【GT300】
着実な走りの宝山 DUNLOP Z 47号車は7位でポイント獲得
クスコ DUNLOP スバルインプレッサは11位完走を果たす!

セッション3に進出した46号車

 午後に1セッション行われた金曜日の練習走行は、宝山DUNLOP Zの46号車が11番手、宝山DUNLOP Zの47号車は13番手、2台は10kgのハンデウエイトを積んで第7戦を迎えた。荒れたコンディションで強さを発揮するAWDのクスコ DUNLOP スバルインプレッサは17位、LEYJUN DUNLOP MT900は21位で練習走行を終えた
 ノックダウン方式による土曜日の予選2回目、セッション1では、LEYJUN DUNLOP MT900が21位となり、上位20台が進出するセッション2へは進めずに予選21位が確定。セッション2ではクスコ DUNLOP スバルインプレッサが13番手、宝山DUNLOP Zの47号車が14番手となり、上位10台に権利があるセッション3への進出はならなかった。そして、セッション3に進出した佐々木孝太選手がドライブする宝山DUNLOP Zの46号車は、9番手のタイムをマークして、ダンロップ勢最上位の9番手グリットを獲得。

5連続入賞の安定した走りをする47号車

 レースは、予選9位の宝山DUNLOP Zの46号車は横溝直輝選手から佐々木孝太選手、予選14位の47号車は密山祥吾選手から脇阪薫一選手と、順調にバトンタッチ。各車がピットインを終えて、46号車の佐々木孝太選手は8番手、47号車の脇阪薫一選手は10番手と着実にポジションをアップしていた。だが、42周目に46号車の佐々木孝太選手に駆動系のトラブルが発生してピットイン、そのままリタイアとなってしまった。47号車の脇阪薫一選手は、7番手まで順位を上げて、さらに前車を追走したが、クラス7位でチェッカーとなった。
「クルマと自分自身がすごくマッチしていて、ペースが上げられる要素はあったのですが、ストレートスピードが伸びなくて19号車に詰まりました。19号車とバトルをしている間にフロントタイヤを痛めつけてしまい、中盤と後半は酷いアンダーステアと格闘しながらのレースになりました。でも、タイヤはよかったので、もっとセッティングを詰めていけば、まだまだ上へ上がれる要素があるので、次は予選から速さを発揮できるようにしたい」と5戦連続入賞、7位でチェッカーを受けた宝山DUNLOP Zの47号車の密山祥吾選手は決意を語った。
「今回はパターンを替えて横溝のスタートで、確実に戻ってきて、ボクが順位をアップする予定でした。前のクルマより1秒以上速かったし、追いつける自信はあったんですけど、駆動系のトラブルが発生してリタイアとなりました」とレースを振り返る佐々木孝太選手。

ノートラブルで11位完走の77号車

 予選21位のLEYJUN DUNLOP MT900は、スタートドライバーの田中勝喜選手から筒井克彦選手につなぎ、クラストップから3周遅れとなったが15位で完走。
 また、クスコ DUNLOP スバルインプレッサは、ノートラブルで11位完走を果たした。
「インプレッサはまだ発展途上中ですが、今回は久しぶりに完走できたので、クルマの強固さ、というか頑丈さは出来上がりつつあるが、セットアップが間に合わなくて、タイヤをちゃんとうまく使える状態まで至らなかった。次回は、さらにセットアップを煮詰めてタイヤに優しいクルマを造って、トータルのラップタイムを短くすることで順位を上げたい」と山野哲也選手。
「オートポリスは、インプレッサは後半のセクションは得意とするところなので、いい結果が出せるのではないかと思っています。AWDは、ほかのクルマが辛くなればなるだけ、AWDの良さが出て来ますので、残り2選で確実に結果を残していきたい」と大溝敏夫チーム監督。
 次戦は荒れた展開となることの多いオートポリス。ダンロップ勢のさらなる飛躍に期待したい。





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ニュルブルクリンク2014