【GT300】
クスコDUNLOPスバルインプレッサ
予選8位から確実な走りで6位入賞を果たす!

今年から加入した佐々木選手      .

 唯一のシンメトリカルAWDマシンとしてスーパーGTに参戦するクスコDUNLOPスバルインプレッサ。ダンロップユーザーとして2年目を迎えた今年は、勝利を目指してチーム体制が強化された。ドライバーは、3年連続でGT300チャンピオンを獲得して、昨年チームに加入した山野哲也選手。そして05年に山野哲也選手のチームメイトとしてチャンピオンを獲得した佐々木孝太選手が新たに加入。
「昨年はフェアレディZでダンロップとともに戦いましたが、今年はインプレッサで山野哲也選手とともに勝利するために移籍しました」と佐々木孝太選手は今季の決意を語った。

AWDマシンインプレッサ

 予選前日の金曜日、ウエットとなった2回の公式練習走行では、AWDの強みを発揮したクスコDUNLOPスバルインプレッサは、ともにトップタイムをマーク。そして翌日の予選1回目は8番手をマークしてスーパーラップに進出、予選8位のグリッドを決めた。
 決勝当日、朝のフリー走行では、クスコDUNLOPスバルインプレッサはクラス4番手のタイムを出し、決勝レースでの活躍を期待させる順調な仕上がりだった。
 決勝レースでは、山野哲也選手がスタートから8番手をキープして周回を重ね、5周目には7番手に浮上。佐々木孝太選手にドライバー交代後、各車がルーティンのピットインを終えた時点で6番手に浮上。燃料系のトラブルが発生していたため、さらなるペースアップはできない状況となり、そのままポジションキープとなる6位でチェッカーを受けた。

チーム体制も一新し今シーズンに臨む

「今年は確実に結果を出そうということで、チーム体制を一新しました。雨の中ではトップタイムを出すなど、AWDならではのパフォーマンスも発揮できました。レースでも他チームが徐々にペースを落とす中、最初から最後まで安定したタイムを刻むことができました。序盤戦は07年モデルの改良型で戦い、新車の投入は第3戦を目標にしていますが、遅れて第4戦になるかもしれません。クルマの完成度は、日々高まっているので、これからも楽しみにしていてください」と大溝敏夫監督は力強くコメント。
「クルマは、かなり改良が進んで、速さではライバルに追い付き、4~5番手争いはできる状態になってきました。さらにマシンを詰めてシリーズ上位に絡めるようにしたいですね。今回は、グリップ力が維持できる構造のタイヤをチョイスしましたが、期待どおりのパフォーマンスを発揮してくれました。次の岡山は、クルマ的には厳しい部分もあるのですが、さらに回頭性を高めるセッティングにして頑張りたい」と山野哲也選手は語った。
 インプレッサの進化とともに、さらなるダンロップタイヤの快進撃に期待したい。





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ニュルブルクリンク2014