントとなる。Q2でも平中克幸選手がアタックして2番手となりQ1へ進出。Q1では田中哲也選手が、ラスト1周で1分33秒264のベストタイムを叩き出し、66号車のタイムを0.116秒更新して、見事に今季初ポールポジションを獲得。チームにとっては、昨年の第4戦マレーシア以来のポール獲得となった。
「今季、フェラーリF458 GTCになり、金曜の走行もあってドライで走り込めて、タイヤ開発とマシンのセットアップが少しずつ向上しました。でもポールを獲れるなんて、Q3まで思っていませんでした。長いドライバー生活で、これほど手応えなくポールが獲れたのは初めてです。チャンピオンを目指すために、取りこぼしなくレースをしたいと思っています」と田中哲也選手。

JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F458

 午後2時4分に68周の決勝レースのローリングスタートが切られた。ポールポジションのJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458は、田中哲也選手がスタートドライバーとして好調なペースで周回を重ねてレースをリード。序盤から予選2位の66号車とのバトルが展開された。猛追する66号車は 21周目にピットイン。28周目にJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458がピットインして平中克幸選手に交代。上位チームはタイヤ4本交換であったため、4本交換でコースに復帰した。
 アウトラップの平中克幸選手の背後には先にピット作業を終えた66号車が迫り、そのまま抜かれて2番手に後退。先行する66号車だったが他車との接触で後退し、再び平中克幸選手がトップに浮上。だが、ラスト5周で再逆転され、平中克幸選手のJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458は、最終ラップにはガス欠状態となってペースダウン、2番手でチェッカーを受け、開幕で2戦連続の2位入賞を飾った。

表彰台で声援に応える平中克幸選手と田中哲也選手

「初めてのドライでのレースでしたが、この前のウエットに続いてドライのタイヤも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。ウエイトをリミットまで詰めるように頑張りたいです。今年は、いい成績を期待できると思います」と山本俊茂監督はコメント。
「最後はガス欠症状となりましたが、66号車と競っていたので、ガソリンの給油量を攻めて、レースでもプッシュした結果です。攻めた時の燃費のデータなど、戦うためのデータを得ることができ、パフォーマンスも確認できました。2位でしたが得られたものは大きかったです。まだ伸びしろもあるので今後が楽しみ。ある程度ウエイトが載ると速さで勝つのは難しいので、取りこぼさないようにすることが重要です」と福田洋介エンジニア。
「30kgのハンデウエイトは効いていますね。金曜の走り出しの印象からすれば上出来です。タイヤは4本交換でいきました。今回はタイヤのポテンシャルが高かったのが勝因ですね。セパンではさらに30kgプラスのウエイトが効いて厳しいレースになると思います。でも、GT300唯一のダンロップユーザーなので、それが武器になるでしょう。路面とのマッチングが決まれば、チャンスはあります。ポイントは獲れるときに大きく獲って、さらに取りこぼしがないように着実にいきたいですね」と決意を語る田中哲也選手。
「終盤はガス欠症状が出て、最終ラップはスローダウンして、チェッカー後はバックストレートエンドのヘアピンでガス欠で止まりました。ドライで走るのが初めてで、燃費データがない状態で走っていたので、そういった意味では最善のことができたと思います。1ポイントでも獲れるように、チーム一丸となって戦っていきたいです。」と平中克幸選手。
 ダンロップタイヤと最新マシンのフェラーリF458 GTCは、初戦から好パフォーマンスを発揮して2連続2位入賞を達成し、ポイントランキングでもトップに浮上した。好調の波に乗る「JIMGAINER」は、第3戦(6月18~19日)マレーシア・セパンサーキットでは、どんなレースを見せてくれるのか。田中哲也選手と平中克幸選手の活躍に注目したい。





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ニュルブルクリンク2014